紀州屋良五郎の大衆演劇・上方芸能 通信 はてな版

大衆演劇については全国の劇場や公演場所に出かけ、その地での公演の所感・演出効果・劇団の印象を綴ります。さらに大道芸や上方落語、講談、音頭、漫才、見世物、大道芸、放浪芸、映画評についても思いつくままに書き留めてまいります。 末永くのおつきあいをよろしくお願いいたします。

▩ 映画『そして、バトンは渡された』を見た

〇 まいどおおきに〜映画メモでおます

 

予告編

 

 

 

第16回本屋大賞で大賞を受賞した、瀬尾まいこの小説を原作にしたドラマ。

STORY

血のつながらない親たちをたらい回しにさせられ、名字を4回も変えた森宮優子(永野芽郁)。いまは義父・森宮さん(田中圭)と二人暮らしをする彼女は、不安ばかりな将来のこと、うまくいかない恋や友人たちとの関係に悩みながら、卒業式で弾く「旅立ちの日に」のピアノの特訓に打ち込んでいた。やがて彼女の人生と運命は、かつて深い愛情を注いでいた娘みぃたんを残して姿を消した女性・梨花石原さとみ)と不思議な形でつながる。

キャスト

永野芽郁田中圭、岡田健史、稲垣来泉朝比奈彩安藤裕子戸田菜穂木野花石原さとみ大森南朋市村正親

スタッフ

原作:瀬尾まいこ
監督:前田哲
脚本:橋本裕志
音楽:富貴晴美
インスパイアソング:SHE'S
製作:高橋雅美、池田宏之、沢桂一、堀義貴、中部嘉人、高津英泰、弓矢政法、渡辺章仁、細野義朗
エグゼクティブプロデューサー:下枝奨、伊藤響、菅井敦
プロデューサー:田口生己、飯沼伸之、白石裕菜
アソシエイトプロデューサー:古林茉莉
撮影:山本英夫
照明:小野晃
音響:白取貢
美術:倉本愛子
装飾:西尾共未
衣裳:宮本茉莉
ヘアメイク:百瀬広美
編集:高橋幸一
VFXスーパーバイザー:諸星勲
音響効果:北田雅也
音楽プロデューサー:千陽崇之
キャスティング:田端利江、山下葉子
記録:井手希美
助監督:山下久義
制作担当:白石治
ラインプロデューサー:伊藤学

 

◯ 見たまま・感じたまま ◯

キャッチコピーは「この感動は一生忘れない」「92.8%が泣いた」「原作と異なるラスト。この感動は一生忘れない――。」となっているが私は泣けなかった。

 

とても、恵まれた家庭環境、実母も素晴らしいし、義母は奔放だが人生を楽しんで生きる。石原さとみほど母親には似つかわしくない演技を見るのも珍しい。血の繫がりがないとはいえ親子のイメージがなぜかわき上がってこないのだ。

 

また、主人公の父が次ぎ入れ替わるがだれも傷つく人も傷つける人も見当たらないのが不思議でならない映画だ。まるで善人だらけのミュージカルを見る思いがした。

 

本作は、優子目線で語られているので、梨花の本心が分かるのはラスト近くになってからである。

 

第2の母、梨花の奔放な振る舞いは全て優子への愛からだったと締めくくることも不自然さがつきまとう。

 

4人もの父、母に愛され、楽天的に生きる浮き世離れした少女の話に涙を流す機会をなくした。

 

世の中、平和だ。映画「ひとくず」をまた、見たくなった。

 

この映画で泣けた人は現実の人生を順風満帆で過ごしている人だけだろう。

 

りょうごろう拝