紀州屋良五郎の大衆演劇・上方芸能 通信 はてな版

大衆演劇については全国の劇場や公演場所に出かけ、その地での公演の所感・演出効果・劇団の印象を綴ります。さらに大道芸や上方落語、講談、音頭、漫才、見世物、大道芸、放浪芸、映画評についても思いつくままに書き留めてまいります。 末永くのおつきあいをよろしくお願いいたします。

▩ 意気込みと熱気のシャワー‥ 劇団曉 華舞台 星天座 2022/07/04

☆ 見てもろておおきに〜まいどおなじみの観劇メモでおます 情熱炸裂の舞台だ。

東京大衆演劇協会所属の劇団。大阪は初、今年はこの劇場のみ

☆ 劇団曉は栃木県の舟生かぶき村、ユーユー会館で見て以来になるかな。現在は舟生組と巡業組の二組で運営されている。

 

☆ 休み明け、雨、関西初乗りにもかかわらず、昼の部だけで100超えは凄いといってよい。連日大入り。

 

☆ 華舞台 星天座は座付きの客獲得に成功している。立地によるところも大きいがオーナーの奮闘と工夫が光っている。

 

座席も素晴らしいし、トイレはウオシュレット、舞台装置や道具・照明も素晴らしい。

 

また、お客様第一のサービスも行き届いていて、ひざ掛けもサービスでスタッフが配っておられる。入場券や飲み物にクレジットカード、PayPaySuicaICOKAなども使えるのは全国でおそらくここだけ。

 

★ 500円の年会員になれば月2枚の1000円で入れるクーポンが毎月、送られてくる。

 http://notarico.net/blog-entry-259.html

 

 

 

☆ 劇団曉の創始者・三咲てつや氏には多くの著作もある。大衆演劇の脚本をまとめた作品集も出しておられる。大衆演劇界では稀有の存在である。

 

 

★以前、わたしが栃木のかぶき村に行った際にも奥様が駅まで送迎くださり、今もって感謝しています。今日のご発展を見るにつけ、そのご尽力に感慨深いものがある。

 

☆ 劇団曉スケジュール

8 四日市・ユーユー会館

 

☆ 華舞台 星天座スケジュール

8 春陽座

 

メンバー

座長 三咲夏樹

座長 三咲春樹

若座長 三咲暁人

副座長 三咲大樹

三咲隼人

三咲愛羅

三咲龍人

三咲良羅

三咲憧

三咲舞花

三咲鷹人

三咲凛月 

 

芝居「大当たり高津の富くじ

  主演  紙問屋亀屋若旦那伊之助  三咲夏樹

  助演  大工の棟梁辰五郎  三咲春樹

 

【あらすじ】

 

上方落語「高津の富」をもとに描かれた喜劇。

劇化では松竹新喜劇の「大当たり高津の富くじ」(平戸啓二作)がある、今回はおそらく、それがベースになっているのだろう。

 

落語の芝居化といえば幾つもあるが、最近ではくまざわあかねさん作の「山名屋浦里」が有名。

 

笑福亭鶴瓶さんが口演、のち歌舞伎、大衆演劇でも上演されている。


紙問屋亀屋の若旦那伊之助は、何不自由なく育てられたせいか、金の有難味は皆目分からず、新町の廓で芸者あそび、放蕩三昧の日々。

 

ついに勘当されてしまい、大工の棟梁辰五郎が引取り面倒をみる。それでも放蕩はなかなかやまない。

 

しかし実は、五百両の金がなくては潰れてしまう処まで亀屋は切迫していた。


伊之助はそんなこととは露知らず、困っている人に出会う度に、人の難儀や命が金で助かるならと、次から次へと金と引き替えに人を助けていく。

 

人助けとはいえあまりに見境えなくやるものだから身上は尽きるほどになる。

 

ところが、そんな伊之助に、初めて金の有難味が分かる時がやって来た。

 

何気なくふと買った一枚の富札がなんと‥大当たり。

 

