紀州屋良五郎の大衆演劇・上方芸能 通信

大衆演劇については全国の劇場や公演場所に出かけ、その地での公演の所感・演出効果・劇団の印象を綴ります。さらに大道芸や上方落語、講談、音頭、漫才、見世物、大道芸、放浪芸、映画評についても思いつくままに書き留めてまいります。 末永くのおつきあいをよろしくお願いいたします。

■ 映画『えんとつ町のプペル』を見た

〇まいどおおきに〜映画メモでおます


〇 話題の映画『プペル』を見た
 
STORY

煙に覆われたえんとつ町で暮らす人々は空を見たことがなく、ましてや空には輝く星があるなどと信じる者は誰もいなかった。だが、えんとつ掃除人の少年ルビッチだけは父親の教えを信じ、空を見上げては、煙の向こうにはきっと星があるはずだと思っていた。町の住人たちはそんなルビッチを笑い者にし、一人ぼっちになってしまった彼が出会ったのは、ゴミ人間プペルだった。

キャスト

(声の出演)、窪田正孝芦田愛菜立川志の輔小池栄子、藤森慎吾、野間口徹伊藤沙莉宮根誠司、大平祥生、飯尾和樹山内圭哉國村隼

スタッフ

製作総指揮・原作・脚本:西野亮廣
監督:廣田裕介
OP主題歌:HYDE
ED主題歌:ロザリーナ
演出:大森祐紀
アニメーション監督:佐野雄太
キャラクターデザイン:福島敦子
キャラクター監督:今中千亜季
美術設定:佐藤央
美術ボード:西田稔
美術監督:秋本賢一郎
色彩設計:野尻裕子、江上柚布子
プロデューサー:長谷川舜
音楽:小島裕規、坂東祐大

上映時間
100分
 
◯感想◯
 
大人も泣けるヒット絵本の映画化ということでとりあえず見たが泣くところはなかった。
 
ヒットの背景には著作権をフリーにしたくまモン風戦略が効を奏したことと、やはり吉本興業プロモーションが大きいのであろう。
 
この映画にでてくる煙突が一つの意味を持っている。住人が外の世界を知ることを阻む目的で、国や異端審問官によってえんとつが立てられたという設定なのだ。
 
父から聞いた星の存在を証明すべく・ルビッチとゴミ人間プペルは勇敢に旅にでる。そして、星の存在が明らかになり夢が叶う。
 
で、何がどう変わったのか、世界は変わったのか、革命がおきたのか、ひとの心がどう動いたのか…
なにも見えてこない不満足な結末の映画だ。子どもをなめないでといいたい作品だ。