〇まいどおおきに〜映画メモでおます
〇関西のお笑い芸人がたくさん出演。中でも出色の出来栄えは友近だ。
この人の演技はひときわ光る。
〇 堺を中心にロケしたわりに感じられないのは町の個性がないからか
〇 全般的には喜劇なのだがいま一歩笑いは不発だ。
茶器の鑑定を素材にした詐欺師のせめぎあいがだいたいの筋立てだが素材の硬さ、取っつきにくさが喜劇になかなか馴染まない。
はっきりいえば、前作も含めてうすい中身だ。
ラスト近く、賄賂を渡して偽刑事を丸め込む等は余りに不自然すぎる。
演技力ある役者だからもっているが脚本は頂けない。
まさか、映画にも詐欺師の粉がかけられているのか。
前宣伝からするとまさに観客を煙に巻く『嘘八百』の映画だ。
タイトルどおりきっちり勘定があう。
騙されて、やりおったなと余韻が残るか、狐につままれた不発感で終わるかは人によるのだろう。
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