紀州屋良五郎の大衆演劇・上方芸能 通信 はてな版

大衆演劇については全国の劇場や公演場所に出かけ、その地での公演の所感・演出効果・劇団の印象を綴ります。さらに大道芸や上方落語、講談、音頭、漫才、見世物、大道芸、放浪芸、映画評についても思いつくままに書き留めてまいります。 末永くのおつきあいをよろしくお願いいたします。

▩ 映画『ハケンアニメ!』を見た

〇 アニメづくりをテーマにした映画ははじめてだ。

 

 

 

 

STORY

最も成功した作品の称号を得るため熱い闘いが繰り広げられている日本のアニメ業界。公務員からこの業界に転身した斎藤瞳(吉岡里帆)は、初監督作で憧れの監督・王子千晴(中村倫也)と火花を散らすことになる。一方、かつて天才として名声を得るもその後ヒット作を出せず、後がない千晴はプロデューサーの有科香屋子(尾野真千子)と組み、8年ぶりの監督復帰に燃えていた。瞳はクセが強いプロデューサーの行城理(柄本佑)や仲間たちと共に、アニメの頂点「ハケン(覇権)アニメ」を目指して奮闘する。

キャスト

吉岡里帆中村倫也柄本佑尾野真千子工藤阿須加小野花梨高野麻里佳前野朋哉矢柴俊博新谷真弓、松角洋平、水間ロン、前原滉、みのすけ古舘寛治徳井優、六角精児、(劇中アニメ「サウンドバック 奏の石」声の出演)、高野麻里佳梶裕貴潘めぐみ木野日菜速水奨、(劇中アニメ「運命戦線リデルライト」声の出演)、高橋李依堀江由衣花澤香菜小林ゆう近藤玲奈、兎丸七海、大橋彩香

スタッフ

原作:辻村深月
監督:吉野耕平、谷東大塚隆史
脚本:政池洋佑
主題歌:ジェニーハイ
ナレーション:朴路美
:劇中アニメ「サウンドバック 奏の石」、劇中アニメ「運命戦線リデルライト」
キャラクター原案:窪之内英策
メカデザイン:柳瀬敬之
キャラクターデザイン:岸田隆宏

上映時間
128分
 

アニメの素晴らしさを物語るように映し出されるのは、『白蛇伝』(1958/監督・脚本:藪下泰司)、『わんぱく王子の大蛇退治』(1963/監督:芹川有吾/脚本:池田一朗、飯島敬)、『長靴をはいた猫』(1969/監督:矢吹公郎/脚本:井上ひさし山元護久)、『太陽の王子 ホルスの大冒険』(1968/監督:高畑勲/脚本:深沢一夫)、『一休さん(第一話)』(1975/監督:今沢哲男矢吹公郎/脚本:辻真先)、『おジャ魔女どれみ(第一話)』(1999/監督:佐藤順一/脚本:栗山 緑)、『ふたりはプリキュア(第一話)』(2004/監督:伊藤尚往/脚本:川崎 良)と新旧の名作アニメの数々。東映動画から東映アニメーションと、脈々と受け継がれる実在の名作とのコラボレーションにより、アニメがもたらす奇跡を体現した、まさに本作ならではのスペシャル映像に仕上がっています!

「届けよう」とする人々の熱い想いによって作り出されるアニメの絶大な力、何より自分自身の“好き”なものに対して、妥協せず真っ直ぐに向き合う彼らの姿には、日々を懸命に生きる誰しもが共感すること間違いなし!「ハケン(覇権)」の称号をかけたバトルの裏に待ち受ける

 

◯ 私の見たままを・感じたままに ◯

 

かつて、あらゆる技術で世界を牽引した我が国。

自動車産業・精密機械など先駆的な技術は凋落するなかで、今や2兆円産業と言われるアニメ業界が日本のトップランナーだ。

 

そして、それを支えるのは若きアニメーターを取り巻くスタッフだ。その裏側を知るには恰好のの映画である。製作現場の内側をつぶさに見せてくれ興味は尽きない。

 

ハケンは派遣ではなく、覇権。つまり、てっぺんをとるという意味だ。

ストーリー展開の妙技をかけてシノギを削るバトルが息つく間もなく描かれる。

 

原作の良さが生み出した映画だ。飽きさせない。見れば、アニメに関心がなくても映り込まれている人間の感情、アイデア、新鮮な発想の活力になる。

 

セリフにこだわり、人間の感情に迫る。演劇に関係する人は必見である。何事にもエンディングが極めて重要である事を示唆してくれる。芝居の決め手は「オリジナリティ」と「セリフ」「意表を突くオープニング」そして「エンディング」だ。

それを私はこの映画か学んだ。