〇 見てもろておおきに〜まいどおなじみの観劇メモでおます
〇 味のある深い芝居は嵐山瞳太郎、新年は意気込み感じる新狂言、気迫のこもる狂言のラインナップ。
〇 少し見なければ格段の成長見せる若手
〇 折り目正しく好感持てる若き役者は座長の力量。元旦から大入り続き
〇 下町かぶき組 劇団岬一家より
岬寛太座長 参加 1/1〜1/千穐楽
・客席は満杯とはいかないが、ほどよい入り
☆梅南座 スケジュール
*関西で値上げしない数少ない劇場
2月 劇団春駒
★メンバー
座長 嵐山瞳 太郎
葉山京香
葉山萌香
葉山桃羽
葉山花凜
嵐山心次郎
■
二代目梅澤秀峰 (今月)
▩
高野花子
▩
座長・岬寛太 (今月)
* 芝居からのはじまり
☆芝居「恋の炎」
・芝居のあらましは簡略
・いわいる「浜の兄弟」
身分の違いから添えない二人の物語
《キャスト》
嵐山瞳太郎座長‥兄の吉蔵
嵐山心次郎‥村人
葉山萌香‥妹のおなみ 足に障害をもつ
高野花子‥村人
葉山花凜‥若旦那
二代目梅澤秀峰‥網元
岬寛太‥役人
ほか
〈あらすじ〉
貧乏な漁師の兄妹。吉蔵とおなみの二人。
足が悪いおなみには訳があった。網元の若旦那を助けた時に身代わりになった傷なのだ。
足がもとで村の者たちからも虐められていた。
このことが緣となり網元の若旦那とは許婚となる。
兄の吉蔵は、おなみのために花嫁衣装を買ってきた。おなみは喜び、楽しみに待っていた。
網元がやって来て告げるには、江戸から花嫁を迎えると言うではないか。そして、ぴっこのおなみを嫁にはできないと言う。網元は手切れ金だと金を渡す。
金はいらないからで嫁にしてくれと頼む吉蔵。
だが、どうしても受け入れられないと。
金を投げつけ、とうとう網元を追い出してしまう。
浜にはいられないから、船を売ってくると出かける吉蔵。戸を縛って出かけた。
解いて出かけるおなみ。
やがて、火事だ!と叫ぶ声が聞こえる。
網元の家が焼けて、網元と江戸から来た花嫁が焼け死んだと言うではないか。
草履を片方履いて慌てて帰ってくるおなみ。
後から帰ってきた吉蔵。おなみの片方の草履を持っていた。察知した兄の吉蔵、もはや兄妹二人が死ぬしかないと。
もう生きてはいられないと、おなみに刃物を向ける吉蔵。死にたくないと縋るおなみ。
旧知の役人がやって来ておなみに会いたいと‥
そこに駆け込んできたのは網元の若旦那だった。語るには、あの火事は女中の不注意で出たものだと。
おなみを呼びに行く吉蔵は‥
花嫁衣装を着たおなみを抱いて出てきた吉蔵。
おなみは自害していた兄が用意した花嫁衣装に身を包み‥
おなみを庇う若旦那の想いも届かずに、おなみは自分の罪の深さに耐えられなかったのだ‥
悲しい悲しい物語
* 寸分の隙もない完璧な芝居はさすが、嵐山瞳太郎。
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☆舞台口上 (嵐山瞳太郎座長)
・本日から通常料金、前売り券1000円
・梅南座は故郷みたいなところでこの近くに住んでいるんです。ママにもよくしていただき、去年に引き続き1月公演を任せていただきました。どちかかというとウチの劇団は人情劇をおもにやっていまして、今日のようなしみじみとした悲しい芝居もよくやりますが喜劇もやります。外題表も用意していますからお好きなお芝居を楽しんでいただきたいと思います。
ゲストも来てくれます。お楽しみに一日でも多く足をお運びくださるようお願いいたします。
・いつも芝居の説明を丁寧にする座長
*掻い摘まんだストーリー紹介も丁寧に
・私は芝居が好きなんで今月たっぷりできるのでうれしいです
・前売り券&グッズ販売
・弟子思いの暖かい座長である。私の中でも好感度が高い座長さんである。
★劇団スケジュール
02月 和歌山県・夢芝居
☆歌と踊りのグランドショー
☆ ラストショー『MATA(C)TANA』
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【画像】
★当ブログ写真ポリシー
・お花がついた写真は載せない
・写真技術は拙くも得難いシーンを撮る
・送り出しの写真、素顔の写真は載せない。
・お客様が映らないようにする
外は寒いが座長の熱い思いが伝わる舞台・紀州屋良五郎