紀州屋良五郎の大衆演劇・上方芸能 通信

大衆演劇については全国の劇場や公演場所に出かけ、その地での公演の所感・演出効果・劇団の印象を綴ります。さらに大道芸や上方落語、講談、音頭、漫才、見世物、大道芸、放浪芸、映画評についても思いつくままに書き留めてまいります。 末永くのおつきあいをよろしくお願いいたします。

▩ 剣戟はる駒座 鈴成り座 2020/12/04

〇見てもろておおきに〜まいどおなじみの観劇メモでおます

 

☆ 大阪府医療崩壊・緊急事態宣言発令中

 

12/15まで高齢者の不要不急の外出自粛を要請

 

やはり客席を見たら影響が伺える

 

〇今月は入場料金は2000  シルバー1500

 

千穐楽 24 

 

メンバー

座長 津川鶫汀 

座長 津川祀武憙

総裁 勝龍治  

代表代行 晃大洋  

津路桜日

晃栄美杜甫

晃良朋伽

晃理楽

晃丈夕葵

晃永樹里杏

晃愛あられ  

津山斗輝矢

 

 前説  若手メンバー

 

顔見せミニショー

 

    「安宅の松風」〜芝居仕立のショー〜

*津川祀武憙   ほか

*津川鶫汀

 

芝居「泣き虫捕り物帖」

 

・津川鶫汀‥侍

・津川祀武憙‥太助

・勝龍治‥十手持ちの親分 赤鼻の権兵衛

・津路桜日‥子分

・晃良朋伽‥鳥追い女

・晃永樹里‥佛一家の娘

・晃大洋‥茶店の女主人

・他

 

〈あらすじ〉

 

場面は八王子の茶店

 

十手持ち一行が茶店にやってくる。

 

ほどなく、田舎から出てきた太助という旅人と茶店の前でばったり出会った鳥追い女。腹を空かせた太助の事情を尋ね飯を奢ると情けをかけてやる。

 

聞けばカネは百両持っているが使えないと言うではないか。そのカネは親が田地田端を売り残してくれたカネ故に。そのカネで江戸に上って出世する積もりだった。施された飯を無心に頬ばる旅人。

 

そのスキに百両のカネをちゃっかり持ち逃げする鳥追い女。支払う段になり盗まれたことにやっと気づく。居合わせた役人に縄にかけられようとしたところに現れた侍が助けてやる。

 

古郷へ帰れと諭されても田畑を売ってしまったので古郷にも帰れないと嘆く。その姿を見るに見かねた侍が25両の大金を恵んでやる。

 

場面かわり

 

あれから3年の歳月が流れ

無銭飲食の旅人は佛一家の役人になっていた

一家のお嬢さんを守るため赤鼻の親分と諍いになり額を割られてしまう

 

お嬢さんを追いかけて習い事の師匠来てみればあの鳥追い女だった。その女の壇那が太助を助けてくれたあの侍だったのだ。

 

ところがここらから、どんでん返しの場面が繰り広げられる。

 

大衆演劇はこれだからやめられない。続きは舞台でお楽しみ下さい‥‥

 

・津川鶫汀&津川祀武憙、大奮闘、梯子を使った大立ち回りは壮観だ。

・勝龍二の渋い芝居を見た。

・晃大、勝龍治が支える万全の体制の芝居。

・幕の使い方、舞台転換はさすが

・役者が揃い、充実の芝居。ホロリとさせる兄弟芝居の大団円

 

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 舞台口上  津川鶫汀 座長

・日常の出来事をコミカルに語るトークは秀逸

・前売り券販売

・イベント紹介

 

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イベント・ゲスト出演

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 舞踊ショー  

ラスト  「櫓お七」

 

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芝居も芝居仕立のショーも見応えある舞台だ・紀州屋良五郎