紀州屋良五郎の大衆演劇・上方芸能 通信

大衆演劇については全国の劇場や公演場所に出かけ、その地での公演の所感・演出効果・劇団の印象を綴ります。さらに大道芸や上方落語、講談、音頭、漫才、見世物、大道芸、放浪芸、映画評についても思いつくままに書き留めてまいります。 末永くのおつきあいをよろしくお願いいたします。

▩ 気品ある女形は桜川翔が超絶 劇団雪月花 梅南座 2022/06/04

〇見てもろておおきに〜まいどおなじみの観劇メモでおます

〇快調なすべりだし、大入続く

 早乙女紫虎座長、新月海斗座長 マンスリー参加 

 

★ 南座スケジュール

07 劇団昴

08 

 

劇団雪月花 スケジュール   

07  芝居小屋 尼崎・遊楽館

08 夢芝居

09 夢芝居

10  堺東羅い舞座

 

メンバー

座長 桜川翔

近藤光

桜川明音

桜川ゆうか

大和 

あまつ秀二郎

桜川茉那(女将)

ほか 

 

🔸マンスリーゲスト

新月海斗

早乙女紫虎座長

 

顔見せミニショー は無し

 

芝居 「遊侠流れ傘」

配役

半次郎‥座長 桜川翔

親分‥あまつ秀二郎

代貸‥近藤光

女房おなか‥新月海斗

子分たち‥大和樹、桜川明音、桜川ゆうか

 

(あらす)

 

 芝居の主役は半次郎。親分。半次郎はまだまだ半人前だ。

 

この一家を仕切る代貸は権造がちからをもっている。

 

そんな頃、澤田家から喧嘩の文が来た。尻込む子分を差し置き、喧嘩口上の使いを願い出る半次郎。女房おなかを親分に頼みたいと願う。親分は大事なドスを任せる。

 

飛び出していく半次郎。さっそく、翌朝になって戻って来た。半次郎の働きを愛でて、自らは引退し、跡目を半次郎に譲ると宣言。半次郎は男修行の旅に出る事になった。旅に出る前に女房おなか(新月海斗)と会う。

 

新月海斗が毒づく女房おなかを好演。笑いを誘う。強力な助っ人だ。

 

ところが、以前からおなかと代貸はできていた。

男修行の間、おなかの面倒は見てやると代貸

 

時流れ、代貸はいつしか親分に、今では以前の親分がこき使われる身となっていた。いたぶられ、笑いものにされつつ、半次郎の帰りを待つ親分。

 

そこへ、帰って来た半次郎。凛々しい姿であらわれた。切れる啖呵も鮮やかに見違えるようす。

 

子分達と代貸、元女房までを成敗する半次郎。そしてまた凶状旅に出るのであった。

親分の事を親父と呼ばせて欲しいとと願い幕。

 

 

 

 

★ 口上挨拶   桜川翔座長

4年ぶりの梅南座、西成界隈で公演できてうれしい。

・大入を積み上げたいと座長が熱弁

 

歌謡舞踊ショー  

・かなりバージョンアップしたショー構成

大江戸ディスコ〜スタート

新月海斗のマジックショーは秀逸

 

ラスト・お梶藤十郎

 

【画像】

進化し続ける舞踊絵巻は更なる飛躍の予感・紀州屋良五郎