ある種、善行の積み重ねを神は見捨てるはずはないというオチがつく芝居である。カネでなきカネで諍う人の世のかなしさ、おかしさにスポットをあてた喜劇だ。

 

善人は必ず報われる。母と苦労を掛けた義理の弟にせめても報いたい兄の神頼み。パッと花咲きご陽気に。それが松竹喜劇のセオリーだ。

 

弱者が勝つ、弱いものを笑わない筋の通った喜劇は松竹新喜劇の真骨頂。

 

見どころはカネで右往左往する人生の喜怒哀楽の表現。いろんな人物の個性がもっと出れば満点やがね

 

 

伊之助のセリフでは‥

「どこぞの神さんじゃないけど、授けてくれてありがたい」とのセリフ。そこを、大阪公演なら、ここはやはり「高津の神様に助けてもろた。いや、人情厚い東大阪のお客様という神様にすくい上げてもろたんやわ」としたらどうだろう。

 

喜劇というものは、時と場を踏まえた当意即妙の笑いと擽りがあれば光が増すもんでおまっせ。

 

 

☆ 口上挨拶   両座長とずらり10

13日はロング公演

・メンバー紹介

・前売り券&グッズ販売

 

 

 

 

☆ 舞踊ショー

ラスト舞踊   みちのく節

 

【画像】

 

舞台は熱気とオーラと拍手に包まれていた・紀州屋良五郎

▩ 映画『エルヴィス』を見た

◯ スーパースターの実話、音楽で世界を変えたというキャッチに惹かれて見ることにした。

 

予告編

 

STORY

1950年代、エルヴィス・プレスリー(オースティン・バトラー)は歌手としてデビューする。彼の個性的なパフォーマンスは若者たちに熱狂的な支持を受ける一方で、批判や中傷にもさらされる。やがてエルヴィスは警察の監視下に置かれた会場でライブを行うことになり、マネージャーのトム・パーカー(トム・ハンクス)が彼に忠告を与える。

キャスト

オースティン・バトラー、トム・ハンクス、ヘレン・トムソン、リチャード・ロクスバーグ、オリヴィア・デヨング、ヨラ、ションカ・デュクレ、アルトン・メイソン、ケルヴィン・ハリソン・Jr、ゲイリー・クラーク・Jr、デヴィッド・ウェンハム、ルーク・ブレイシー、デイカー・モンゴメリー

スタッフ

脚本・監督・製作:バズ・ラーマン
製作・美術・衣装:キャサリン・マーティン
製作:ゲイル・バーマン、パトリック・マコーミック、スカイラー・ワイス
脚本:サム・ブロメル、クレイグ・ピアース
脚本・原案:ジェレミー・ドネル
撮影:マンディ・ウォーカー
編集:マット・ヴィラ、ジョナサン・レドモンド
音楽・音楽総指揮:エリオット・ウィーラー

上映時間
159分

◯ 私の見たまま、感じるまま ◯

 

いっせい風靡したエルヴィスの裏面史が描かれている。どんなスターにも裏面史がある。

 

彼をスターダムに押し上げたのはトム・パーカー大佐という男だ。「おれが50%エルヴィスの儲けを喰ったと言うが、エルヴィスは俺を信じていた」と語らせる。有能なこの興行師がいなければエルヴィスが世に出ることはなかったかもしれない。

 

彼の通称はスノーマン。スノー(雪)はカネだ。カネを降らす男=スノーマンだ。

スノーマンといういい方が気に入った。美空ひばりにも、プロレスの力道山にも、〇〇〇というスノーマンがいた。

興行師の世界はスターを発掘し、世に出し、売ることでみずからもカネを得る、いやいっしょに「夢」を見るのだ。

 

そのためにスターの見せ方、売り方の知恵に卓抜した能力が求められる。

上方流に言えば吉本興業の中興の祖「林正之助」みたいな存在がスターには必用なのだ。

 

彼は落語、講談が民心の時流変化による衰退を見極め、「漫才」を興業の中心に据えた。

エンタツアチャコという逸材を得て、今日の吉本興業の基礎を作った。

これがカネを降らす男、浪花のスノーマン。

興行師はスノーマンなのだ。

 

