▩ 森川劇団 華舞台 星天座 2026/04/05
○ まいどおおきに〜観劇メモでおます
〇 特選狂言 鶴八鶴次郎 父娘まつり
★ 老舗実力派劇団
★劇団メンバー
座長 森川竜二
若座長 森川煌大
リーダー 森慶次郎
夢川なみ
花形 夢川美空
夢川結月
夢川かのこ
竜大豆
竜小豆
他
ゲスト‥嵐瞳劇より
嵐山瞳太郎 葉山花凛 ほか
★華舞台 星天座スケジュール
05月 優伎座
06月 浅井海斗劇団
07月 劇団夢道
☆芝居「鶴八鶴次郎」(川口松太郎原作)
主演‥森川竜二・夢川美空
▩ あらすじ ▩
《おもなキャスト》
森川竜二‥鶴次郎
夢川美空‥鶴八・おとよ
森川煌大‥ 伊豫善の若旦那・松崎
葉山花凛‥太夫元・竹野の壇那
嵐山瞳太郎‥左平
ほか
【気ままなあらすじ】
大正時代の東京に鶴賀鶴八、鶴次郎という新内の名コンビがいた。二人は心の中ではお互いを尊敬し憎からず思っていたが、芸のこととなると譲らないのでいつも喧嘩していた。
大正8年正月も大入りの舞台を終え、部屋へ帰ってきた二人は上機嫌でお互いに褒め合っていたが、鶴次郎が三味線の手について一ヶ所注文を出すと鶴八はカチンときて喧嘩になり、支配人の竹野に諭される始末。
鶴八は自分のあまりの気の強さから鶴次郎に嫌われているのではないかと女心に案じていた。彼女には料理店伊豫善の主人・松崎という贔屓があり、求婚されているのだ。
鶴八は鶴次郎を慕いつつも、鶴次郎の頑固さからいっそ伊豫善の申し込みを受けようかと考えることもあった。その年の4月、鶴八は大阪の名人会が済むと高野山に亡き母・先代鶴八の遺骨を納めに行く予定を果たそうと鶴次郎と出かけた。そこで鶴八は思い切って伊豫善へ嫁に入ろうかと思うと明かす。
鶴次郎が愕然とし、嫁に行くなら私の所に来てくれと泣くのを見て、鶴八は胸をときめかし、二人は意地を忘れてお互いの恋心を打ち明け、夫婦の誓いを交わすのだった。
それから1ヵ月後、鶴八は亡き母の願いだった鶴賀の名のついた寄席を伊豫善の資金援助で経営することになった。
ついに鶴八も頭にきて強い言葉を返すと、鶴次郎はお前との仲もこれきりだと言い放って飛び出してしまった。
それから2年。場末のうらびれた寄席にいる鶴次郎を案じた左平が伊豫善の妻となった鶴八を訪ね再び二人で舞台に立ってくれと懇願する。鶴八も鶴次郎の事が忘れられず、彼をもう一度晴れの舞台に復活させたいと左平を迎えにやるのだった。
鶴次郎は、夫の許しを得た鶴八と二人で再び名人会に出演した。昔以上に芸が上がっていると絶賛を博した2人だったが、楽屋へ引き揚げてきたところで鶴次郎は鶴八の三味線に難癖をつけ始めた。
鶴八は烈火の如く怒り、鶴次郎も引かないので二人は再びもの別れになってしまった。
その夜、鶴八の番頭・佐平が居酒屋で酔いつぶれている鶴次郎を発見し短慮を諌めると、鶴次郎は、鶴八を心から愛していて、だからこそ芸道に引き戻して今の幸せを損ねたくなかったと本心を明かす。
佐平は何も言わずに盃をさし、鶴次郎は再び酔いつぶれるのだった。
余韻のあるエンディング
★ 「こころして、弾いておくれよ三味線を。俺の語りに、あわせるように……」
(岡本文弥)
☆愛する故に本心隠し、諍いながらもそれが愛した女の幸せと思いつつ‥男の真心を切々と演じる森川竜二、いや〜うまいねぇ 芸道一筋に生きてきた座長ならではの風格がにじみ出る芝居だった。
☆父娘の息のあったやりとり。緊迫感のある二人の気迫のこもった芝居に喝采!絡む嵐山瞳太郎座長が色を添え、織りなす極上の舞台だった。長編80分
☆ 名作も名演者がいて初めて魂が入るのを実感する舞台だった。
☆ これを契機に新内の名人・岡本文弥さんの作品に耳を傾けて欲しいと願ってやまない。初演の舞台には請われて新内を披露したといわれる。
★ 口上挨拶 若座長 森川煌大
演目紹介など
・さまざまなグッズ紹介など
・流暢な口上
★舞踊ショー
ラストは山河
【画像】
伸びしろ大きな若座長・森川煌大 森川美空 大衆演劇の雄は森川劇団・紀州屋良五郎
