紀州屋良五郎の大衆演劇・上方芸能 通信 はてな版

大衆演劇については全国の劇場や公演場所に出かけ、その地での公演の所感・演出効果・劇団の印象を綴ります。さらに大道芸や上方落語、講談、音頭、漫才、見世物、大道芸、放浪芸、映画評についても思いつくままに書き留めてまいります。 末永くのおつきあいをよろしくお願いいたします。

▩ 明音まつり 劇団雪月花(桜川翔) 梅南座 2022/06/25

〇見てもろておおきに〜まいどおなじみの観劇メモでおます

 

★ 大入りが続いています

 

 早乙女紫虎座長、新月海斗座長 マンスリー参加 

 

★ 南座スケジュール

07 劇団昴

08 新川劇団

 

劇団雪月花 スケジュール   

07  芝居小屋 尼崎・遊楽館

08 夢芝居

09 夢芝居

10  堺東羅い舞座

 

メンバー

座長 桜川翔

近藤光

桜川明音

桜川ゆうか

大和 

あまつ秀二郎

桜川茉那(女将)

ほか 

 

🔸マンスリーゲスト

新月海斗

早乙女紫虎座長

 

顔見せミニショー は無し

 

〇芝居「質屋の娘」 

・主演  桜川明音

 

 大衆演劇ではポピュラーな外題。この主役、発達障害だが、天真爛漫な明るさと純粋さ、かわいさが出せたら最高だなあと思っていました。期待していたように自然体で雪月花らしい、泣き笑いの人情喜劇になった。早乙女紫虎座長のアドリブは的確でした。

 

 ■ 配役

早乙女紫虎‥質屋山福屋主人 福兵衛

近藤光‥おさよの兄・五作

新月海斗‥番頭

桜川ゆうか‥おたみ

桜川翔‥手代・平七

桜川明音‥おふく

大和樹‥手代

ほか

 

▩あらすじ▩

 

病気がもとで頭に障がいを持ってしまった質屋七福屋の娘おふくは質屋の主人である父親にわがままに育てられる。その娘が店の手代に恋をし、深川八幡に願かけにいく。

 

主人は我が子可愛さに手代に店を譲るから娘と結婚してくれるよう頼む。最初は拒否していた手代だが押しに負けてこれを受ける。

 

喜ぶ父親と使用人だが、ひとり暗い顔をする下女。彼女は手代と来春、結婚の約束をしていた。

 

そんな時、下女の兄が訪ねてくる。母が病気で10両のお金が必要と言う。妹おたみは、貯めた5両を兄に渡し、兄は喜び帰ろうとするが、魔がさして店の手文庫から不足のお金5両を盗む。

 

使用人に抑えられる兄であったが妹の嘆願で許されるばかりか主人から5両のお金を与えられる。

 

兄は、以前、おたみが手代の平七との間のことを思い出し、別れされるカネなのかと一たびは憤慨するも、おたみの為に、こころを押さえる。

 

兄が帰った後、妹も故郷へ帰る決心し、書置きを残して店を出る。

 

書置きを見て手代も彼女の後を追おうとするが

娘に必死になって止められる

 

自分の持っているもの何でもあげるお金も着物も 花嫁衣装まで彼に与え、結婚したいと訴える娘それしか自分の気持ちを表現できない娘であった。

 

ふられたんじゃないよ  好きなお方を行かせてあげる。おまえはバカなんかじゃないよ

この質屋山福屋、男ならいくらでもカネをかそう。

 

親心はどこまでも不憫な娘  おふくに愛を注ぐ

優しいおふくは  それでも手代・平七とおさよの幸を祈るのであった

 

 最高の出来栄えの人情喜劇を見た。桜川明音さんに大拍手を送りたい。

素晴らしいものをみせていただきました。

 

☆ 口上挨拶  桜川翔座長

・きょうの桜川明音まつり、5年目の区切りとしてまつりを致しました。

・座長としても一つ一つ丁寧にやっていきたいと思っています。

 芝居も出番でないところは一つ一つメンバーの演技を見て今後に生かせるよう取り組んでいるます。

・きょうの芝居は早乙女紫虎さんがたててくれました。

 

■ 私の所感としては春陽座に迫る、上質の人情喜劇を見たおもいだ。

 

 

歌謡舞踊ショー  

・かなりバージョンアップしたショー構成

阿波踊りをモチーフにした斬新なショー

☆ 幕開けは桜川明音の阿波踊りから

     本格派である、年季が入っている!

☆ マジックを取り入れた舞踊は最高

  

ラスト・明音まつり

 

【画像】

磁石のように引き寄せるパワーが半端じゃない座長とメンバー、劇団雪月花。

脱皮した桜川明音が蝶になり大空に舞い上がるのを見た舞台だった・紀州屋良五郎