それが仮に大衆演劇の世界であっても同じなのだ。ああ、BIGなスノーマンが出て欲しい。そんなことを妄想しているうちに映画は終わってしまった。

 

私にとってはエルヴィスより、雪を降らす男に興味が尽きない。

 

エルヴィスはたった42歳で死をとげた。妻との別れの際、「俺が50歳で、お前が40歳になったらもう一度一緒になろう」と泣いたエルヴィスは人の子に帰った一瞬だった。しかし、彼は「家庭、愛、ふつうの幸せ」を捨てた人生と引換えにスターという勲章を得た。

 

しかし、時代を動かした快感は誰でも得られるものではない。スノーマンもまた同じ夢を見た。

 

興行師にとり世をドギマギさせ、有頂天にさせる痛快さをこの映画は教えてくれている。

 

あなたは、支え人に興味があるか?それともスターになりたいのか?人生は1度きりだ。パッと花を咲かそやないか

 

▩ 座KANSAI オーエス劇場 2022/07/03

☆ 見てもろておおきに〜まいどおなじみの観劇メモでおます

☆ 11 19日、 25日が休演日

☆ 新体制で出発する劇団

☆ 久しぶりの座KANSAI

 

☆ オーエス劇場スケジュール

8 鳳凰

 

劇団 KANSAIスケジュール

8 掛川蓬莱座

 

 

メンバー

総座長  金沢じゅん

座長  金沢つよし (責任者)

副座長  金沢かずま

若座長 金沢ひろし

花形 金沢ごう

金沢まさと

後見  金沢りゅうた

 

顔見せミニショー

*全力奮闘の顔見世ショー

東京だよおっかさん

メンバーが次々と登場

 

 

芝居「闇行く三度笠」

 

【あらすじ】

 

ある日、仏一家の若親分吉五郎が、美人姉妹がやってる茶店を訪れる。妹のおみよと一緒にならせてくれと頼み快諾を得る。さっそくいちゃつく二人。

 

そこへ、通りかかった旅人。落ちぶれた姿だ。今日は祭りで忙しそうだ。冷やでいっぱいと頼む。

 

その顔から小金井小次郎親分とわかる。じつはこの姉妹と亡き親父・藤兵衛は命を助けてもらった恩人だった。

 

たっての願いで、この茶店で一夜の宿をとることになった。

 

そこに現れた親分とその子分。その親分はこの茶店の娘に惚れていた。ちょいと話があるからと子分は向こうにいってろと遠ざける。酒を頼んだ親分、ついでくれと云う。

 

好きな女ができた。俺が惚れた女とは姉娘のお前だと告白するも云うことをきかない。力ずくでもものにすると云って聞かない。

 

それを割って入ったのが若親分吉五郎。それなら、先代に貸した50両を返せと難題。挙げ句の果てに額まで割られてしまう。

 

何をすると憤るのだったが、借金のことを言われ黙るしかない。そこへ、茶店の奥にいた、一人の百姓が助け舟をだす。名は茂吉と名乗る。

 

ドスは収め、どうか素手の殴り合いで決着をつけてくれないでしょうかと云うことで二人はプロレスのような試合をはじめる。

 

なかなか、決着がつかない。そこへ、ドメイクの用心棒まで加勢するもそそくさと退散する。

 

*ラフな芝居が展開される‥まぁコメディやね

ギャグも飛ばすも、笑いは滑る。

 

やがて話はピリッと締まり、百姓姿の男は頭巾をとれば小金井小次郎。この小次郎が若親分を守る。だが泣きどころは鳥目の病。

 

それを知った男、亡き者にしようと挑みかかる。さて、弱点を知ったら勝てると用心棒、あっしに任せておくんなせぇと啖呵を切ってみせる。

 

しかし、娘が明かりを消しせば真の闇、闇なら

勝負はついたも同じと小次郎、激しい斬りあいの果て決着をつけ幕となる。

 

 

