紀州屋良五郎の大衆演劇・上方芸能 通信

大衆演劇については全国の劇場や公演場所に出かけ、その地での公演の所感・演出効果・劇団の印象を綴ります。さらに大道芸や上方落語、講談、音頭、漫才、見世物、大道芸、放浪芸、映画評についても思いつくままに書き留めてまいります。 末永くのおつきあいをよろしくお願いいたします。

▩ 品格、光る芝居が魅力 劇団ふじ 香芝天満座 2021/08/09

○ 見てもろておおきに〜まいどおなじみの観劇メモでおます

 

○ どんな笑いも品格のオブラートに包む、下ネタに流されない格調が魅力。喜劇の間合い、冴える殺陣、4代に亘る歴史が光っている。来月は大阪、庄内天満座にのる。本年の関西は最後となる。

 

○ この劇場は昼の部+イブニングショーの形式で夜の部はない

 

 

 

★情報発信力はピカイチの劇場だ  FM番組やこども食堂支援、防犯協力  外交力に加えて社会貢献活動もすごい

 

 

 

★20日は 松井悠 来演で落語もある

松井悠座長は落語家でもある。多才な人ナノだ。

 

 

松井悠座長の落語家名は『天狗連役車』である。昨年襲名された。三番手で披露あり。

 

香芝天満座&香芝警察 防犯をテーマにした公演は20日にある

入場は無料

 

メンバー

【写真】

 

 

座長 藤仙太郎

座長 水月姫之助

座長 三代目姫川竜之介

藤竜太郎

初代 藤ひろし

美月こと

美月楓

小月しのぶ

美月るな

美月里笑

 

芝居「平公の恋は浜の兄弟」  

【配役】

平公‥水月姫之助

 

平公に恋する娘わかめ‥ふじ仙太郎

 

平公の弟・京三‥美月こと

 

暴れん坊‥藤竜太郎

 

網元のおばやん‥美月里笑

 

網元の娘・おみよ‥美月楓

 

【あらすじ】

 

網元の家にやってきた平公。網元の娘との結婚の約束がありやってきたのだった。

 

娘が幼い時に海で溺れていたのを平公が助けた訳があり、娘が18になったら結婚させると親同士が決めていた。

 

だが平公は助ける時に岩に顔をぶっつけため鼻がつぶやれたため言葉がまともに話せず息が漏れて聞き取れない。

 

そのために、女にはもてなくなっていた平公。しかし、娘の為めに純情を貫いてきたのだ。

 

だが、娘は平公の弟と将来を誓う仲になっていた。しかも、赤鼻の平公とは結婚する気は全く なくしていた。

 

可哀想なのは、この平公。平公は恋の恨みを晴らさずおくものかと意を決する。

 

弟を殺しても、娘と結婚すると腹をくくった。

 

ところがだ、そんな平公にも恋い焦がる恋の炎を燃やす女がいたのだ。

それがわかめちゃん。


わかめちゃんが平公をたずねてきた。

 

わかめちゃんに事の次第をぶちまける。

 

平公は弟に手を引けと直談判するもキッパリはねつけられてしまった。怒り心頭の平公‥

 

そこへ、駆けつけてきのが網元だ。娘が暴れん坊に誘拐されたと‥

 

もし娘を助けてくれたなら娘と結婚させるとそこで、張り切ったふたりは娘の救出に向かう

 

わかめちゃんの妨害にもめげず平公は足早にかけていく

 

結果は‥

 

げに、失恋の結果はお定まり。それでもあきらめきれない平公。

涙を飲まずにはいられない。

 

 追いかける、追いかけるわかめちゃんと平公

組んずほぐれつ  舞台狭しと駆け回る

 

二人で暴れん坊を制裁するもおみよの心はやっぱり京三に

 

おみよを京三に譲り、旅にでる、後を追うのはわかめちゃん‥矢切の渡しで舞う二人 

 

とにかく見ないと伝えきれない劇団ふじの楽しい芝居である

 

 

口上挨拶   月姫之助

・演目、イベント紹介

・前売り券&グッズ販売

12日〜17 都京弥座長がゲスト

17日〜18 松井悠座長がゲスト

15 総長・波瑠竜之介

竜之介

 

新歌舞ショー  

・ラストショー  陰陽師化け物退治』

 

【舞踊画像】

劇団ふじの公演はいつ見ても楽しく癒される・紀州屋良五郎

 

★情報発信力&見識を兼ね備えた座長 藤仙太郎を応援する