紀州屋良五郎の大衆演劇・上方芸能 通信

大衆演劇については全国の劇場や公演場所に出かけ、その地での公演の所感・演出効果・劇団の印象を綴ります。さらに大道芸や上方落語、講談、音頭、漫才、見世物、大道芸、放浪芸、映画評についても思いつくままに書き留めてまいります。 末永くのおつきあいをよろしくお願いいたします。

▩ 映画『世界で一番幸せな食堂』を見た

〇 まいどおおきに〜映画メモでおます

 

〇 話題の映画を見た  
〇 予告編
 

 

 
STORY

フィンランド北部の田舎に中国・上海からやってきた料理人のチェンとその息子。彼らは恩人を捜してフィンランドまで来たのだった。しかし恩人を知る者はなく、食堂を営むシルカはチェンがそこで働くことと引き換えに恩人探しに協力することを約束。人々は見慣れない料理に戸惑うが、口にしてみるとそのおいしさを認め、食堂は評判に。常連客とも仲良くなっていくチェンだったが、帰国の日が刻一刻と迫ってくる。

キャスト

アンナ=マイヤ・トゥオッコ、チュー・パクホン、ルーカス・スアン、ヴェサ=マッティ・ロイリ、カリ・ヴァーナネン

スタッフ

監督・共同脚本・製作:ミカ・カウリスマキ
脚本:ハンヌ・オラヴィス
共同脚本:サミ・ケスキ=ヴァハラ
製作:イアン・ブラウン、チュン・イー・ユエ

上映時間
114分
 
◎ 私の見たまま ◎
 
中国人シェフがフィンランドの田舎町で繰り広げるたのしい物語。
異文化のなかで『食』の大切さがつたわる。食は言葉を乗り越え世界共通の文化であることがわかる。
 
食を通じて病を癒やし、人と人をつなぐ。
まさに料理は世界の共通言語だ。ちょっぴり恋のストーリも描かれジーンとくる旅の秘話も描かれる。
 
なによりフィンランドの自然が目を楽しませてくれる。
 
こころが癒やされることをする。癒やされる人と語らう。
 
和む料理を味わう。料理の醍醐味と生きるための大切なものをこの映画は教えてくれた。