紀州屋良五郎の大衆演劇・上方芸能 通信

大衆演劇については全国の劇場や公演場所に出かけ、その地での公演の所感・演出効果・劇団の印象を綴ります。さらに大道芸や上方落語、講談、音頭、漫才、見世物、大道芸、放浪芸、映画評についても思いつくままに書き留めてまいります。 末永くのおつきあいをよろしくお願いいたします。

▩ 東京都知事選挙と大衆演劇

〇 まいどおおきに〜選挙メモでおます

 
〇 余談だがコロナ対応として、投票所でのマスク着用のほか、「有権者が持参した鉛筆を使用することができます」との記載がある。
穿って考えると候補名が入った鉛筆はどうなんだろう。名前の徹底の武器にしたら法違反?
 
大衆演劇的視点で各候補の演説を観察してみると面白い。
大衆演劇には嘘はない。体当たり裸で勝負なのだ。
 
①言葉がわかりやすいか
②立ち位置、目線が同じか
③衆の中に壁がなく入り込んでいけるか
④熱意と情を感じるか
⑤政策を噛み砕いて話しているか
⑥ワンフレーズと連呼だけに流れていないか
⑦応援する人が個性的か
⑧高齢者に対する言葉がやさしいか
⑨言葉(セリフ)にちからがこもっているか?
⑩自分の言い回しで率直に自分の思いを語っているか?
※美辞麗句、Smartな表現、よそいきな言葉、デコレーションされた言葉ははげる
 
劇場型の街宣でどう人の心をどう掴むか
それは役者としての候補者の人間力を見ることからはじまる。
新しいタイプの政治家を求める契機になって欲しいと願う。乱世には辻説法がよく似合う

〇 まず、初めにどの候補もネット主体の選挙戦を展開するかと思いきや結局は形の違いがあってもどぶ板選挙にもつれ込んでいる。やはり、選挙は浪花節だな。選挙は大衆演劇に似ている。それにしても候補者の中にベタベタの大阪弁で街宣している候補者が二名いる。大いに盛り上げて投票率をぐーんと上げてくれ。