▩ 嵐瞳劇+劇団九州男 華舞台 星天座 2025/06/03
〇 見てもろておおきに〜まいどおなじみの観劇メモでおます。大川良太郎 嵐山瞳太郎 澤村龍聖の三人まつり。予約済で超大入り。
〇 味のある深い芝居の九嵐合同公演 充実の演目が連日見れる熱い舞台。
https://x.com/seitenzainfo/status/1929894675726659891?s=46&t=JRc8doa27u7zEm14ucQAPA
☆スケジュール
7月 劇団花車 9月 鳳凰座
8月 劇団心 10月 劇団天華
★メンバー
★嵐瞳劇
座長 嵐山瞳太郎
葉山萌香
葉山花凜
葉山桃羽
葉山京香(太夫元)
高野花子
▩
三河屋諒
二代目梅澤秀峰
★劇団九州男
椿千春
むらさき要
ほか
☆芝居「橘屋五郎治」
・三人が主役の芝居
《配役》
嵐山瞳太郎座長‥橘屋五郎治
大川良太郎‥ぶらりのさんちゃん(三蔵)三枚目
澤村龍聖‥女小僧六之助(女形)
三河屋諒‥五郎次女房おみき
お嬢さん‥?
高野花子‥市助
ほか
(誤りあれば御免)
ほか
《あらすじの略》
橘屋五郎治の嵐山瞳太郎座長、最後の歌舞伎調の決めセリフが決まる。古典に造詣が深い生真面目な座長の個性がにじみ出る役柄だ。丹精さがきりりと決まる主役だ。
かわいい女形がとでも際立つ澤村龍聖。女形芝居の声色と所作の使い分け、その可愛さはさすがに唸る。
三人まつりに相応しく個性燦めく芝居となった。
触れずにおけないのが女房役の三河家諒さんだ。
ブログを拝見しているがとても研究熱心で弛む事無く藝域を深めておられる。その積み重ねがどんな役柄を演じられても一味もふた味も違う深みとなって跳ね返ってくる。
主人公橘屋五郎治の子分、ぶらりの三蔵がいい味だ。狂言回しのような役柄で、三枚目メイクの大川良太郎が提灯をぶら下げた長い竿を腰に差し、下ネタ交じりの客弄りで笑いを誘う。縦横無尽の活躍は応にキャスティングの妙味・二枚目役者の落差が場を盛り上げる。
………………………………………………
☆舞台口上
・いつも芝居にかける熱い思いを語る座長
・これからの出し物を熱っぽくかたる。
・座長率先で前売り券&グッズ販売
☆歌と踊りのグランドショー
☆ ラスト
良太郎座長&瞳太郎座長&龍聖花形
三人祭り ラストは『三人吉三』
【画像】
火傷するほど熱い芝居への思い滾る座長 嵐山瞳太郎・紀州屋良五郎
▩ 都若丸劇団 大阪風竜座 2025/06/02
☆ 見てもろておおきに〜まいどおなじみの観劇メモでおます。ハンチョウ飛び交う元気×5の舞台。
☆ 予想通り、全席予約済。座席は梅田呉服座の半分くらいか。おそらく今まで若丸劇団を見た中で最少規模。この場所だから見たかった。
https://vt.tiktok.com/ZSk6KGxPn/
☆ 画像掲載はありません。
☆ 客席は老若男女は都若丸劇団の特徴。劇団の注意事項を守る劇団ファン。
☆ ショーの写真は撮影可だがSNS不可、ただし、送り出しの写真(一人1枚)の写真はSNSアップ可。
☆都若丸劇団の笑いの秘訣についての考察は当ブログの過去記事をぜひご覧下さい。
★ 大阪風竜座は定員110余人。
補助椅子含めて超大入り満員御礼❗
☆ 都若丸劇団
07-8月 朝日劇場
☆ メンバー
座長 都若丸
副座長 都剛
花形 都星矢
都舞斗
あきら
都颯貴
都倖生
城月ひかる
キャプテン 都城太郎
ほか
☆お芝居 『出世茶碗』
★配役★
茶店の店主亀‥座長 都若丸
その女房つる‥城月ひかる
越後の庄屋息子‥松五郎・都星矢 松吉・都舞斗
米屋米㐂主‥都剛
饅頭屋主人‥あきら
ほか
《あらすじメモ》
茶店を通りかかった粗末な身なりの兄弟に出世払いでいいからとうどんを振る舞ってやる店主。
これは固く女房に止められていること。経緯を聞けばほってはおけないとたくさんの食べものを振る舞う。
そこへ、気のきつい女房が帰って来たからたいへん、たいへん〜
弟は当地で働き口を世話して貰い、兄は一足早く江戸へと向かう。ついては、二人はバカにした親戚連中を見返す為に出世比べをする。どうか見届け人になってくれと店主が頼まれた。
