紀州屋良五郎の大衆演劇・上方芸能 通信 はてな版

大衆演劇については全国の劇場や公演場所に出かけ、その地での公演の所感・演出効果・劇団の印象を綴ります。さらに大道芸や上方落語、講談、音頭、漫才、見世物、大道芸、放浪芸、映画評についても思いつくままに書き留めてまいります。 末永くのおつきあいをよろしくお願いいたします。

▩ ミニシアターが取り組む仮設映画館 シアター上映映画を動画配信 入場料金が映画館支える

想田和弘の監督最新作「精神0」が、Webサイト“仮設の映画館”でデジタル配信される。 

 

5月2日公開予定だった本作。新型コロナウイルスの感染が拡大している現在の状況を鑑み、劇場公開と並行してデジタル配信されることが決定した。

 

配信は5月2日にスタート。期間は5月22日までを予定しているが、延長の可能性もあるという。 このデジタル配信にあたり、配給会社・東風と想田が相談し、“仮設の映画館”を開設。同サイトには「精神0」を公開予定だった全国のミニシアターが掲載されている。

 

ユーザーはその中から自由に映画館を選択したうえで、ストリーミングで本編を視聴することが可能だ。一般的なデジタル配信と異なり、ユーザーが“仮設の映画館”に支払った料金1800円は、選択した映画館にも分配。

 

同サイトでの売上は、プラットフォームの使用料約10%を差し引いたあと、一般的な興行収入と同様に劇場と配給で5:5に振り分けられる。さらに配給会社と製作者でそれを分配する予定。

 

なお劇場の実店舗が休映・休館した場合も“仮設の映画館”での配信は続けられる。 この発表にあたり想田はコメントを発表。映画作家としてこの試みにためらいもあったという想田は「僕らは常に映画館で観てもらうためにこそ、映画を作ったり届けたりしてきましたから」と述べつつ、「しかし現在は非常時です」「コロナ禍が収束したあかつきには、本物の劇場で『精神0』を改めて公開することを目指しています。

 

そのときはぜひ、“仮設の映画館”でご覧いただいた皆さんも、お近くの劇場に足をお運びいただきたい。そしてオンラインで観るのとは全く別の経験をして、改めて『映画館っていいもんだなあ』と、実感していただきたい」と願いを語った。

 

 「精神0」は、第70回ベルリン国際映画祭フォーラム部門でエキュメニカル審査員賞を獲得したドキュメンタリー。想田が2008年に発表した「精神」に登場した精神科医山本昌知に再びカメラを向け、82歳で引退を決意した彼の新たな人生を追いかけている。

 

 新型コロナウイルス禍が深刻化するなか、映画を劇場で観て下さる方の数が激減し、全国の映画館が存続の危機に立たされています。

 

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