紀州屋良五郎の大衆演劇・上方芸能 通信

大衆演劇については全国の劇場や公演場所に出かけ、その地での公演の所感・演出効果・劇団の印象を綴ります。さらに大道芸や上方落語、講談、音頭、漫才、見世物、大道芸、放浪芸、映画評についても思いつくままに書き留めてまいります。 末永くのおつきあいをよろしくお願いいたします。

▩ 生きる活力みなぎる劇団 花柳願竜劇団 香芝天満座 2021/01/26

見てもろておおきに〜まいどおなじみの観劇メモでおます

芝居は勿論、ショーもいい。もっともっと見て欲しい劇団。

 

この劇団でしか見れないオールメンバーの生バンド演奏、イリュージョンショーとめずらしい外題の数数。

 

公演実績は全国区。大衆演劇ファン必見!

 

【劇団スケジュール】

・未定

 

【劇場スケジュール】

02 劇団紫吹

03 劇団都

 

メンバー

座長  花柳願竜

若座長  花柳竜乃

花形  二代目 香賀峰子

花柳さつき

若頭 あつし

潤平

 

顔見せミニショー

・潤平&あつし  唐獅子牡丹から

・ラストは「尽くさんかい」

 

芝居「上州男一匹」

 

▪️キャスト▪️

主演・大三郎‥あつし

姐さんお銀‥花柳さつき

旅人‥花柳竜乃

旅人‥潤平

居酒屋娘おせん‥加賀峰子

福井の勘蔵&長岡忠治‥座長・花柳願竜

ほか

 

あらすじ■(あらすじはMrr.Boo さんのブログより引用)

 

とある居酒屋で旅人連れが噂話。何でも国定忠治が島村伊三郎を叩き斬り、賭場を奪い取ったとか、床に臥せっている福井の勘蔵親分の縄張り家で花会博打を開いたとか罵詈雑言。「福井の勘蔵親分のところには大三郎と言う若えのがいるんですが、てんで腰抜けで仕返しもしないみたいですよ。」居酒屋の奥でその噂話を聞く男がいた。大三郎だ。旅人たちは奥州から来たお銀の一味。土地の縄張りをかすめ取ろうとする策略だった。

 

 火打ち石で火を熾す細かい演出はこの劇団だけ

 

 大三郎が一家に帰ると、親分から長岡忠治がにくいとの言葉。「忠治親分は、向こうから堅気衆が来れば立ち止まって頭を下げる人だ。そのうち詫びを入れに来ますよ。」それでも親分の嘆きを聞くといてもたっても居れなくなった大三郎は、どすを片手に一家を飛び出した。

 

 どすを片手に乗り込んだが忠治に取り込められた。「おめえさん、なんであっしにこんなことするんだい。」事情を説明する大三郎に、「これは悪かった。詫びを入れに行こう。」と土下座をした。

 

「さすが忠治親分。あっしの見込んだことはある。詫び状で十分です。」早速詫び状を書き、袱紗に包んだ金を渡す。「これは賭場の上がりだ。100両以上はあるだろう。見舞金代わりに」「親分待ってください。うちの親分が恵んでもらったことになります。」「なぁに、国定忠治から、賭場の上がりを分捕ったことにすればいい。おめえさんの名も売れるだろう。」大三郎は喜んで一家に戻って行った。

 

 一家に戻ると親分は井戸に身を投げていた。嘆き悲しむ大三郎にお銀の子分が襲い掛かるも軽くいなした。

 

 大三郎は旅立つ前に忠治に挨拶。親分の遺書を見せ、「そうか、堅気になれと書いてある。立派な堅気になりなせえ。」「親分から頂いたお金は120両ありました。うちの親分の葬式代、堅気になるためのお金を差し引いて100両返します。」「これはくれてやったんだ。堅気になるには金が要る。」「それなら若い衆に酒でも飲ましてください。」「益々気に入った。」そこにお銀一味が襲ってきた。

 

「あっしに任しておくんなさい。堅気になると言いましたがまだ堅気じゃござんせん。」瞬く間に一家を皆殺し。「後の事は任しな。これはさっきとは別の金だ。餞別代りに持って行きな。」大三郎は旅立つのであった。

 

------------

 初見の芝居だ。

 

舞台口上    若座長・花柳竜乃   

・前売り券販売

・イベント紹介

 

舞踊ショー  

・オープニング   

・ラストショー    かなこの祭りだワッショイ!

 

【画像】

明るくて元気な劇団は生活に励ましを贈る応援団だ・紀州屋良五郎