場面かわる 3年の歳月ながれ
兄は出世して二番番頭になりおけないに会いに来たが弟はまだ手代の身分。兄は失望して絶縁すると言い出す始末‥
5年の出世比べの約束の日、あの茶店の前で兄弟は出会うがしかし‥兄は饅頭泥棒で追われる立場。
ところが、ところが ここからが芝居の醍醐味
大どんでん返しが待っていた‥
以下省略
◉ 笑いのツボが他の追随を許さない。言葉が生きている。すべったセリフを自在に笑いに替える卓抜した才能の都若丸は応に藤山寬美を超えたと思える若丸喜劇。KANSAIいや日本が誇る若丸喜劇が完成度を増している。もはや、大衆演劇を超えた若丸喜劇劇団と呼びたい❗
☆ 舞踊ショー
都若丸の舞台を見た帰り道はスカッとした楽しい気分になるのは不思議だ・紀州屋良五郎
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▩ 劇団雪月花 浪速クラブ 2025.06.01 初日
☆ まいどおおきに〜観劇メモでおます
☆ 浪速クラブ初乗り この日を待っていた 大入りで幕が開く。
☆劇団雪月花に想うこと
座長が語っていたがトップクラスの劇団がのる浪速クラブに初乗りの今日を迎えるまでに11年の歳月が流れた。この劇団をずっと見てきた私にとってもとても長い道のりであったように思う。30人ぐらいの小屋から地方回り。メンバー編成も多くの変遷を重ねてきた。
まさに今の劇団はかやくご飯、ちらし寿司のように、様々な彩り、個性、そして多彩な人材の集合体である。高校生から松井誠に入門し役者の道を志すレアな座長・桜川翔。親兄弟は役者でない家系の桜川翔座長にとっては険しい道のりだったことだろう。ところが今では、自らも劇場を経営する立場になった。劇団にあっては脇を芸達者のベテラン勢をかかえ、率いる構成の劇団となった。これは大衆演劇の世界で極めて珍しいことと言える。
これだけの多彩な役者が集まるのは、ひとえに座長の引き寄せ力と強運のなせる技だと私は思っている。ここまでくれば山登りでも、8合目まで登板したのと同じではないか。だが、まだまだ変化しそうな予感もしている。変化し続ける劇団雪月花から目が離せない。
★メンバー
☆芝居 「雪月花」
・performer,s「」空白 松井悠作・演出
🔹キャスト🔹
座長・桜川翔‥夜鷹に扮した男!雪三郎
座長・松井悠‥風流な男 花太郎
二代目鹿島順一‥浪人 月三郎(月影)
あまつ秀二郎 ‥侍 相沢
奏緋七‥捨吉
夜空‥侍&偽物
飛雄馬‥花太郎の偽物
雷鉄命‥侍&若旦那
柚姫貴之介‥かつらや商屋 月三郎の偽物
ほか
★ 劇団雪月花の芝居の流れ ★
侍達が何者かを探しているところに、夜鷹に扮した女が通りかかる。
見抜かれ、啖呵とセリフが小気味いい座長桜川翔。
助太刀に現れたもう一人の男、これが座長松井悠。
二人揃い踏み 二人は浪人・二代目鹿島順一を師匠として三人が結束し、世直し一座の結成と相成った。
世直しへといざ出陣〜雪月花の三人が揃い踏みで繰り広げる世直し大暴れの芝居なのだ。
ところが、ところが そこへ、偽物の雪月花の三人が現れてしっちゃかめっちゃかの大騒ぎ‥
名場面のパロディをぶっこみ、展開が楽しめる明るい芝居で初日を飾る。
たっぷり魅了する桜川翔座長の舞姿を盛り込み見せ場もしっかり。
なかなか、うまい演出の芝居。
よーよー千両役者とハンチョウ❗がかかる。
名跡残す大一番、ひとえにお願いいたしますと
★口上挨拶 桜川翔座長
・正直、浪速クラブへの道のりがこんなに長くかかると思っていませんでした。
この間11年かかった遅れをはじき飛ばす公演にしたいと座長は胸の内を語る。
・前売り券&グッズ販売
★舞踊ショー
・ラストは『ロック白波』
【画像】
▩ 劇団夢道 鈴成り座 2025.05.28
☆朝日劇場以来の観劇となる、やっと間にあった。
☆メンバー
姫錦之助座長
姫海老之助(本日欠)
博多家桃太郎(ゲスト)
姫乃ほたる
姫天花
姫百合七星
大和あつし
☆ 芝居『浅草三兄弟』
