紀州屋良五郎の大衆演劇・上方芸能 通信

大衆演劇については全国の劇場や公演場所に出かけ、その地での公演の所感・演出効果・劇団の印象を綴ります。さらに大道芸や上方落語、講談、音頭、漫才、見世物、大道芸、放浪芸、映画評についても思いつくままに書き留めてまいります。 末永くのおつきあいをよろしくお願いいたします。

▩ 映画『太陽は動かない』を見た

◯ まいどおおきに~映画メモでおます

 

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STORY

秘密組織に所属するエージェントの鷹野(藤原竜也)と相棒の田岡(竹内涼真)は、心臓に爆弾を埋め込まれてしまう。24時間ごとに死の危険が迫る中、人類の未来を左右する次世代エネルギーに関する極秘情報の争奪戦が始まる。各国のエージェントたちを相手にする二人に、次々と困難が降り掛かる。

キャスト

藤原竜也竹内涼真ハン・ヒョジュ、ピョン・ヨハン、市原隼人南沙良、日向亘、加藤清史郎、横田栄司、翁華栄、八木アリサ勝野洋宮崎美子鶴見辰吾佐藤浩市

スタッフ

原作:吉田修一
監督:羽住英一郎
脚本:林民夫
主題歌:King Gnu

上映時間
110分
 

 

 

 

◯見たままをそのままに◯

 

藤原竜也ははすきな役者だ。蜷川の身毒丸の舞台以来ずっと注目してきた。今回の作品もすさまじいアクションとアジアを背景にした奇想天外なストーリーだ。次世代エネルギーが太陽光発電であることは既定路線とはいえ日本、ロシア、インド、中国を舞台にしたのはおもしろい。

なぜ、彼らが技術スパイ組織に名を借りたエージェントになったか?背景に児童虐待のなかで育ってきた過去を背負っているのもおもしろい展開になっている。もうそろそろ原発は終わりにしましょうという映画だ。カイジで魅せたハラハラドキドキの展開はストレスの発散になる。

『正義』なるものがわからない時代にあって少しは希望がもてる映画だ。