紀州屋良五郎の大衆演劇・上方芸能 通信 はてな版

大衆演劇については全国の劇場や公演場所に出かけ、その地での公演の所感・演出効果・劇団の印象を綴ります。さらに大道芸や上方落語、講談、音頭、漫才、見世物、大道芸、放浪芸、映画評についても思いつくままに書き留めてまいります。 末永くのおつきあいをよろしくお願いいたします。

▩ たつみ演劇BOX 八尾グランド劇場 2022/06/27

 見てもろておおきに〜まいどおなじみの観劇メモでおます。

 

 ほぼ、満席。330以上(定員400)は入っているだろう。桟敷も埋まる。

 

 

 『綺麗に品よく』がモットーの劇団

 

 たつみ演劇BOXの本日の公演はコロナ前と全く変わらない大盛況。

ほぼ、連日満員。

 

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メンバー

座長  小泉たつみ

座長  小泉ダイヤ

花形  小泉ライト

辰己夢有蝶

愛飢男

女優リーダー  辰巳小龍

辰己花

辰巳満月

辰巳萌萌

辰己勇天

辰己和たる

辰己五十鈴

特別出演  神楽良

舞踊指導

辰巳龍子

 

☆ 狂言 「丸政騒動記」

 

 

 

配役≫

小泉たつみ‥渡り大工 赤星銀造

小泉ダイヤ‥大工の丸政一家有馬清造

小泉ライト‥赤星の手下

辰巳小龍‥庄屋

辰巳満月‥有馬清造の妹おみよ

辰己花‥丸政一家の女将

神楽良‥五助の爺

ほか

  

あらすじ≫

 

有馬清造は、丸政一家と一緒に蝦夷のヒノキを取りに来たが、丸政一家の親分は病で亡くなる。

 

「二代目を継いでくれ」と大事な記録帖を譲り受けた有馬清三。 無事仕事を終え帰り際にお世話になった赤星に「よかったらうちに来て一緒に働らいてくれないかと誘う。赤星は快諾する。

 

だが、赤星は清造を亡き者にして丸政一家の二代目を継いで一家を自分のものにしようと企んでいた。

 

手下を使って清造を崖から突き落とす。口封じの為に手下にまで手をかけ殺してしまう。

 

一年後、赤星は庄屋との約束で未だ二代目を継いでなかった。

 

場面は墓前。丸政一家の女将と有馬清造の妹おみよが手を合わせている処に庄屋があらわれる。

 

 事の経緯を語りはじめる庄屋役演じる辰巳小龍。この役どころが実に重要なのだ。話しだすことで芝居がまわる。見ている方も流れと筋を追うことが出来る。

ここが、たつみ演劇BOXの芝居がわかりやすいツボなのだ。

 

九死に一生を得て助かった有馬清造。墓まで建てられていることにびっくり。現れた、赤星銀造と手下たち、一たびは驚くも、口八丁手八丁で言いくるめる。

 

清造が突き落としたのではない、誤解しているのだと言われ言葉巧みに騙され一家に連れて行かれた。

 

しかし、清造に生きていられては二代目を継げない赤星。追い打ちをかけるように毒入りのお酒を飲ませて殺そう謀る。

 

だが、清造はお酒を飲みそうで飲まない。

 

*たつみ座長とダイヤ座長との楽しい掛け合いにユーモアが籠もる。

話の筋に沿ったアドリブとユーモアは大衆演劇ならではの味付けなのだ。

 

飲んでしまった清造は苦悶する。逃げ回る清造の後を追う手下から命からがら逃げて、丸政の女将と妹に出会う。

 

あの死んだと思っていた清造が生きていた。

だが、毒がまわって舌が痺れて喋れない。 

紙に書いて姉に伝える

 

 手紙を読むシーンを陰ナレで表現。清造の書いた顛末が観客にわかりやすく伝わる。たつみ演劇BOXの芝居に人気があるのはこの細かい演出なのだ。何処までも、観客目線を大事にし、噛んで含めるように芝居が進行する。

 

一年後の約束のその日、場面は変わり赤星が二代目襲名になるという日を迎える。そこへ死んだはずの清造が毒に侵された身体で名乗り出てきた。

 

何を言っているかわからない、清造。本物の清造かどうかわからない庄屋は、昔からの使用人の五助の爺さんを呼んできた。

 

じっとみると清造。五助の爺さんが頭たたいた拍子に口がきけるようになった清造。

 

しかし、あったことのない庄屋はまことの清造かどうか判断に窮する。

 

しかし、赤星の手下がすべてを暴露し、晴れて清造は二代目を継ぐことができたというお話し。

 

 

☆ 休憩時間   グッズ販売

 

舞踊ショー

・ラストショー   三味線ショー望郷じょんから   三味線の技量はさすがだ

 

【画像】

連日大入り盛況のたつみ演劇BOX、コロナは八尾にはなかったのかと思うほど熱い客席紀州屋良五郎