〇 見てもろておおきに〜まいどおなじみの観劇メモでおます ダブル大入り
🌕 本年、1月も梅南座からスタートし、大入り20を飾った。
〇 味のある深い芝居は嵐山瞳太郎 充実の演目で地元の舞台を飾る
〇 ゲスト出演:市川富美雄座長(8月9月)
1日(日)〜8日(日)黒潮幸次郎
ゲスト:25日(木)新川博也座長、新川笑也座長
誕生日公演 瞳太郎座長誕生日公演:21日(土)
〇 8月の後は、しばらく大阪を離れるらしい
11月の国立文楽劇場での特別公演まで、関西の劇団公演はないという。見るなら今月。
〇 特別ゲスト
市川富美雄座長(8.9月)
黒潮幸次郎座長ほか
☆梅南座 スケジュール
9月 市川おもちゃ
10月 黒潮劇団
★メンバー
座長 嵐山瞳 太郎
葉山京香
葉山萌香
葉山桃羽
葉山花凜
嵐山心次郎
▩
高野花子
▩
市川富美雄 座長 (10月・木川劇場)
* 芝居からのはじまり
☆芝居「三島と弁天」
・芝居のあらましは簡略
《キャスト》
嵐山瞳太郎座長‥お菊のお嬢、菊之助
嵐山心次郎‥三島伝之進・家来
葉山萌香‥三島伝之進・家来
高野花子‥南郷力丸、伊勢屋手代弥七
葉山花凜‥娘
葉山桃羽‥侍女
市川富美雄‥十手持ち親分東蔵
黒潮次郎‥旗本・三島伝之進
ほか
歌舞伎・白浪五人男の弁天小僧、大衆演劇バージョン。古くからある大衆演劇の定番外題。
弁天小僧の女装の盗賊、百両のゆすりという骨子を元に芝居が構成されている。
南郷力丸は、盗賊仲間の忠信利平の父親の無実の罪を晴らすために無理な金策。それを十手持ちにとがめられる。
親孝行のためにといういわけを、親のためなら仕方がないと十手持ちは見逃してやる。
そこに旗本・好色男の三島伝之進があらわれ、女を口説こうとして、その母親を三囲神社の境内で切ってしまう。
伊勢屋のお嬢様お菊は癪に苦しむ振りをして三島に近づく。三島も下心から屋敷に行儀見習いに今夜にでも来いと言渡し、お菊は三島の屋敷に…。
★ ここまで、ユーモア交えスピーディーな展開で駆け抜ける。
そこにお菊の実家の手代に扮した力丸が、家の金策百両の用立てにくると三島は百両出してやる、そこへ十手持ちがあらわれ、そいつは男だとばらす。
正体現れた菊之助は尻をまくって、歌舞伎でのおなじみの「浜の真砂と五右衛門が~」の名台詞が始まる。
★ ここがこの芝居の一つの見せ場。座長の長台詞、啖呵の切れ味は鋭い。男になり、女になり変幻自在の座長芝居は初日を飾るにふさわしい演目だ。
俺は町奉行の管轄だが、さっき三島が神社で人を切ったのは寺社奉行の管轄と三島をゆすり、その上に100両ゆすり取り三島家を出る。
☆十手もち東蔵、弁天が落とした守り袋から十手もちがわが子と知る。細かい所作がキラリと光る市川富美雄座長の芝居。
後を追う十手持ち、実は菊之助の実の父親とわかる。子棄ての経緯、親子別れの顛末を縷々語る父。
役人になったのもわが子に会いたい一心だった。やっとのことで親子の名乗りをするも、もう周囲は追っ手に囲まれる。
どうせ捕まるなら父の縄目にと手を出す菊之助に涙ながら縄をかける父親。
そこに先ほどの好き者の旗本、三島伝之進があらわれて‥
☆わかりやすくて華やかで動きのある狂言は爽やかに幕
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☆舞台口上 (嵐山瞳太郎座長)
・1月に続いての梅南座
・前売り券の販売はない
・32才の誕生日公演 21日
* 演目を丁寧に解説する
★劇団スケジュール
09月 大江戸温泉 那須塩原
☆歌と踊りのグランドショー
☆ ラストショー
・もぐら
【画像】
嵐山瞳太郎とかけて堺・包丁ととく、その心は天下一品の芝居の切れ味・紀州屋良五郎