紀州屋良五郎の大衆演劇・上方芸能 通信

大衆演劇については全国の劇場や公演場所に出かけ、その地での公演の所感・演出効果・劇団の印象を綴ります。さらに大道芸や上方落語、講談、音頭、漫才、見世物、大道芸、放浪芸、映画評についても思いつくままに書き留めてまいります。 末永くのおつきあいをよろしくお願いいたします。

▩ 大衆演劇・誕生日公演あれこれ

〇 まいどおおきに〜まいどおおきに〜観劇メモでおます

 

 

イベントで多いのが誕生日公演。

 

 

個人的にはこの表現はあまり好きでないがファン心理としてはわからないわけでない。

 

芸道3周年記念とか、入門1周年記念の方が私はいい感じがする。

 

しかし、この名称のイベントをやっているのは大衆演劇のジャンルだけではないか。

 

旅にあけくれる毎日、誕生日も返上の毎日なのはわかる。わずかばかりの入場料、給金で

衣装も鬘も揃えるのは至難だろう。せめてご祝儀イベントぐらいいいじゃないかという声も充分わかる。

 

何れにしても、本筋は芝居の中味、ショーの創意工夫で勝負をかけてほしい。

新基軸・新発想で人を呼ぶのだ。

 

先日知って唖然としたのが、役者(子役)の小学校入学記念イベントだ。

 

ちょっと内向きすぎやおまへんか。あまり世間とギャップをつくらない方がいいと考える。

 

劇団関係者が時流を読み、大衆演劇を幅広い、違和感のない興行にしていく努力を惜しんではならない。

 

ファンにいたずらにショーの写真規制を著作権を振りかざし、言うのなら劇団は使用曲は法に基づいて著作権料を払うのが筋だ。遵法意識が欠けている劇団も見受けられる。

 

まず人気劇団から範を示してほしいものだ。

 

 

 

辛口になるときもある・紀州屋良五郎