☆ 見てもろておおきに〜まいどおなじみの観劇メモでおます
★ 若座長まつり
姉妹が演じる名作-【暗闇の丑松】の「丑松(竜乃)」と「女房・お米(峰子)」
☆ 公演演目など
【花柳願竜劇団スケジュール】
・02月 堺東羅い舞座
・03月 蓬莱座
・04月 オーエス劇場
【梅南座スケジュール】
・02月 おもちゃ劇団
・03月 劇団輝
・04月 劇団大川
☆メンバー
座長 花柳願竜
若座長 花柳竜乃
花形 二代目 香賀峰子
花柳さつき
若頭 あつし
蓮志
みずき
ほか
▩
他
☆ 2部構成
※
★芝居「特選!暗闇の丑松」
「暗闇の丑松」は、「股旅物」の系譜に連なる演目で、『瞼の母』や『一本刀土俵入』で知られる長谷川伸が六代目菊五郎のために書き下ろした歌舞伎作品です。
<配役>
花柳竜乃‥暗闇の丑松
香賀峰子‥丑松の女房 お米 四郎兵衛 二役
座長‥ お米の母 お熊
花柳さつき‥女郎
あつし‥ 役人
蓮志‥役人
ほか
▩
戯曲、三幕。長谷川伸作。昭和九年(1924)六月、六世尾上菊五郎が初演。
* 暗闇の丑松は講談で描かれた天保六花撰の中の人物。
《六花撰とは、河内山宗俊、片岡直次郎、金子市之丞、森田屋清蔵、三千歳、暗闇の丑松を指す》
暗い運命を背負った男の悲哀が全篇を貫く作品。
■
お米と幸せに暮らし居酒屋・亀屋を営む。板前の丑松だったが、お米の継母は道楽者で丑松には辛く当たっていた。
お熊に四郎兵衛の使いから知らせが来る。
その、誘いは大枚のカネと引換えに娘のお米を
差しだせとの頼み。5両のカネに目が眩んだお熊は早速、娘を酒の酌に差し向ける。
それと知らない丑松。あろうことか、このお熊、
邪魔な丑松の命を狙う。もみ合いとなるも、丑松は義母お熊を殺めてしまう。
そこへ、帰り来たお米、お熊の亡きがらに驚くも
経緯を聞き、丑松が高飛びするのを耐える。
現れた義兄弟の四郎兵衛がお米の面倒をみるとの約束を信じて託し、逃亡の旅に出る丑松。
しかし、これは全て四郎兵衛の悪だくみであった四郎兵衛はお米を手籠めにした挙げ句、宿場女郎に売りとばす。
*時流れ
丑松は江戸・深川へ向かっていた。道中、女郎に呼び止められ、座敷へと上がる。江戸生まれの女がいないかと尋ねてみるとひとりの女が通された。
そこで丑松は女郎になったお米と再会する。
*情緒溢れる伊豆下田の女郎屋での再会
すべての思いを手紙に託し、自害したお米。
切々とした思いが語らる。
* どんな思いで苦労を重ね、お米との出会いを待ち望んで来たかの一部始終、だが、信じてもらえない儚さに身が震えるお米であった。
丑松はお米の話を聞かず、不貞だと責めてしまう。
一目、夫に会いたいという最後の希望まで、無残に打ち砕かれてしまった。
お米は絶望し、四郎兵衛の仕打ちを書いた手紙を遺して自害する。
物語の主軸は、真実を知った丑松の、四郎兵衛への復讐だが‥
真実を知り復讐に燃えた丑松。
憎きは四郎兵衛。仇をとろうと待ち伏せる丑松。
暗い運命を背負った男の悲哀と女の情愛
それは復讐を果たしても癒えない暗闇の丑松。
その時が来た、憎きは四郎兵衛を一差し、
暗闇の中を駆け抜ける丑松。
花道をゆく丑松で芝居の幕となる。
*ラストの演出にひねりを加えて、見応えある芝居を魅せる若座長に拍手を送ろう。
☆舞台口上 花柳竜乃若座長
・演目などのスケジュール(別掲)
・前売り券&グッズ販売
☆舞踊ショー
・ラストショー 「古時計」
【画像】
初心者にもわかりやすく、見やすく楽しめる工夫が満載、舞台道具も自ら仕上げる劇団が花柳劇団・紀州屋良五郎