く☆見てもろておおきに〜まいどおなじみの観劇メモでおます
☆芝居は勿論、ショーもいい。もっともっと見て欲しい劇団。
☆この劇団でしか見れないオールメンバーの生バンド演奏、イリュージョンショーとめずらしい外題の数数。
☆公演実績は全国区。大衆演劇ファン必見!
☆ 本日は紅梅祭、餅まき
【劇団スケジュール】
・未定
【劇場スケジュール】
・02月 劇団紫吹
・03月 劇団都
☆メンバー
座長 花柳願竜
若座長 花柳竜乃
花形 二代目 香賀峰子
花柳さつき
若頭 あつし
潤平
*
他
【ゲスト出演】
三ツ矢劇団 三ツ矢春馬
☆顔見せミニショー
・ラストは「関東春雨傘」
☆芝居「銀のかんざし」
・松竹新喜劇の定番 花柳劇団の新作
▩配役▩
花柳さつき‥おかつ
花柳竜乃‥清之助
香賀峰子‥髪結い梳き子 おみつ
三ツ矢春馬‥
潤平‥客の石井
あつし‥家主の本田&梳き子のおさよ
花柳願竜‥おみつの兄・土田
ほか
▩あらすじ▩
渋谷天外(館直志)原作。松竹新喜劇。
清之助‥花柳竜乃
おかつ‥花柳さつき
髪結のおかつの亭主、清之助は腕の立つ大工だが、今では「髪結の亭主」の典型のような男。働かずにおかつに食べさせてもらっている。
井戸から探していた簪が見つかった場面から。
街の人たちはおかつのあまりの清之助への偏執、独占欲に辟易している。
井戸から見つかった銀のかんざしをおかつに渡す清之助。礼を言いに行くという清之助をやっかみから差止めるおかつ。髪結いが男に惚れると駄目になると客になじられる有様。
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髪結いの店の場。
二人の絶妙な芝居。おかつ&清之助。
おかつの髪結床も最近はめっきり客が減っている。というのも、おかつが本業そっちのけで清之助にかかりっきりなためだ。この日も客をそっちのけで亭主の機嫌をとるおかつ。
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家主がおさよの兄貴を連れてきた。
二人を引き裂く魂胆だ。
客が減ったため、給金も払ってもらっていないという。それを聞いて驚く清之助。おかつもしぶしぶそれを認める。家主の本田は一計を案じていた。
清之助を元の棟梁・大松組のところでふたたび働かせ、さらには彼を母のもとに戻すというもの。もちろん清之助とおかつにはそれを隠し、表向きは二人が一ヶ月だけ離れて暮らすことを「提案」。清之助は土田のところで働くということにしておく。おかつも折れる。
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清之助はそういう「企み」を知らずにおかつと別れ、土田のところに行く。というのは表向き。実際は元の棟梁のところに戻る。棟梁は清之助がおかつと一緒になるのに反対だったので、おかつが無理に清之助を辞めさせたのだった。
・一月の歳月ながれ‥
減っていた客も戻ってきて、おかつの髪結床は繁盛している。あれから一ヶ月経ち、清之助が戻ってくるのを楽しみにしているおかつ。
ところが実際には清之助が元の棟梁のところで働いているという情報を、豆腐屋が漏らす。そんなはずはないと打ち消すおかつだが、心配になる。彼女が出かけたところに梳き子のおさよがもどってきて、もう一人の梳き子、おみつに、兄と家主との共謀を打ち明ける。
それのみならず、家主が清之助を別の女と結婚させようとしていると伝える。おかつの狂暴な怒りを怖れた二人、逃げ出そうとしたところにおかつが戻る。
問いつめられて、おさよは兄たちの「共謀」、そして清之助に縁談が持ち上がっていると白状。それを聞いたおかつ、一升瓶にどんぶりでやけ酒をあおる。
*この酔いつぶれるやけっぱちのおかつを素晴らしい演技で‥花柳さつきの真博の芝居だ!
酔った勢いで剃刀を持ち出し、土田のところへと飛び出して行く。
〇そこへ家主の本田と清之助が戻って来る。おかつが剃刀を持ち出して「なぐりこみ」をかけたと聞かされた清之助。本田に抗議する。そこまで深く深く惚れられた男の冥利を説く。
おかつが土田たちに連れ戻される。
ここからが最大の見せ場。
二階にあった丑の刻参りの藁人形。それを見た清之助。愛しくなったと‥
酔いつぶれたおかつに向かって、清之助は「おまえだけがわしの女房や」と告白をする。その清之助にすがって大泣きするおかつ。ここでの二人の演技と迫力は絶賛だ!
幕。
☆舞台口上 若座長・花柳竜乃
・前売り券販売
・イベント紹介
☆舞踊ショー
・オープニング
・ラストショー 島田のブンブン
【画像】
花柳願竜の細かい芝居づくりには唸らせるものがある劇団だ。長年積み上げた労苦が光っている・紀州屋良五郎