紀州屋良五郎の大衆演劇・上方芸能 通信

大衆演劇については全国の劇場や公演場所に出かけ、その地での公演の所感・演出効果・劇団の印象を綴ります。さらに大道芸や上方落語、講談、音頭、漫才、見世物、大道芸、放浪芸、映画評についても思いつくままに書き留めてまいります。 末永くのおつきあいをよろしくお願いいたします。

▩ 映画『ゴジラvsコング』を見た

〇 まいどおおきに〜映画メモでおます

 

〇 予告編  〇

 


 


 


 

 

 


 〇 あらすじ 〇

 

STORY

モンスターたちの戦いの後、特務機関モナークが巨大怪獣(タイタン)の故郷(ルーツ)の手掛かりを探る中、深海からゴジラが再び現れる。世界の危機を前にゴジラが暴れまわる原因を見いだせない人類は、キングコングを髑髏島(スカルアイランド)から連れ出し、ゴジラと対決させようとする。

キャスト

アレキサンダー・スカルスガルド、ミリー・ボビー・ブラウンレベッカ・ホール、ブライアン・タイリー・ヘンリー、小栗旬、エイサ・ゴンサレス、ジュリアン・デニソン、カイル・チャンドラーデミアン・ビチル

スタッフ

監督:アダム・ウィンガード
脚本:エリック・ピアソン、マックス・ボレンスタイン

上映時間
114分
 

〇 見たまま感じるまま 〇

なぜ?を考えるとこの映画は面白くない。

なぜかわからないが「ゴジラ」が海中から現れ暴れるのだ。ゴジラが泳げるとはしらなんだ。

 

何でも特務機関が巨大怪獣の古郷を探索している時に遭遇したらしい。このままではゴジラが迫ってくる。そこで捕獲していたキングコングと闘わせ防戦することになった。

 

激しいバトルは見どころだ。幾度も戦うゴジラとコング。コングは人類が仕掛けた代理戦争にかり出されたのだ。じつに気の毒な話だ。

 

香港の夜景を背景にいつ果てるともないバトルが展開。一番の見どころだ。コングの心を読み取り意思を通わせる謎の少女。コングが古郷に戻りたがっていると会話を交わす。古郷に帰らねばパワーが尽きる。

 

戦いは一時中断だ。ゴジラはますます勢いを増し人類に立ち向かう。窮地に至った人類が最終兵器として繰り出したのがメカゴジラだった。

 

それがあるんやったら先にださんかいな。メカゴジラゴジラの壮烈なバトル、どこで耳にしたのかコングも加勢する。なんと怪獣の友情は純粋だ。

 

ゴジラとコングは人類の作り上げたメカゴジラというまがいものを痛快に叩きのめすのだ。所詮、人の知恵は浅はかで科学の肥大化と傲慢が自然の摂理を乱すだけだということを教えてくれる映画だ。

 

まさに人類とCOVID-19の戦いを考えさせられる。ウイルスとの共生を考えずワクチンという武器で戦おうとすると果てしないバトルが続くだけだ。

 

生き物の原点を考えさせる教科書的な映画、それが「ゴジラvsコング」だ。