紀州屋良五郎の大衆演劇・上方芸能 通信

大衆演劇については全国の劇場や公演場所に出かけ、その地での公演の所感・演出効果・劇団の印象を綴ります。さらに大道芸や上方落語、講談、音頭、漫才、見世物、大道芸、放浪芸、映画評についても思いつくままに書き留めてまいります。 末永くのおつきあいをよろしくお願いいたします。

▩ 第82回  新世紀落語の会 ビジネスプラザ大阪 2019.12.18

〇まいどおおきに〜上方芸能メモでおます

〇「新世紀落語の会」シリーズ、創作落語の会はひさしぶりだ。

〇本日の出演はプログラムを参照してください

 

 

☆ 桂三実  「官能コロッケ」

(作・桂三実)

・コロッケ屋さんにNHKの取材カメラが入るはなし。実験的な素材、放送コードなどを話題に。

 

☆ 笑福亭呂好  「¥の縁」

(作・くまざわあかね)

・アットホームなつかみ。さすがの「くまざわあかね」作品。お札になった人物が繰り広げる着想がとても面白い。レアな2000円札(紫式部)やら明治時代の紙幣まで登場し、話は佳境に。長屋の寄合酒風の雰囲気が何ともいえない。

 

☆ 南天  「めがね」 

(作・桂南天)

・めがねでかっこよく見せたいと悩む男のはなし。いろんな役者が登場、男は鶴橋あたりのめがね個人商店であれこれ品物を物色するが‥

かけたら虫になるめがねの仕草が楽しい。

 

仲入り

 

☆ 笑福亭笑助  「獅子の子」

(作・小堀裕之)

笑福亭笑瓶の一番弟子で、最近まで山形県の吉本プロジェクトで活躍。昨年、大阪に戻った。八尾市出身。

・経営に行き詰まった動物園の飼育係のはなし。

・とにかく面白いネタ。吉本新喜劇風。

・思わず朝丸時代の動物いじめを連想した。

・小気味よいオチに酔う。

 

☆ 桂あやめ  リアルゴールドな黄昏に」

(作・桂あやめ)

・今流行のおっさんずラブの落語版

・上方女性落語家の先駆者、桂あやめさんの創作落語。神戸・喜楽館でも年末まで「姉様キングス」が連日トリを務める。今年、早くも結成20周年を

迎えた。

 

料金

2500

 

 落語から20年離れてまた戻ってきた上方芸能の旅人・紀州屋良五郎