〇見てもろておおきに〜まいどおなじみの観劇メモでおます
〇1年ぶりの大阪の劇場公演、木川劇場は昨年に続いて2回目、2021年も予定されている
☆洗練された舞踊レベルと目を見張る芝居!
🔸木川劇場スケジュール
12月 一竜座(あおい竜也)
★メンバー
座長 市川富美雄
紀訥紀乃
實川加賀女
實川菜々美
實川結
市川千也
小川紗矢香
實川樹
實川輝那
中海加津治
谷川恵那
☆ゲスト
現代新舞踊家 和樹
☆顔見せミニショー
☆芝居「泣き虫兄弟烏」
主演・ 現代新舞踊家 和樹
・一幕四場
・長渕剛のひまわり 流れ 乱闘シーンから
■配役■
現代舞踊家・和樹‥源太
市川富美雄‥親分・大五郎
實川樹‥清次
紀訥紀乃‥大和屋女将
實川加賀女‥許嫁のお加代
實川菜々美‥若壇那進次郎
實川結‥茶店の妹おきみ
市川千也‥代貸
小川紗矢香‥一家のもの
實川輝那‥一家のもの
谷川恵那‥茶店の女およし
<あらすじ>
庄屋の息子の源太は、ぐれて渡世人となり、弟の清次も兄に憧れ渡世人となっていた。
2人は兄弟鴉と呼ばれて、やくざの助っ人稼業をし、今日も戦いに勝利した。
そこで大和屋の叔母さんと出会う。
久々の再会に喜んだ兄弟だったが、叔母さんの願いで、許嫁の清次にお加代と所帯を持って店を継いでほしい、と言われる。
清次はその気になり、兄の源太も祝福した
堅気になるお前には不要、と長脇差を取り上げて、清次郎を故郷に帰した。
幸せになったものと思っていたが、弟の清次が荒れているという噂を聞いた源太。
清次は日にち毎日、博打に入り浸る暮らし、ふと間がさしたか女房のお加代には江戸の若壇那に心を奪われていた。
源太が心配し故郷を訪れると、酒におぼれ、お加代に酷い仕打ちをしていると聞く弟・清次について詳しく聞き出す。認める二人に任せてくれ弟、清次を立ち直らせてみせるからと約束
飲んで帰ってきた清次。迎える叔母と女房お加代。金をむしり取ろうとする清次。見かねた源太が一喝!
切々と心中を語る清次。実はお加代と若壇那進次郎が恋仲であることを。だから、だから、敢えて愛想尽かしの仕業をしたんだと‥
聞いた兄の源太は「清次って奴はこんな男でござんすよ」そこへ、若壇那が親分にとらわれたの知らせ。韋駄天!駆ける、源太と清次。
*完全にネタバレになってしまった。
*鵜飼正樹さんの本によると40年くらい前にもこの演目が前狂言で出ていたらしい。
おそらく昔から演じられている大衆演劇の古典と云うべき芝居。そして生き残ってきた芝居だろう。更なる演出を加え笑いを加味し組立てる市川富美雄一座に大拍手だ!
實川輝那の殺陣に拍手‼
兄と弟の友情の涙で締めるエンディング‼
あれよ 泣き虫兄弟烏と言わるじゃないか
ここでお面、登場
面をかぶり祭りに乗じてはけていく二人。
流れる曲は 長渕剛のひまわり
さわやかなエンディングだ‼
☆歌と踊りのバラエティショー
🔸市川富美雄 座長トーク
・明日からの演目紹介
・市川富美雄ファミリーが勢ぞろいで千秋楽まで
【画像】
今、大衆演劇で一番期待値が高くピュアな劇団が戟党市川富美雄一座。5兄弟奮闘。次の関西公演まで待てない人は今月しかない・紀州屋良五郎
〈参考〉