〇まいどおおきに〜観劇メモでおます
〇 年末の29日、劇団あやめ、咲之阿国さんの舞踊会を見た
口上ご挨拶
令和の舞い 咲之阿国
冬の花 きらら
羅生門 ひよこ
Ra.n.se 咲之阿国
紅蓮華 咲之阿国&ひよこ
歌 母ひとり~好きになった人 千鳥
淡海節・箱枕 咲之阿国
一本釣り 座長・姫猿之助
空と君のあいだには きらら
フィナーレ Tokyo Bon 東京盆踊り2020 オールメンバー
咲之阿国 さんのご挨拶
やっと夢を叶えることが出来ますと 会を始める前にお客様に云ったんです
わたしの夢というのはねやっぱり自分の会をもつというのが夢でございましたから
やっと夢を叶えることが出来ますと云ったところあるお客様から
「阿国ちゃん、なにいってるのもう夢を叶えてるじゃない」と言われたんです。
これが27日のファン感謝デーのときでした。
その言葉を受けたとき、ああそうだ、わたしも思い出しました。
自分が一番生きてきた中で、こころに描いたこと、つよくつよく願ったことがございまして、それが姫猿之助と舞台の上で手を繋いで踊りを踊りたいとそう思ったのが私の夢のはじまりでございました。
座長がワッハ上方ホールで独演会をされたとき私も踊りのお姉さん方と舞台を拝見いたしまして、その時に初めて強く強く願ったのがその夢でございました。
私の尊敬する方が昔おっしゃっていたんですが…最近の人は夢を語るときに多くを語りすぎると…役者になって、何か有名になってお金持ちになりたいだとか夢を二つ云うひとが多いんですよ…それって欲張りじゃないって言ったんです。
役者になりたいんだったら一つの夢、それをかなえているんだったらそれで幸せじゃないかと…ましてや、その夢を叶えてご飯を食べていけているんだったら、なによりの幸せなんじゃないかと私の尊敬する方もおっしゃっていました。
ですから私がこの舞台の上に立って尊敬する姫猿之助と手をとりあって踊りを踊ることが出来る、そして尊敬するその方の相手役として、この劇団あやめで貴妃という称号までいただいた。
そして、こんなお寒い中、大変な中にもにもかかわらずたくさんの方が駆けつけてきてくださり、こうして応援をしてくださるこれがなによりの夢、そして幸せでございます。
今日はほんとうに、ほんとうに、ありがとうございました。ありがとうございました。
【文責、要点筆記・紀州屋良五郎】
師走の寒風の中、熱い熱い演舞会の幕は閉じた。
2021年1月の幕開け公演は此花演劇館である。