紀州屋良五郎の大衆演劇・上方芸能 通信

大衆演劇については全国の劇場や公演場所に出かけ、その地での公演の所感・演出効果・劇団の印象を綴ります。さらに大道芸や上方落語、講談、音頭、漫才、見世物、大道芸、放浪芸、映画評についても思いつくままに書き留めてまいります。 末永くのおつきあいをよろしくお願いいたします。

▩ 映画『三島由紀夫 VS 東大全共闘 50年目の真実』を見た

○ まいどおおきに映画メモでおます~

○ 1970年の実話再現という話題の映画を見た。

○ 三島の冒頭10分のスピーチは力がある

○ 言葉に力があった時代の最期をみた。

〇 それにしてもこの映画どんな人が見るのだろうか、私は少し同じ時代の空気を吸ったので断片的に記憶が辿れるし、小難しい書物にまみれた思いがよぎる。

〇 三島と全共闘の共通点があるとすれば反知性主義であり、反米帝国としてのナショナリズムだ。

〇 日本にも学生が社会変革勢力とみなされ恐れられた時代があったが今はイヌかネコになった。

〇 革命は最高級の詩とは魅せられる言葉だ。

〇 この映画の論争で私的に一番面白いと思ったのは三島と全共闘の「天皇論」だ。

〇 ほんとうに生きることに真剣で純粋な時代があったことを再び焼付けたい。

〇 これからの日本にも反米・ナショナリズムが勃興する予感があるしそれが今の日本に一番フィットする。

その意味において「自分の中の天皇」の意味を問いたい。

三島由紀夫 VS 東大全共闘 50年目の真実 予告編
 
以下MOVIXサイトからの引用
STORY

1969年5月13日、三島由紀夫は、大学の不正運営などに反対した学生によって始まった学生運動の中でも武闘派といわれた東大全共闘の討論会に、警視庁からの警護の申し出を断り単身で乗り込んだ。およそ1,000人の学生が集まった教室で、2時間半に及ぶ熱い討論を交わす。

キャスト

三島由紀夫、芥正彦、木村修、橋爪大三郎、篠原裕、宮澤章友、原昭弘、椎根和、清水寛、小川邦雄、平野啓一郎内田樹小熊英二瀬戸内寂聴

スタッフ

監督:豊島圭介
企画プロデュース:平野隆
プロデューサー:竹内明、刀根鉄太
音楽:遠藤浩二
ナビゲーター:東出昌大

上映時間
108分
 
映画は人生を考えるための教科書・紀州屋良五郎