紀州屋良五郎の大衆演劇・上方芸能 通信

大衆演劇については全国の劇場や公演場所に出かけ、その地での公演の所感・演出効果・劇団の印象を綴ります。さらに大道芸や上方落語、講談、音頭、漫才、見世物、大道芸、放浪芸、映画評についても思いつくままに書き留めてまいります。 末永くのおつきあいをよろしくお願いいたします。

▩ 劇団千章・劇団つばさ オーエス劇場 2022.12.03

☆ まいどおおきに〜観劇メモでおます

 

 

☆ 久しぶりの劇団千章

☆ 卓抜したスター性を秘めるつばさ準之助

 

 

 

 

☆ 25人余りの入り

 

☆ 芝居からのはじまり

 

☆ 

 

劇団千章 メンバー  

座長  市川良二

市川誠

白富士健太

市川愛

市川しんのすけ

太夫  市川千章

 

 

劇団つばさ  メンバー

座長  つばさ準之助

つばさ真琴

つばさ輝

つばさ雅人

つばさ天晴

 

ミニショー

芝居「仇討ち甲州路」

 

配役

市川良二‥妙見の虎太郎

つばさ準之助‥不動の英五郎

市川千章‥黒駒勝蔵

ほか

 

【あらすじ】

 

酒癖の悪い親分・相模屋は草鞋を脱いだ旅人の神田の又八の妹を手籠めにしようとするが又八に阻まれる。争っている間に斬られてしまう

 

非は相模屋にあったが親分を殺したことに違いはない、又八は妹とともににげるつ

 

相模屋の息子・十吉は仇を討とうとするが又八には渡世の親である妙見の虎太郎がおりその虎太郎の親分は甲州の鬼と呼ばれる黒駒勝蔵であった

 

これでは絶対に勝ち目が無いと考えた十吉は姉の嫁ぎ先の不動の英五郎に助っ人を頼む事にする

しかし英五郎は虎太郎とは旅先で知り合い意気投合して兄弟盃を交わしていた

十吉は英五郎に助っ人を頼むがこれを断る。

妻のお吉の頼みでも聞くことが出来ないやるなら一人でやれとこれを突放す

 

しかし十吉が死を覚悟であることを知った英五郎は又八を引き渡してもらうからそれからひとりで戦えと言い虎太郎の家に向かう兄弟盃を持って

 

虎太郎は十吉にどんなことがあっても 

相手から守ってやると約束する

英五郎が虎太郎に十吉を引き渡すように要求するがこれを断る虎太郎親分子分の義理のために 

 

本心とは違った対応しなければならないふたりである

 

英五郎はこうしなきゃぁーならねぇーバカな男だ・・と言い兄弟盃を割る驚く虎太郎だがその苦しい心情を知る

虎太郎は又八を連れて甲州へ行く、峠を超えてしまえば黒駒一家の縄張りだと英五郎に伝える

虎太郎が何を言いたいか知る英五郎

 

お互いにやくざは因果な稼業だなと言い別れるふたり

 

次に会うときは仇同士となる事が分かっているふたり

 

虎太郎は親分の黒駒勝蔵を訪ね盃を返すこれから起こることには手を出さないでもらいたいの言葉に虎太郎が死を覚悟と感じる勝蔵

 

庚申塚のある峠にさしかかった虎太郎と又八それを呼び止めたのは英五郎と十吉であったむなしく そして哀しい一騎討ちが

 

虎太郎の方が英五郎よりも腕は勝っていたが虎太郎が一瞬躊躇した時に英五郎の刀が自然に無意識に動きそしてさらに、虎太郎は

 

又八の死も悲哀を込めて描く

 

ふたりの義理をかけた果たしあいは凄まじく‥しかし、みずからがみずからに刃を向けたのは虎太郎だった。

 

斬ったお前もうれしいか、斬られた俺はうれしいぜ、互いに「兄弟」と呼び合うふたり。

頼みはお前の手で又八を斬って俺の元へ送ってくれといまわの際に語る一言が重い。

 

黒駒勝蔵の名場面、ヤクザに墓はねえからな‥

義理と義理、男と男の血生臭い闘いは幕となる。

 

 

★ 口上挨拶   座長 市川良二

 

 

 

 

大阪は激戦区です。初日より少ないんです土曜日なのに。

入りが少ないとおかずが一品減るんですよ。

 

 

 

舞踊ショー

 

 

【写真】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

着々と体制整える劇団つばさ、楽しみだ・紀州屋良五郎