〇見てもろておおきに〜まいどおなじみの観劇メモでおます。
〇 今まで見たどんな芝居より、心打たれる名演技、名場面の数数、劇団松丸家の底力のすさまじさを見た。
★メンバー
座長 松丸家小弁太
副座長 咲田せいじろう
松丸家美寿々
松丸家こもも
松丸家ちょうちょ
松丸家りへいどん
松丸家あ~ちゃん
他
☆ゲスト出演
雷鉄命
昴斗真
二代目鹿島順一(本日)
【劇団スケジュール】
7月 行田・湯本天然温泉 茂美の湯 行田もさく座
【紀の国ぶらくり劇場のスケジュール】
7月 劇団神龍
☆顔見ショー は無し
☆芝居「銀の簪」
主演‥座長 松丸家小弁太&松丸家ちょうちょ
配役
松丸家小弁太‥清之助
松丸家こもも‥梳き子おさよ
松丸家ちょうちょ‥おかつ
咲田せいじろう‥家主の本田
松丸家美寿々‥梳き子おみつ
昴斗真‥髪結いの客
まなと‥町衆
▩
二代目鹿島順一‥おさよの兄貴
雷鉄命‥町衆、昆布巻き屋
▩ あらすじ ▩
髪結のおかつの亭主、清之助は腕の立つ大工だが、今では「髪結の亭主」の典型のような男。働かずにおかつに食べさせてもらっている。
井戸から探していた簪が見つかった場面から。
街の人たちはおかつのあまりの清之助への偏執、独占欲に辟易している。
井戸から見つかった銀のかんざしをおかつに渡す清之助。礼を言いに行くという清之助をやっかみから差止めるおかつ。髪結いが男に惚れると駄目になると客になじられる有様。
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・痛いほどつたわる恋女房の嫉妬の炎
芸の力は凄まじい。松竹新喜劇の名品が松丸家ちょうちょ、松丸家小弁太の芝居で命が吹き込まれた感じがする。
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髪結いの店の場。
二人の絶妙な芝居。おかつ&清之助。
おかつの髪結床も最近はめっきり客が減っている。というのも、おかつが本業そっちのけで清之助にかかりっきりなためだ。この日も客をそっちのけで亭主の機嫌をとるおかつ。
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家主がおさよの兄貴を連れてきた。
二人を引き裂く魂胆だ。
客が減ったため、給金も払ってもらっていないという。それを聞いて驚く清之助。おかつもしぶしぶそれを認める。家主の本田は一計を案じていた。
清之助を元の棟梁・大松組のところでふたたび働かせ、さらには彼を母のもとに戻すというもの。もちろん清之助とおかつにはそれを隠し、表向きは二人が一ヶ月だけ離れて暮らすことを「提案」。清之助は土田のところで働くということにしておく。おかつも折れる。
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清之助はそういう「企み」を知らずにおかつと別れ、土田のところに行く。というのは表向き。実際は元の棟梁のところに戻る。棟梁は清之助がおかつと一緒になるのに反対だったので、おかつが無理に清之助を辞めさせたのだった。
・一月の歳月ながれ‥
減っていた客も戻ってきて、おかつの髪結床は繁盛している。あれから一ヶ月経ち、清之助が戻ってくるのを楽しみにしているおかつ。
ところが実際には清之助が元の棟梁のところで働いているという情報を、豆腐屋が漏らす。そんなはずはないと打ち消すおかつだが、心配になる。彼女が出かけたところに梳き子のおさよがもどってきて、もう一人の梳き子、おみつに、兄と家主との共謀を打ち明ける。
それのみならず、家主が清之助を別の女と結婚させようとしていると伝える。おかつの狂暴な怒りを怖れた二人、逃げ出そうとしたところにおかつが戻る。
問いつめられて、おさよは兄たちの「共謀」、そして清之助に縁談が持ち上がっていると白状。それを聞いたおかつ、一升瓶にどんぶりでやけ酒をあおる。
*この酔いつぶれるやけっぱちのおかつを素晴らしい演技で演じあげた‥松丸家ちょうちょ 好演 25才の女優、美事な金字塔や
酔った勢いで剃刀を持ち出し、土田のところへと飛び出して行く。
〇そこへ家主の本田と清之助が戻って来る。おかつが剃刀を持ち出して「なぐりこみ」をかけたと聞かされた清之助。本田に抗議する。そこまで深く深く惚れられた男の冥利を説く。
おかつが土田たちに連れ戻される。
ここからが最大の見せ場。
二階にあった丑の刻参りの藁人形。それを見た清之助。愛しくなったと‥
酔いつぶれたおかつに向かって、清之助は「おまえだけがわしの女房や」と告白をする。その清之助にすがって大泣きするおかつ。ここでの二人の演技と迫力は絶賛だ!
感動よんだ100分間。
☆口上挨拶 座長 松丸家小弁太
・前売り券&グッズ販売
・演目スケジュールの紹介
・来月から関東方面の公演になり、また関西に戻ります。
☆舞踊歌謡ショー
【画像】
https://twitter.com/matumisuzu/status/1536650272688287745?s=12
ロング公演大入いただきましたー✨
— 松丸家美寿々 (@matuMisuzu) 2022年6月14日
なんか劇場さんのご厚意で楽屋にWi-Fiがあるのだけど…近頃めちゃ不調で😱
なかなかお知らせ出来ずごめんなさい🙏
コレ観て笑って許してちょんまげ🤣
お知らせに続きます→#松丸家#ぶらくり劇場#キャッツアイ#松丸家ちょうちょ#咲田せいじろう#昴斗真 pic.twitter.com/GeUyDSZKt1
泣いて笑って、笑って泣いて、美事な喜劇を演じあげた松丸家は最高・紀州屋良五郎