紀州屋良五郎の大衆演劇・上方芸能 通信

大衆演劇については全国の劇場や公演場所に出かけ、その地での公演の所感・演出効果・劇団の印象を綴ります。さらに大道芸や上方落語、講談、音頭、漫才、見世物、大道芸、放浪芸、映画評についても思いつくままに書き留めてまいります。 末永くのおつきあいをよろしくお願いいたします。

▩ 劇団雪月花(桜川翔) 堺東羅い舞座2021/10/03

〇見てもろておおきに〜まいどおなじみの観劇メモでおます

 翔ちゃんまつり

 斬新な新作芝居を公開、上昇・進化する劇団を見るのは楽しみだ

 

★ 羅い舞座堺駅 スケジュール

11 花組むらさき

12月 劇団武る

 

劇団雪月花 スケジュール   

♢11松山劇場

♢12香川城山温泉

1月徳島天満座

 

メンバー

座長 桜川翔

近藤光

桜川明音

桜川れいか

桜川明澄心

大和 

あまつ秀二郎

ほか 

ゲスト  座長・天昇屋心竜

 

顔見せミニショー  

 

芝居「お役者変化」

 

・桜川座長‥尾上菊之丞  主演

 

【あらすじ】

 

島流しの亭主清吉を待ちながら家を守るお久。そこに言い寄る男・徳兵衛親分がいた。

 

お久は目の見えない亭主の父を甲斐甲斐しく面倒を見ているのだった。

 

島から、清吉が帰って来た。その間に子が産まれていた。

 

訪ねきた男はお久に思い入れして、我がものしょうとして亭主に手をかけた拍子に頭のうちどころが悪く、亭主は気がふれてしまう。

 

時流れ、お久(桜川明音)は芸者として生計を立てていた。 

 

そのお久を仲居頭お菊(座長)が励まし支えていた。そこに訪ねてきた子連れの亭主。

 

お久は名も告げず亭主に金を送り続けていた。それをしった亭主は詫びて誤解を解く。

 

しかし、またもや親分から仕打ちをうけ、亭主は追い返されてしまう。陰で一部始終を聞いていたお菊は年季証文とお金をお久に持たせお久を逃がす。

 

ここから〜変身

 

座長 菊之丞変化の本領発揮

 

仲居頭のお菊こそ、誰あろう。親の仇をうつために身を芸者に化けた菊之丞だった。そして、

親の仇こそ、お久をつけねらっていた徳兵衛親分だったのだ。

 

血の雨降る、仇討ちの大団円は見てのおたのしみとしておこう。

 

 

☆ 口上挨拶  桜川翔 座長

・劇団結成7周年を迎えました。

・くわしくは演目表をご覧ください。

10日は雪月花スペシャ

11日は松丸家小弁太座長がゲスト

・前売り券&グッズ販売

 

歌謡舞踊ショー  

・翔ちゃん祭り

・照明はかなりランクアップしている

・ショー構成のバリューエーション・衣装・演出はさすがに見応え充分。女性がうっとりする早変わり女形舞踊は追随をゆるさない。

・課題は芝居のうまい若い男性陣があと二人

・若いファンをつくるにはやはり、惹きつける役者とうつく

 

【画像】

☆ ゲスト参加の座長・天昇屋心竜さんの存在感がすごい。(劇団要の旧名・長谷心平)

 

華麗な早変わりで魅せる座長の女形はますます輝く・紀州屋良五郎