〇 まいどおおきに映画メモでおます~
〇 客は180席で3人、贅沢な映画鑑賞。
〇 最終日でとても見たい映画だ。まあ、この御時世で時間も早い(午前10時)から無理もない。
〇福島生業(なりわい)訴訟を追うルポ
〇辺野古への基地移転の内幕を語る。迫力ある大田元知事が語る日米軍事密約
〇香港の民主化学生闘争で銃弾に倒れる学生
〇福島の現実、被災者同士がわだかまりをもつ分断と不合理
〇入管収容所から叫ぶ難民の人たち などなど
所感
寄り添うように福島原発事故の被害救済を求める裁判。そして、権威と権力に「自粛」という名の忖度をして大勢に阿る人たちがいる。民主主義の国なら等しくよりよく生きる権利がある。ものを言う、時に大きな声でものを言う、そうしないと大きな波に飲み込まれてしまう。そんなことを感じさせてくれる気分になる作品だ。自分の目で耳で必要な情報を集め生きることが今ほど大切な時はない。おそれてもいいが知恵と心は武装しなければならない。政治とメディアを鵜呑みすると危やうい。納得して毎日を過ごしたい。
弱いもの小さきものハンディをもつものが安心して暮らせる日本になる願いは捨てない。
○ 以下第七芸術劇場サイトからの引用
2020年/日本/105分/太秦 配給
監督・撮影・編集・ナレーション堀潤
香港。ガザ。シリア。福島。沖縄。朝鮮半島。 ジャーナリスト堀 潤が5年の歳月をかけて追った、 2020年、今こそ見なくてはいけない「分断」された世界 2013年、初の監督作品であるドキュメンタリー映画『変身 - Metamorphosis』で、2011年3月の東京電力福島第一原子力発電所事故の歪んだ実態と、その現実に果敢に立ち向かう人々の姿を克明に描いた堀 潤。より機動的で自由な報道活動の場を求めて、2013年4月にNHKを退局し、フリージャーナリストとして独立した。フリー転身後も現場の人々の「生の声」を少しでも多くの人々に伝え、届けるため、日帰りの海外取材も厭わず、日々精力的に活動を続けている。その活動の場は、テレビ、雑誌、ラジオなどにとどまらず、自らが立ち上げた市民投稿型ニュースサイト「8bitNews」や、インターネットテレビ、SNSなど多岐にわたる。 そんな生粋の報道人、堀 潤が、あらゆる現場で共通に感じる“あること”。それは、“分断”の深まりである。堀が真摯に追いかけ続けてきた、東京電力福島第一原子力発電所事故後の現場をはじめとして、シリア、パレスチナ、朝鮮半島、香港、沖縄など、国内外の様々な社会課題の現場で生まれ、深まっていく“分断”。それはやがて、人々の心に癒しがたい猜疑と恐怖を生み、またたくまに差別や排斥を叫ぶ動きへと加速していく。そして、その結果深い痛みを負った、多くの罪なき人々の悲痛な訴えすら、その分断のために残酷な忘却と冷たい無関心にさらされるのである。なぜ、“分断”が生まれるのか?私たちは“誰”に分断されているのか?そして“誰”が人々に沈黙を強いるのか…?堀 潤は語る。「わたしには、どうしても許してはいけないと感じるものがある。それは“分断”だ」と。