まいどおおきに〜思いつき企画メモでおます
大衆演劇はCMから役者を売り出すという戦略はとれないものなんでしょうかね。
大衆演劇の世界には素晴らしい役者さん、女優さんがいることすら一部のファンしか知らないのが残念です。それは、ほとんどメディアが目を向けない小さな小屋の中の出来事だからです。
仮に全国座長大会を大阪・松竹座でやってもマニアックな興行をやってるなとしか世間の目には映りません。大衆演劇に確かなマーケティングとイメージ戦略がないとむつかしいお話です。これは、興業社をはじめとして親睦団体、演劇協会の取り組みによるところが大です。さらに大手プロダクションと大衆演劇界という大きなハードルがあるでしょう。
日本のイベントや宣伝の大抵は吉本・ナベプロ・ジャニーズ事務所・ホリプロ+電通、エイベックス+アクセンチュア+電通のタッグです。
大衆演劇がそこの一角に進出することだけがいいとは言いません。
しかし、そういう人も出てくることが大事だと思うのです。大衆演劇が注目を集めたことについて
過去の例では映画、ドラマ、ドキュメンタリー特番、または紅白歌合戦出場→メディアが注目というパターンでした。でもそれだけでは淋しじゃありませんか。
全国に700人以上いる個性的で光る役者さんが世間に知られていないのです。
都若丸さん、大川良太郎さん、恋川純弥さん、三河家諒さんといっても大衆演劇を知らない人にはそれは誰ですかという現実があるのです。メディア格差の現実です。
はっきりいってテレビタレント、吉本芸人やその辺の舞台人やTVタレントよりも遥かに実力がある方々がたくさんおられるのが大衆演劇の世界と思うので残念です。
集客を考える前に……
これからは若い人の料金を考えてみることも必要でしょう。
世間ではU25企画だ。25才以下を掴むには‥と模索しています。
子育てママを対象に「ホットママシネマ」を打ち出しているシネマもあります。
大衆演劇の場合
中学校以下無料にしてもさして損はないだろうと思います(その効果は棚上げして)。
たくさんの劇場に行きましたが高校生位の人を見るのは1/100の確立です。
まさに、大阪でパンダを探すぐらい位レアです(パンダ日本一の県は和歌山県です)。
ところが舞台には少年、少女役者がたくさんいます。
ではその年代のお客様がいないのはなぜでしょう。
次の世代を狙うには大胆な取り組みが必要なんですね。舞台内容は少しおいて置き、料金ですが、それが未だに大人、子供、年寄しか区分がないのはおかしくないでしょうか。
劇団なら中高生がきたら青少年無料券を気前よくサービスするぐらいやって欲しいところです。
カネはないが未来のファンになってくれる人に幸せの種をまける劇団さんはいませんか?
ただ、最初の一歩、関心を持ってもらう動機づけ、これは少々むつかしのですが考えはあります。
それは有料です。(**ウソでっせ**)
▲上記の料金ですが中高生半額、小学生はなんと4分の一です。
こどもを連れて行きやすい工夫がありますね。これはあくまで一例です。
一部の落語会では25歳までのお得な割引やキャンペーンをやってます。
そのほか演劇、舞台の鑑賞が半額に割引。U-25チケット等があるようです。
美術館の入園料の割引等も下記のような感じです。
24歳以下の学生様対象というものが多い中、水戸芸術館では25歳以下を対象に割引をしてありました。
ルーブル美術館など、フランスの美術館では、U-25など、若者への割引をしているところが多いようです。
大衆演劇も年齢層別 若い人の入場料金を抜本的に見直すときが来ているようです。
内容面でいいますと下記のような外に開いたイベント等も大衆演劇に目を向けてもらうきっかけにはなるでしょう。
今年の今宮戎(宝恵駕籠)にはたつみ演劇BOXが出演しました
下記のイベントは山根演芸社さんの企画+田部井教育財団でかなり反響があったようです。 日ごろ大衆演劇に足を運んだことのないオペラ、クラシックファンが初めて鑑賞されました。
最後に、若い人の関心はどこにあるのでしょうか? いるところにはいる一例として…… 大阪・難波の吉本漫才劇場(NGKなんばグランド花月の向かい側にある。キャパ300人・元ワッハ上方ホール)にはたくさんの中高生が詰めかけ、毎日入場するのに行列が出来ていることを補足しておきます。 介護施設の慰問公演もええけど、たまにはお年寄りから離れ、小学校に出前・旅芝居、舞踊ショー公演ができたらいいね このような話はまた機会があれば続けたいと思います 紀州屋良五郎博多どんたく港まつりには都若丸さんが出演して話題を集めました