紀州屋良五郎の大衆演劇・上方芸能 通信

大衆演劇については全国の劇場や公演場所に出かけ、その地での公演の所感・演出効果・劇団の印象を綴ります。さらに大道芸や上方落語、講談、音頭、漫才、見世物、大道芸、放浪芸、映画評についても思いつくままに書き留めてまいります。 末永くのおつきあいをよろしくお願いいたします。

▩ 橘菊太郎劇団(橘大五郎) 京橋羅い舞座 2020/09/09

〇 まいどおおきに〜観劇メモでおます

〇 今日は重陽節句  菊の節句だ。菊太郎劇団にふさわしい吉日だ。

 休演日は16

 

 

 

 

 

 

 公演時間は短縮している

 

メンバー

総座長 橘菊太郎

座長 橘大五郎

副座長 橘良二

橘小次郎

橘鶴太郎 

橘銀次

橘京助

せいや

伍丞ひろし

小月きよみ 

四条らいむ

ぱらぱら渚

三條ゆきえ 

條かずみ

北條みき

太夫 北條寿美子

ほか

 

 ゲスト

劇団十六夜  市川千太郎

 

ミニショー  

・群舞(洋舞)

橘大五郎

・橘京助

・北條みき

・ラスト   橘大五郎&市川千太郎

 

狂言「江戸の朝霧」

 

【あらすじ簡略】

 森戸一家の二代目となった二代目若・竹五郎は、先代から仕える代貸の友造と共に七郷一家に挨拶に行く。

 

ところが回状が回っていないと因縁をつけられ、二代目は七郷段平親分に、額を割られる。

 

二代目竹五郎は悔しがるが、友造から、旅に出て男を磨いたとき、額の割返しようと言われる。

 

 

そこで、江戸の黒船長五郎親分の元で修行をして、三年後に見返してやろう決める。

 

二代目竹五郎は旅立つが、黒船の名を陰で聞いた七郷段平は、面倒になるといけねえ、今のうちに殺ってしまおうと、子分を連れ待ち伏せして襲う。

 

代貸の友造が体を張って竹五郎を逃がし、二代目竹五郎は旅立つ。しかし友造は足を斬られてしまう。

 

それから、年が過ぎ、森戸一家は衰退していたが、友造が縄張りを守っていた。

 

 

縄張りを手に入れたい七郷段平が子分を連れて、友造の家を訪れ、力づくで責める。

 

事きれた友造は書き残す。

 

帰りきた二代目竹五郎は‥黒船潮五郎親分に願い出る。

 

*若の子分を市川千太郎が演じる

 

 

二代目若は黒船長五郞の二代目を次いでいたとして七郷段平親分の元へ行くことになった。

 

竹五郎により、あとは胸のすくような場面が展開される。真の侠客を縷々説いて聞かせる竹五郎。ここぞとばかりに額の割り返しを‥

 

それと知らない段平親分、散々にいびられるも‥思わぬハプニングで笑いの展開へと続くアドリブ芝居。

 

*橘劇団の人気の秘密は

大御所菊太郎、脇で支える見事な力量の橘良二副座長と女優陣だ。幅広い役者の陣容は都若丸劇団とも共通している。

 

座長口上

・演目紹介

 

 

 

 

・各種グッズ販売  舞台からの販売

・イベント紹介

・前売りチケット販売  舞台からの販売

 

グランドショー

ラストショー「反撃の刃」

 

【画像】

目配りの効いた隙間のない芝居とショーで魅了する三代目座長・紀州屋良五郎