紀州屋良五郎の大衆演劇・上方芸能 通信 はてな版

大衆演劇については全国の劇場や公演場所に出かけ、その地での公演の所感・演出効果・劇団の印象を綴ります。さらに大道芸や上方落語、講談、音頭、漫才、見世物、大道芸、放浪芸、映画評についても思いつくままに書き留めてまいります。 末永くのおつきあいをよろしくお願いいたします。

▩ 映画『大コメ騒動』をみた

〇 まいどおおきに〜映画メモでおます

 

 

大コメ騒動

2020年 / 日本 / 106分 / ラビットハウス、エレファントハウス 配給

監督本木 克英

出演井上真央三浦貴大夏木マリ立川志の輔吹越満 

主題歌米米CLUB『愛を米て』(Sony Music Records

公式サイトhttps://daikomesodo.com/

 

「コメを旅に出すなーーー!」
3人の子を持つ“おかか”であり米俵を浜へと担ぎ運ぶ女仲仕として働く松浦いとは、17歳で漁師の利夫のもとへ嫁いできた。小さな漁師町で暮らすおかかたちは、家事、育児、そしてそれぞれの仕事をしながら、夫のために毎日一升のコメを詰めた弁当を作り、漁へと送り出している。ある日、高騰するコメの価格に頭を悩ませていたおかかたちは、リーダー的存在である清んさのおばばとともにコメの積み出し阻止を試みるも、失敗に終わる。その騒動は地元の新聞記者により「細民海岸に喧噪す」と報じられ、またそれを見た大阪の新聞社は陳情するおかかたちを“女一揆”として大きく書き立て、騒動は全国へと広まっていく。そしてある事故をきっかけに我慢の限界がきたおかかたちは、さらなる行動に出るが——。 「腹いっぱい食べさせたい」「家族の命を守りたい!」
1918(大正7)年、富山県の貧しい漁師町で起こった「米騒動」。日本の女性が初めて起こした市民運動ともいわれる出来事で、活躍したおかか(女房)たちにスポットを当てた“大痛快“エンタテインメントが誕生しました!主人公・松浦いとを演じるのは、『八日目の蝉』で日本アカデミー賞最優秀女優賞を受賞した女優・井上真央おかかたちのリーダーのおばば役に室井滋、いとの姑役に夏木マリなど豪華女優陣に加え、立川志の輔柴田理恵など富山出身キャストも数多く出演。監督も富山出身、大ヒット作『超高速!参勤交代』を手がけた本木克英。主題歌は、今年デビュー35周年を迎える米米CLUBが本作のために書き下ろした「愛を米て」。日々の暮らしを守るため、井戸端から沸き上がった女性たちの声が社会を大きく変えていく【笑いあり!涙あり!】の実話。新年の幕開けにふさわしい1本です!!


 


 


 

 

〇 見たまま・感じたまま  〇

 

あまりにも歴史を無視した映画だった。フィクションとはいえしっくりこない。

ただ、室井滋の怪演は絶賛するが狂信的な描き方は史実をゆがませる。

厳しい抑圧と苦しい生活に喘ぐ一般庶民の怒りの矛先は高所得者、特に米問屋や商人に向けられるようになる史実の一端は現在の日本に近似しつつある。