紀州屋良五郎の大衆演劇・上方芸能 通信 はてな版

大衆演劇については全国の劇場や公演場所に出かけ、その地での公演の所感・演出効果・劇団の印象を綴ります。さらに大道芸や上方落語、講談、音頭、漫才、見世物、大道芸、放浪芸、映画評についても思いつくままに書き留めてまいります。 末永くのおつきあいをよろしくお願いいたします。

▩ 劇団曉 華舞台 星天座 2022/07/07

☆ 見てもろておおきに〜まいどおなじみの観劇メモでおます 情熱炸裂の舞台だ。

東京大衆演劇協会所属の劇団。大阪は初、今年はこの劇場のみ

 

☆ 劇団曉は栃木県の舟生かぶき村、ユーユー会館で見て以来になるかな。現在は舟生組と巡業組の二組で運営されている。

 

☆ 7/6時点で大入り20枚を越えている。

☆ 空席わずかだ。100は超えている。定員111

大入りは50 本日は昼がダブルの大入り

☆ 男性客が比較的多いのがこの劇場の特徴か

☆ 本日も混雑が予想されますので空席には、荷物は置かないようにしてくださいとの注意あり。

☆ 華舞台 星天座は座付きの客獲得に成功している。立地によるところも大きいがオーナーの奮闘と工夫が光っている。

 

☆ 座席も素晴らしいし、トイレはウオシュレット、舞台装置や道具・照明も素晴らしい。

 

☆ お客様第一のサービスも行き届いていて、ひざ掛けもサービスでスタッフが配っておられる。入場券や飲み物にクレジットカード、PayPay、SuicaICOKAなども使えるのは全国でおそらくここだけ。

 

★ 500円の年会員になれば月2枚の1000円で入れるクーポンが毎月、送られてくる。

 http://notarico.net/blog-entry-259.html

 

 

☆ 劇団曉の創始者・三咲てつや氏には多くの著作もある。大衆演劇の脚本をまとめた作品集も出しておられる。大衆演劇界では稀有の存在である。

 

 

★以前、わたしが栃木のかぶき村に行った際にも奥様が駅まで送迎くださり、今もって感謝しています。今日のご発展を見るにつけ、そのご尽力に感慨深いものがある。

 

☆ 劇団曉スケジュール

8月 四日市・ユーユー会館

 

☆ 華舞台 星天座スケジュール

8月 春陽座

 

☆メンバー

座長 三咲夏樹

座長 三咲春樹

若座長 三咲暁人

副座長 三咲大樹

三咲隼人

三咲愛羅

三咲龍人

三咲良羅

三咲憧

三咲舞花

三咲鷹人

三咲凛月 

 

☆芝居「釣り忍」

原作は山本周五郎

 

【配役】

三咲夏樹‥おはん

三咲春樹‥ 定次郎

ほか

 

 【あらすじ】

 白金屋の長男の定次郎、今は芸者あがりのお半と暮らしている。そこに留が。赤提灯で知り合った女との中を取り持って欲しいと言ってきた。

 

最初は断る定次郎だが、もう一人いた女が定次郎に惚れてるんで中を取り持つという。色めき立つ定次郎だが、お半に筒抜け。

 

留は追い出されてしまった。根掘り葉掘りじっとりと攻めてくるので定次郎は男にはつきあいってものがあるんだよと怒りだす。

 

焼き餅はこんがり焼けるから美味いんだ。泣き出すお半を慰める定次郎。万事がこの調子。

 

夜に祭りに行くので風呂に出かけた定次郎。そこへ、腹違いの兄の佐太郎が訪ね来た。弟と別れてくれと切り出す。おはんは余りに理不尽だと詰るも兄は頭まで下げる。

 

本家から跡目の指名と、母親の体調がすぐれないとのこと。断るお半。しかし火箸で胸をついて死ぬという気迫に押され承知した。

 

今日ぐらい絶ってた酒を飲ませて欲しいと飲むお半。その酒を飲んで定次郎のことを忘れてやって欲しいと兄が呟く。辛いことをわすれるならこころゆくまでのんでおくれ‥

 

そうこうして、定次郎が帰ってきた。別れ話を切り出すお半。最初は酒を飲んでるので冗談だと受け流していたが、ほとほと愛想が尽きた白金屋にお帰りよと言われる始末。

 

そこへ、義兄があらわれ一緒に帰ってくれ、母親の具合が悪いんだと頭までさげる。とうとう、定次郎はおはんと別れる決心をした。

 

仕方なく店に戻る決意をした定次郎に、そのままの姿では私の恥と、おはんが祝言のためにと一針一針縫った紋付袴に着替えさせた。やっぱり白金屋の跡取りだねとおはんがぽつりと云う。

 

勘当になって野良犬のような俺を拾ってくれたのはおはん、お前だ。綺麗だった。俺は惚れた。

もし、帰り、誰かと暮らすことがあってもお前のことは忘れないと‥

 

別れ際、定次郎は祭りで買った釣忍が一度も咲いていない。この釣り忍だけははなすなよといい残し、家を後にする定次郎だった。

 

叔父さんがやって来て跡目指名の話切り出す。叔父さんは佐太郎兄には少しの金を渡して出て行ってもらかうつもりと。

 

 中風の叔父さんが登場し、ひとしきり笑いの場をつくる。

一定の笑いがあったが、大衆演劇〜だからといって、ここに笑いが必要だろうか、大阪という地を意識したのかもしれないが過剰な演出は芝居に水を差す。

これは、個人の嗜好によるものなのかもしれないが……

 

それを聞いた定次郎は猛反発。店が傾きかけたとき、地面に頭をこすりつけて、金策に走ったのは母と弟だ。それを少しの金で出て行けとはあんまりだ。それが人間のすることか

 

ついに、想いのたけ言う定次郎はやがて、本家の怒りを買い、母親からは勘当を言い渡されてしまう。それで、勘当なら結構だ。

 

家を出て、帰ろうとしたときお半と出逢う。咲かなかった釣り忍が咲いたと。これを見ると思い出すので返すと。

 

定次郎は勘当されていくところがないと言うと、面倒見てもらえるかと定次郎。

 

のちに、定次郎の母は、誤解だったと心から詫びる。お半に息子のことを頼み祝いの金を渡す。定次郎に縁は切れたが血は切れない。何時でも遊びに帰って来いと。

 

母と義兄佐太郎は、お半に深々と頭を下げるのであった。

 

 

 

☆ 口上挨拶 

・13日はロング公演

・メンバー紹介

・前売り券&グッズ販売

 

 

 

 

☆ 舞踊ショー

ラスト舞踊   シャナナ

 

【画像】

舞台は熱気とオーラと拍手に包まれていた・紀州屋良五郎