☆ 口上挨拶   座長 金沢つよし  金沢かずま  ほか

・新体制になり、今はいろいろ手探りしながら作っていきたい

・うちの劇団はこころの触れ合いを一番に現在までやってきた。

・前売り券&グッズ販売

 

 

☆ 舞踊ショー

ラスト舞踊 PRANA

 

【画像】

顔見世ショーから全力奮闘の座KANSAI紀州屋良五郎

 

▩ 映画『ベイビー・ブローカー』を見た

◯ カンヌ受賞で話題の是枝裕和監督作品を見た

🔸予告編

 

 

STORY

クリーニング店を営む借金まみれのサンヒョン(ソン・ガンホ)と、「赤ちゃんポスト」がある施設に勤務するドンス(カン・ドンウォン)の裏の顔はベイビー・ブローカーだった。ある晩、二人は若い女性ソヨン(イ・ジウン)が赤ちゃんポストに預けた赤ん坊をひそかに連れ去る。翌日考え直して戻って来たソヨンが赤ん坊がいないことに気づき警察に届けようとしたため、サンヒョンとドンスは自分たちのことを彼女に告白する。

キャスト

ソン・ガンホカン・ドンウォンペ・ドゥナ、イ・ジウン、イ・ジュヨン

スタッフ

監督・脚本・編集:是枝裕和
製作総指揮:イ・ユジン
プロデューサー:ソン・デチャン、福間美由紀
共同プロデューサー:ユン・ヘジュン
撮影:ホン・ギョンピョ
照明:パク・ジョンウ
美術:イ・モグォン
衣装:チェ・セヨン
音楽:チョン・ジェイル

 
上映時間 130分
 
◯ 私の見たまま、感じたまま ◯
 
子どもの人身売買をテーマにした映画である。社会の底辺を生きる人々が主人公だ。
 
初期の是枝作品『しかし… 福祉切り捨ての時代に』に見られるような一人の人に寄り添う温かい視点が全編を貫く。
 
冒頭のシーンは衝撃的だ。若い女が教会にある子捨てポスト(赤ちゃんポスト)に我が子を捨てに来る。それを尾行していた女刑事がつぶやく『捨てるなら生むな』と。
 
私は、思う。まだ、韓国には宗教心や社会倫理が生きているなと。もちろん、日本にも赤ちゃんポストのような活動をされているところもあるが。ほとんどのニュースは「嬰児遺棄」「虐待殺害」で目を覆うばかりだ。
 
誰かに拾って貰っても「命」の尊厳だけは…守りたいという最低限のモラルがある韓国社会。
 
「産まずに殺す」「産んですてる」国、「産んで殺す」
残念だが虫けらのように…平然と廃棄物を処理するように殺害し捨てゆく国・日本はやはり心が壊れつつある。
 
まさに、宗教心どころかルラルまでも崩壊したかのように映る。
 
この映画の面白さは、子を捨てた女が、ブローカー達と共に暮らし斡旋の活動を始めていく内に、いつしか疑似家族のような愛に包まれていくところだ。
さらには、観客をも次第にその優しい気分に巻き込まれてしまう。
 
この映画を見ているとなぜか大衆演劇のいくつかのシーンが甦ってくる。
それはまさに、「ふるさとの兄」であったり「瞼の母」といった古き良き時代のノスタルジーを感じさせるのはなぜだろう。
 
人生の深い苦悩がわかる人ならこの映画のやさしさにきっと気づくに違いない。
さすが受賞作だ。期待は裏切らない。おすすめできる映画だ。

◼️ 劇団昴星 梅南座 初日 2022/07/01

☆ 見てもろておおきに〜まいどおなじみの観劇メモでおます

☆ 南座は初乗り  今月はここからスタート

☆ 1415日は休演日、毎回金曜日の夜の部なし、2時間30分の公演。ゲストは別掲。

☆ 客の入りは十数名、男性客が半数

☆ 3年ぶりで期待していた

 

 

メンバー

座長  大和みずほ

大和一也

大和美明

大和龍

大和拓矢

美月かな

 

芝居「恋の大川流し」

 

