紀州屋良五郎の大衆演劇・上方芸能 通信

大衆演劇については全国の劇場や公演場所に出かけ、その地での公演の所感・演出効果・劇団の印象を綴ります。さらに大道芸や上方落語、講談、音頭、漫才、見世物、大道芸、放浪芸、映画評についても思いつくままに書き留めてまいります。 末永くのおつきあいをよろしくお願いいたします。

▩ 藤間劇団 九条笑楽座 2022/12/18

〇見てもろておおきに~まいどおなじみの観劇メモでおます

2年ぶりに観劇の藤間劇団

 九条笑楽座  新春公演初日の23日は2000円、イブニングあり、昼のみ

 

藤間劇団スケジュール

01 一宮芸能館SAZAN

 

九条笑楽座  スケジュール

 

01 劇団王座

02 満劇団

03 里見劇団進明座

 

 【メンバー】

 

座長 藤間智太郎  

藤間歩  

藤間あおい

 

 

松竹小梅

松竹町

初代  藤間新太郎

 

芝居からの開演

 

芝居「二人森太郎!」

 

【配役】

 

明神下の吉右衛門‥藤間新太郎

 

森太郞女房‥藤間あおい

 

旅人の森太郞‥藤間歩

 

仇討ちの侍‥藤間誠

 

正九郎一家親分、元はヤクザの森太郞‥座長

 

鳥追い女‥松竹小梅

 

ほか

 

*あらすじ*

 

鳥追い女に言い寄られ逃げまどう旅人、それを追う侍。仇討ちの森太郞と思い斬りかかる。

しかし、返り打ちに合い傷を追う。

 

それを助ける通りかかった親分は名を明神下の吉右衛門だと告げ、介抱してやり、しばし当家で休んでいけと告げ案内する。ことわけを聞けば、侍の名は佐々木新三郎といい、父の仇を追っているという。仇の名が森太郞であった。

 

一方、旅人の森太郞はヤクザの親分の屋敷に厄介になっていた。渡世の義理でシマ争いの助っ人に駆り出される。その先は明神下の吉右衛門であった。

 

吉右衛門にはは先客がいて、それが先ほどの父の仇を追う侍だった。ところが吉右衛門には思い当たることがあった。それは、同じ稼業をなすもう一人の親分のことだ。

 

昔、酒の席でその親分が御家人だったころに主君を殺めたことがあったと聞いた。もとは、主君の女房と出来てしまい一思いにやったらしい。その男が仇の森太郞と目星がついた。

 

ならば、ということで、勘違いされた森太郞も加勢し、真の仇「森太郞」の成敗へと向かうことになった。

 

頼んだ助っ人に寝返られたんではたまらないと必死に防戦するも証拠は既に知られいる。

 

飼い犬に手を噛まれたと計りに捨てぜりふをほざく親分に小気味よく、森太郞が返す台詞もかっこよく

 

「裏切ったんじゃねえ、表がえったんだよ」

 

見事、仇討ちと相成る。

 

じつに、痛快な芝居である。初代、座長、歩が個性を放つ名狂言だった。

 

*芝居・舞踊のすべてにおいて品と技量のあるのが藤間劇団である。

 

 

口上挨拶  座長  藤間智太郞

・天候の話題、ゲスト来演紹介

・雪の公演先でのエピソード

・イベント、前売り券&グッズ販売

 

花の新歌舞ショー

 

ラストショー『ええじゃないか!』

 

【画像】

 

 

 

 

 

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座員が充実、洗練された舞踊、旅芝居の本流・藤間劇団・紀州屋良五郎

 

 

【付録・演友ちゃんねるより】