紀州屋良五郎の大衆演劇・上方芸能 通信 はてな版

大衆演劇については全国の劇場や公演場所に出かけ、その地での公演の所感・演出効果・劇団の印象を綴ります。さらに大道芸や上方落語、講談、音頭、漫才、見世物、大道芸、放浪芸、映画評についても思いつくままに書き留めてまいります。 末永くのおつきあいをよろしくお願いいたします。

▩ 映画『望み』を見た

〇 まいどおおきに〜映画メモでおます

 
【雑感】
 
〇 少し違和感を覚えるのは親は加害者であるより被害者であって欲しいと願うものなのかという点である。親は加害者であれ被害者であれ生きていてほしいと願うばかりではないか
〇社会情勢や風潮がなんら反映されない映画
〇子供の気持ちに寄り添えない隙間がリアルに描かれてはいるがえぐり出すものはない
〇マスコミとの取引に応じる母親の対応はあまりにもあり得ない不自然さがある
〇記者が取引を仕掛けながら謝罪し、身を引く不自然さ
〇不審な行方不明になぜ直ぐに捜索を願いでないのかの不自然さ
〇人の心を掘り下げることなくさらっと撫でるような演出に心は動かない。底の浅さを感じ涙すらでない
〇最後のシーンで息子との死の対面と安らかさが家族が心の中で「望んでいた」「望み」であったのかもしれない。「死」という結末がもたらす安堵感が家族を包む。
内面の闇はその姿を現すことなく表層の涙として洗い流せたように錯覚する。
そうであれば現代の闇は救いがたいほど病んでいる。
 

 

 

 
STORY

一級建築士として活躍する石川一登(堤真一)は、誰もがうらやむような裕福な生活を送っていたが、高校生の息子が無断外泊したまま帰ってこなくなってしまう。その行方を捜すうちに、彼が同級生の殺人事件に関わっていたのではないかという疑いが浮上してくる。たとえ被害者であろうとも息子の無実を信じたい一登、犯人であっても生きていてほしいと願う妻の貴代美(石田ゆり子)。二人の思いが交錯する中、事態は思わぬ方向へと突き進んでいく。

キャスト

堤真一石田ゆり子、岡田健史、清原果耶、三浦貴大、早織、西尾まり、平原テツ、渡辺哲、加藤雅也市毛良枝松田翔太竜雷太

スタッフ

監督:堤幸彦
原作:雫井脩介
脚本:奥寺佐渡
主題歌:森山直太朗
エグゼクティブプロデューサー:井上伸一郎
製作:堀内大示、楮本昌裕、松木圭市、鈴木一夫、飯田雅裕、五十嵐淳
企画:水上繁雄
プロデューサー:二宮直彦、天馬少京、千綿英久、内山雅博
音楽プロデューサー:茂木英興
撮影:相馬大輔
美術:磯見俊裕
照明:佐藤浩
録音:鴇田満男
編集:洲崎千恵子
VFXスーパーバイザー:岩崎朋之
記録:井手希美
装飾:前田亮
衣装:宮本まさ江
ヘアメイク:市川温子、岡野瑞恵
キャスティング:新江佳子
助監督:日高貴士
制作担当:篠宮隆浩

上映時間
108分