【配役】

大和美明‥手代の佐吉

座長‥弥吉

大和一也‥壇那

美月かな‥芸者花千代

ほか

【あらすじ】

 

主人公は、上方での長く辛い修行を終え、許嫁と夫婦になるために帰ってきた矢吉。

だが、許嫁の千代には実は好きな人がいてました

 

許嫁のことを思い、自分は身を引くためにひと芝居打つことに‥‥

 

お嬢さんを捜す女将さんと女中たち

若旦那を探す丁稚たち

 

佐吉とお嬢さんはやっと出会う

道で出会った男に諭された二人。

 

店に帰り「一緒にさせてくれと頼みなはれ  あかなんだら身投げでもすると云えばええんや」と言われた通り急いで戻る。

 

今日は 約束どおりの仮祝言の日

 

若旦那は 馴染みの芸者に頼み、一芝居打ち、身を退く‥そんな細工で好き合った二人を 一緒にさせてやる。

 

美空ひばりの大川流しの曲流れクライマックス

 

ざっとの筋はこんな感じ

 

* さらっとした芝居、若いメンバーが座長のまわりを囲むような芝居。劇団昴星の馴染みはここら界隈では少ないのか‥

 

閑話休題 西成と芸能 

 

昔、新世界に新花月という松竹芸能系の劇場があった。新人はここからスタートする。観客は毎日のように通ってくるだから目も肥えている、手抜きは出来ない。客と舞台の真剣勝負という緊張感があった。

 

落語の六代目笑福亭松鶴や、いとしこいし、かしまし娘、三代目桂春団治などそうそうたるメンバーがここで初舞台を踏んでいる。

 

私が見たときも「春やすこ・けいこ」という若い女性コンビが客から「おもろない、ひっこめ」といわれ立ち往生していたのを記憶している。とにかく、厳しかった。

 

一方、演者も肚がすわっていた。桂文紅が酔って客どおしが雑談をしていたら「出ていってくれ」と舞台から恫喝していた。うっかり、居眠りも出来ない緊張感があった。

 

笑福亭鶴光によると、最初の数日間は「やめやめ」といった罵声ばかりで師匠の六代目松鶴に相談したところ、「おまえ、客を見下してるやろ」という指摘とともに噺の前に「誠心誠意頭を下げて」挨拶することを指導され、それを実行した翌日の高座からは客が聴いてくれるようになったという。

 

西成は芸人にとって修行するのには最高の聖地であると私は思っている。大衆演劇においてもこの西成区に三座(梅南座・鈴成り座・オーエス劇場)、浪速区に二座(浪速クラブ・朝日劇場)が密集している。その日の公演の評価は一夜にして口コミで伝わるという大衆演劇のバトル基地である。 緊張感のない劇団は敗退するしかない。

 

口上挨拶   座長 大和みずほ

・梅南座はゲストでの出演はありますが劇団としては初乗りです。

・先月、足の甲にヒビが入り立ったままでの口上挨拶で失礼します。

 

 

14日、15日が休演日、金曜日は夜の部なし

・前売り券&グッズ販売

 

 

■ 舞踊ショー

 

【画像】

旅芝居の大和魂を西成界隈で咲かせ欲しい・紀州屋良五郎

▩ 翔ちゃん・紫虎ちゃんW祭り 劇団雪月花 梅南座 2022/06/28

〇見てもろておおきに〜まいどおなじみの観劇メモでおます

★ 大入りが続いています

 

 早乙女紫虎座長、新月海斗座長 マンスリー参加 

 

★ 南座スケジュール

07 劇団昴

08 新川劇団

 

劇団雪月花 スケジュール   

07  芝居小屋 尼崎・遊楽館

08 夢芝居

09 夢芝居

10  堺東羅い舞座

 

メンバー

座長 桜川翔

近藤光

桜川明音

桜川ゆうか

大和 

あまつ秀二郎

桜川茉那(女将)

ほか 

 

🔸マンスリーゲスト

新月海斗

早乙女紫虎座長

 

