紀州屋良五郎の大衆演劇・上方芸能 通信

大衆演劇については全国の劇場や公演場所に出かけ、その地での公演の所感・演出効果・劇団の印象を綴ります。さらに大道芸や上方落語、講談、音頭、漫才、見世物、大道芸、放浪芸、映画評についても思いつくままに書き留めてまいります。 末永くのおつきあいをよろしくお願いいたします。

▩ 大衆演劇・これからのショーを考えてみる

〇 まず今まで見てきたものを列挙してみると以下のようになる

 

 

生バンドショー   花柳願竜劇団

ラストステージ  生バンドショー

・どうにも止まらない

浪花節だよ人生は  歌入り

二輪草

・大阪ラプソディ

・パイプライン~ダイヤモンドヘッド

 

アコーディオン‥花柳さつき

ギター‥座長・花柳願竜

ギター‥あつし

ギター‥香賀峰子

ドラム‥花柳竜乃

 

*素晴らしい演奏

 

※見応えある舞踊ショーを毎回、演出展開‼

 

【画像】記事は2018年

南座・初乗りにもかかわらず磁石のように客を吸い寄せる力がある花柳願竜劇団・紀州屋良五郎

 

その他の劇団ショーのあれこれ

三味線ショー   浅井&逢春座ほか

太鼓ショー   浪花劇団ほか

ドラムショー    近江飛龍劇団

芝居仕立てのショー   市川富美雄一座

マジックショー   劇団菊太郎

コント・漫才   剣戟はる駒座、賀美座ほか

本水を使った芝居  たつみ演劇BOX、近江飛龍劇団、劇団花吹雪、桐龍座、都若丸劇団ほか

四谷怪談  燈籠抜け・宙づり・戸板返し  劇団源之丞、劇団悠

 

 

各種コラボ

・歌手とのコラボ    劇団雪月花ほか

・お客様のカラオケで踊る   劇団都ほか

・神楽団とのコラボ    長谷川劇団ほか

シャンソン歌手とのコラボ  劇団源之丞

・落語家とのコラボ   満劇団

    桂団朝さんと座員

・プロレスラーとのコラボ  劇団源之丞

・多彩なゲスト

プロ歌手、三線奏者、津軽三味線奏者、浪曲

コメディアン、ものまね、タレント、舞踊家、マジシャン、落語家、殺陣集団、等など。

 

抽選会   新生劇団春ほか多数

舞台化粧、着付けショー   劇団九州男ほか

天地ショー   宝海劇団ほか

本格的古典舞踊、長唄   市川富美雄一座

 

節劇 市川ひと丸劇団

朗読劇 夢千代日記 剣戟はる駒座(晃大洋)

オリジナル舞踊  一本足踊り  鹿島劇団

中国・変面ショー 、ブラックショー

  劇団寿ほか

電飾ショー   劇団あやめほか

巨大大道具を使ったショー

・大江戸バスター   劇団あやめ

宝塚風ダンス   花柳願竜劇団

ダンス・マイケルジャクソン  スリラー   劇団錦

 

古典舞踊 藤娘   市川富美雄一座 市川加賀女

ヤットン節   玄海竜二一座 玄海竜二

目隠し舞踊   玄海竜二一座 沢村菊之助

一本足踊り  鹿島劇団 三代目鹿島順一(故人)

阿波踊り 劇団雪月花 (酔丞連・桜川明音)

 

💢やれたらいいなと思うショー

 

①かつて寄席の芸能、座敷芸としてされていたものを復活

活弁‥無声劇と語り

③水芸‥衰退した芸の復活

④連鎖劇‥映画と芝居のリミックス

 

以下具体的に

かっぽれ  住吉おどり、江戸芸

 

 


安来節‥かつて安来節で興行した一座があった

吉本興業安来節をすべての興業の柱にした時があった

スライド紙芝居  

劇団若菜の若菜鈴之助座長が股旅紙芝居としてYouTube発信されている

こんなのを舞台で上映し芝居と混合して演じてもおもしろい

 

後ろ面‥後ろ向きでおどる



 

因州因幡

 

阿呆陀羅経‥木魚を使った風刺



門付け芸としての獅子舞



 

:劇団雪月花がやれぱ劇団の目玉になるだろう

海外でウオーターマジックといわれる

「滝の白糸 水芸」の画像検索結果


浄瑠璃・新内

 

それ以外の企画素案

怪談特集「牡丹灯籠」「真景累ヶ淵」「鍋島騒動」「四谷怪談」「犬鳴伝説」

怪談師とのコラボ 幽霊大会 劇場全体を使った怪談企画、新作怪談

実は怪談話、芝居を本格的にやっている劇団は現在ではなぜか極少数、これに特化すれば全国の大衆演劇ファンもきっと魅了させるだろう。

 

なぜ私が滅びゆく芸能の復活が大衆演劇のエポックになるかと考えると伝統諸芸能の復活を劇団のひとつの柱に据えることにより業界の地位向上をはかり日本の芸能の中で不動の芸継承者の立場を築いてほしいと願うからであり、それができる可能性があるのは大衆演劇にほかならないと思うからである。

 

歌舞伎は本来、かぶき者の芸能だ。よって本来、型にはまらない奇抜性が目玉であったはずなのに今や活力は失せている。私は歌舞伎より時代の先取りができるのは小回りが利く大衆演劇の世界だと思っている。はっきり言わせてもらえば歌舞伎に追随するのは大衆演劇の敗者の道だ。

 

ブームを追いかけるのではなく独自の芸能に磨きをかけることが必要ではないか

 

劇団の柱づくりは真似ではなくオリジナルにこだわることだ。芝居もショーもだ。それがある劇団はつよい。

それには同じ芝居のジャンルより、縦えば落語・講談・浪曲文楽・舞踏などに見聞を広げるときっとあらたな発見がある。

その意味で私は時折、講談・落語・大道芸などをブログに書いていることにご理解を頂きたい。

 

大衆演劇は役者の芸へのプライドできまる。大阪の真の檜舞台は新歌舞伎座ではなく大阪松竹座だ。

未だここで興業した大衆演劇の劇団はない。

私は大阪松竹座南座祇園の歌舞練場で興業を打てたときが大衆演劇の夜明けだと思っている。

 

 

紀州屋良五郎