紀州屋良五郎の大衆演劇・上方芸能 通信

大衆演劇については全国の劇場や公演場所に出かけ、その地での公演の所感・演出効果・劇団の印象を綴ります。さらに大道芸や上方落語、講談、音頭、漫才、見世物、大道芸、放浪芸、映画評についても思いつくままに書き留めてまいります。 末永くのおつきあいをよろしくお願いいたします。

▩ 劇団あやめ 木川劇場 2022/12/ 11

〇見てもろておおきに〜まいどおなじみの観劇メモでおます

 

 

 今月だけ、ショー写真撮影可

 

 

本日は「咲之阿国まつり」

    

☆ 木川劇場スケジュール

01 一龍座

 

 

 カンゲキ誌で紹介〜初音きらら改め初音白猿〜

 

https://twitter.com/info_kangeki/status/1523459808002994176?s=21&t=Wtm_aB1aRH820Qt0m7BSig

 

 

〇ケレンの王様猿之助、面白い演目を次々

〇独創的な創作衣装・電飾衣装で乱舞する姿はインターナショナル。

 

〇創作ショーと創作衣装、創作舞台セットにかなり力を入れるビジュアル大衆演劇が特徴。

 

 

 

メンバー

座長  猿之助  

若手リーダー  咲之阿国

花形 初音きらら

ひよこ(マスゴッド

千鳥

*マンスリーゲスト   

三代目姫川竜之介

 

 

芝居『上州土産百両首  闇夜の一文銭』

 

【キャスト】

 

・座長‥牙次郎

・咲之阿国‥正太郎

・きらら‥権次

・千鳥‥姐さん

・ひよこ‥女中

・三代目‥役人親分  山猫の三次

 

 

【あらすじ簡略】

 

・牙次郎が姐さんに頼み込み、正太郎はスリの頭目から、はれて堅気になった。

二人は浪速と江戸で修業し、3年後の再開を約束をかわす。

出会いの目印は一文銭、場所は辻堂だ。

 

料亭で修業していた正太郎。そこへ、訪れた姐さんと権次が鉢合わせ。姐さんは正太郎を庇うも、権次は我慢がならない。おきまりのように正太郎に素気ない仕打ち。

 

一方、牙次郎は目明かしの手伝いをしていた。

二人が出会う日が近づくと出世のかたちがほしくなり、親方に呼び子の笛と十手を貸し受ける。

 

場所は辻堂の前、そこへ、お尋ねもののやつれ果てた「向こう傷の和尚」として現れた。それが、正太郎だった。罪を重ねてまでも牙次郎に会いたかった。

牙次郎に捕まり賞金の100両を渡してやろうと思ったのだ。

 

牙次郎は、打ち明ける。おれも出世はできなかったんだ。しがない、まま炊きだ。たのみ込んで十手と取り縄を借りたんや。とつぶやく‥

 

 

渾身の演技で魅了する「あやめ」。

しかし、あやめの芝居には大どんでん返しがあった。正太郎に代わり罪を背負い名乗って出たのは×××だった。

 

 

*とても、利発な牙次郎を座長が熱演。今までみた劇団の中で一番賢い牙次郎だ。

 

*この話の源流はオー・ヘンリーの「20年後」「賢者の贈り物」という二つの短編を原案にして出来たといわれる。

 

それを元に川村花菱が戯作化した「上州土産百両首」といわれている。

新喜劇や歌舞伎の数々の舞台で上演され続けている。

 

 ご存じ松竹新喜劇・藤山寬美のあたり狂言の一つである。

劇団あやめにとっては縁深き作品である。

猿之助の父が、藤山寬美から直接に指南された作品だからである。

 

☆ 口上あいさつ 姫猿之助座長とメンバー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

☆ 花の新歌舞SHOW

 

*息つく間もない場面転換と激しい舞踊、舞踊、個性が万華鏡のように光るのが劇団あやめの舞踊ショー

 

 

【画像】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【ラストショー】

 

猿之助阿国 共演 飢餓海峡  

 

三国連太郎、左佐知子で映画化  原作・水上勉

樽見京一郎/犬飼多吉:三國連太郎

杉戸八重:左幸子

弓坂吉太郎刑事・元刑事:伴淳三郎

味村時雄刑事:高倉健

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

新境地をつくる大衆演劇界の革命的役者、その名は姫猿之助紀州屋良五郎

 

 

 

来年3月、堺東羅い舞座の舞台を一番、期待している。

一気に、京橋羅い舞座〜浪速クラブ〜梅田呉服座〜新開地劇場〜木馬館へと駆けあがれと願う