顔見せミニショー は無し

 

☆芝居『鳥辺山心中』

 

 

 ■ 配役

早乙女紫虎‥半九郎

桜川翔‥遊女お染

近藤光‥藤兵衛親分

あまつ秀二郎‥半九郎の父親

新月海斗‥遊女

桜川明音‥遊女

ほか

 

▩あらすじ▩

 

とある郭の座敷

 

貸元の藤兵衛がお染に入れあげ、身受け話をまとめたいと迫っている。

 

今日もやってきてお染を呼び、身受けしたいと云う。しばし、考える暇をというお染は明日の暮れ六つまで待ってほしいと返答する。

 

そこへ、訪ねて来たのが半九郎。かねてからお染の恋仲の男である。

子細をはなせば、元よりお前を身受けするつもりでカネを作ってきたとの優しいはなし。お染の女心は燃えあがる。

 

そうこうするうちに半九郎の父親が瓢簞村から訪ねて来た。

ところが今、親父と逢わせたなら反対されるに違いないと思ったお染は半九郎は留守にしていると偽る。親父は逢えなかったらとあらかじめしたためた手紙をお染に託す。

 

その手紙には、カネを借りていた藤兵衛親分に責められ、母は殺されたと書かれていた。一緒に瓢箪村に帰ってくれと云うのであった。

 

酒も飲めない半九郎が酒を用意してくれとお染に云う。俺が瓢簞村からいなくなった為に母が死んだとヤケになり気持ちは荒れすさぶ。

 

そこへ、現れたのが藤兵衛の貸元。お染が自分より先に身受けされたと聞いて逆上する。ただでは、すまさないと果たし合いを切り出す。

 

郭の中の諍いはご法度である。ならばと場所は鳥辺山で果たし合う事とあいなった。見事に、決着をつけ藤兵衛をしまつする。

 

鳥辺山あたりで親父と出会い、堅気になって瓢簞村へ一緒に帰る腹を固める。

親父は道すがら拾った守りがあった。その守りはお染が落としたものだった。

 

お染が大事にしていた守りは父の証。お染の父は半九郎の親父とわかる。実は半九郎には妹がいた。その妹というのは惚れたお染だったのだ。

 

実の兄妹とわかってみれば添い遂げるなど六道・地獄への途。世間からに畜生と云われる。ならば互いに差しちがえるしか術がない。

 

愛しい人となら地獄へまでも‥たとえ、それが兄であっても……来世は夫婦になりもしよう。

 

儚む親父も、人の親、こんな二人は不備でならぬ。ならば儂は三途の川の船頭に、なって来世に渡してやろう。二人だけでは逝かせはせぬ…哀しい悲しい物語

 

 

 

 

 

 

☆ 口上挨拶  桜川翔座長

 

・いま、壁を破りたいと真剣に思っています。

時間を作って色んな舞台を見て勉強したいと思っています。

新しい芝居にも挑戦しています。これからも、芝居についてもっともっと練り上げ新しい境地を開いていきたい。

 

・来月は尼崎・遊楽館、和歌山・夢芝居をまわり堺東羅い舞座の公演となっています。

■ 

 

歌謡舞踊ショー  

 

・かなりバージョンアップしたショー構成

新月海斗座長のマジックを取り入れた舞踊は最高

  

ラスト・雪舞

 

【画像】

磁石のように引き寄せるパワーが半端じゃない座長とメンバー、劇団雪月花、成長曲線が見えてくる劇団だ・紀州屋良五郎

 

▩ たつみ演劇BOX 八尾グランド劇場 2022/06/27

 見てもろておおきに〜まいどおなじみの観劇メモでおます。

 

 ほぼ、満席。330以上(定員400)は入っているだろう。桟敷も埋まる。

 

 

 『綺麗に品よく』がモットーの劇団

 

 たつみ演劇BOXの本日の公演はコロナ前と全く変わらない大盛況。

ほぼ、連日満員。

 

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🔺使うと安いよ〜  観光スポット、宿泊も

 

メンバー

座長  小泉たつみ

座長  小泉ダイヤ

花形  小泉ライト

辰己夢有蝶

愛飢男

女優リーダー  辰巳小龍

辰己花

辰巳満月

辰巳萌萌

辰己勇天

辰己和たる

辰己五十鈴

特別出演  神楽良

舞踊指導

辰巳龍子

 

☆ 狂言 「丸政騒動記」

 

 

 

配役≫

小泉たつみ‥渡り大工 赤星銀造

小泉ダイヤ‥大工の丸政一家有馬清造

小泉ライト‥赤星の手下

辰巳小龍‥庄屋

辰巳満月‥有馬清造の妹おみよ

辰己花‥丸政一家の女将

神楽良‥五助の爺

ほか

  

あらすじ≫

 

有馬清造は、丸政一家と一緒に蝦夷のヒノキを取りに来たが、丸政一家の親分は病で亡くなる。

 

「二代目を継いでくれ」と大事な記録帖を譲り受けた有馬清三。 無事仕事を終え帰り際にお世話になった赤星に「よかったらうちに来て一緒に働らいてくれないかと誘う。赤星は快諾する。

 

だが、赤星は清造を亡き者にして丸政一家の二代目を継いで一家を自分のものにしようと企んでいた。

 

手下を使って清造を崖から突き落とす。口封じの為に手下にまで手をかけ殺してしまう。

 

一年後、赤星は庄屋との約束で未だ二代目を継いでなかった。

 

場面は墓前。丸政一家の女将と有馬清造の妹おみよが手を合わせている処に庄屋があらわれる。

 

 事の経緯を語りはじめる庄屋役演じる辰巳小龍。この役どころが実に重要なのだ。話しだすことで芝居がまわる。見ている方も流れと筋を追うことが出来る。

ここが、たつみ演劇BOXの芝居がわかりやすいツボなのだ。

 

九死に一生を得て助かった有馬清造。墓まで建てられていることにびっくり。現れた、赤星銀造と手下たち、一たびは驚くも、口八丁手八丁で言いくるめる。

 

清造が突き落としたのではない、誤解しているのだと言われ言葉巧みに騙され一家に連れて行かれた。

 

しかし、清造に生きていられては二代目を継げない赤星。追い打ちをかけるように毒入りのお酒を飲ませて殺そう謀る。

 

だが、清造はお酒を飲みそうで飲まない。

 

*たつみ座長とダイヤ座長との楽しい掛け合いにユーモアが籠もる。

話の筋に沿ったアドリブとユーモアは大衆演劇ならではの味付けなのだ。

 

飲んでしまった清造は苦悶する。逃げ回る清造の後を追う手下から命からがら逃げて、丸政の女将と妹に出会う。

 

あの死んだと思っていた清造が生きていた。

だが、毒がまわって舌が痺れて喋れない。 

紙に書いて姉に伝える

 

 手紙を読むシーンを陰ナレで表現。清造の書いた顛末が観客にわかりやすく伝わる。たつみ演劇BOXの芝居に人気があるのはこの細かい演出なのだ。何処までも、観客目線を大事にし、噛んで含めるように芝居が進行する。

 

一年後の約束のその日、場面は変わり赤星が二代目襲名になるという日を迎える。そこへ死んだはずの清造が毒に侵された身体で名乗り出てきた。

 

何を言っているかわからない、清造。本物の清造かどうかわからない庄屋は、昔からの使用人の五助の爺さんを呼んできた。

 

じっとみると清造。五助の爺さんが頭たたいた拍子に口がきけるようになった清造。

 

しかし、あったことのない庄屋はまことの清造かどうか判断に窮する。

 

しかし、赤星の手下がすべてを暴露し、晴れて清造は二代目を継ぐことができたというお話し。

 

 

☆ 休憩時間   グッズ販売

 

舞踊ショー

・ラストショー   三味線ショー望郷じょんから   三味線の技量はさすがだ

 

【画像】

連日大入り盛況のたつみ演劇BOX、コロナは八尾にはなかったのかと思うほど熱い客席紀州屋良五郎