【あらすじは一般的なものを記載】
浅草三兄弟と呼ばれるスリの一味がいた、スリの兄貴分の立花金五郎と、手下の半次と吉松。
ある日、吉松は、和泉屋の娘の紙入れを狙うが役人に捕まりそうになり踏み、取り押さえられてしまうところを和泉屋の女主人に助けられ恩情をかけられる。
吉松から、田舎の両親に金を送りたかったという話を聞き、女主人は財布ごと金を渡し、真面目に働くことを勧める。この優しい心に打たれた吉松は固く堅気になることを誓う。
実は、役人というのは偽りで浅草三兄弟の兄貴分金五郎うだった。和泉屋の女主人が哀れに思い、同心役の金五郎に袖の下を渡し吉松を助ける。
吉松は伏して堅気になりたいと兄貴分にねがう。
五体をばらばらにされても、と言いかけたところをもう一人の兄貴分半次が助ける。
伊勢屋一行が去った後、同心役の金五郎が再び現れ、ドジを踏んだ吉松を叱咤し、和泉屋からもらった金を取り上げる
吉松は金五郎に、スリ稼業から足を洗い堅気になりたいと申し出るが、金五郎はこれを許さず、腕を斬り落そうとする。
そこへ、吉松の兄貴分の半次が現れ、吉松をかばって逃がし堅気になるのをゆるす。のち金五郎と争いとなり、半次も金五郎と袂を分かつ
時がながれる‥
あの出来事がきっかけで和泉屋で働くようになった吉松は、真面目に懸命に働き、さらにお嬢さんに見染められ和泉屋の娘婿、若旦那となっていた。
そこへ、久しぶりだなあと、スリの兄貴分の立花金五郎が、落ちぶれた姿で現れる。
吉松、堅気の姿が似合うじゃねえか、俺は高飛びするのに路銀をくれねえかと無心を言う。そんな端金じゃあだめだ十両もってこい。
吉松は、そんな大金、自分の自由にはできませんと最初は断るが、嫌だと言うなら昔の素姓を店の者にしゃべってもいいんだ脅し凄む。言葉を聞いて、暮六つまでに届けてくれと言い放つ。吉松は勢いに押され承知してしまった。
金五郎が帰り、途方に暮れているとに今では薬の行商人となった半次兄貴が吉松のもとを訪れた。吉松の顔色から何かあったと悟った半次。
何があったのかと聞き出す。いきさつを話す吉松。
全てを飲み込む半次。一切、俺に任せておけ、心配はいらねえ。小気味よく啖呵をきり、金五郎の元へと向かう。一部始終を聞いていた義母が家宝の刀を持って加勢をと送り出す。
一方、半次は金五郎に十両のカネを差し出し、納めてくれと願いでるも、にべもなく拒絶。諍いとなるも差しちがえ深手を負う半次。
駆けつけてきた吉松。涙流し、詫びる。吉松のためじゃない。あの時、片腕落とされても堅気にというお前に心を動かされたんだよ。
俺は元の道に戻ってしまったがお前をみて、また、堅気になりたいと心に決めた。何故、吉松お前はここにきたのか、お前が守らなくてはいけないだいじな人がいる。
と、いうなり、そこへやって来た。和泉屋の女主人お紺と吉松の女房。二人して、頭を下げ詫びる。どうか、吉松は堅気の腹を決めた男ですどうか守ってやって下さいと頼む。
女房のおさよを呼びよせ、末は頼むと言渡し、二人の手を結ばせて、半次の命の灯火は果てていく‥
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★本日の芝居とは異なるあらすじです
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*実に迫力ある芝居、決まる芝居、さすがだ。隙がない。芝居の醍醐味を感じる劇団。
〇 口上挨拶 姫錦之助 座長
・前売り券&グッズ販売
・8月は劇団としての公演はないが来年まで劇場公演予定は決まっていると座長。
幸せな劇団である。
〇 新歌舞ショー
☆ ラストショー
『念仏お仲』
【画像】
劇団のますますのご活躍とご発展、そして更なる大入をお祈りしています・紀州屋良五郎
▩ 梅田呉服座 PRESENTS 風薫る花戦さ‐名華四輪‐「細雪」 2025.05.16
〇 細雪 ざっとした観劇所感です
【出演】
愛京花・長女鶴子
辰己小龍・次女幸子
澤村かな・三女雪子
小林真佐美・四女妙子
〇 下座たつみ演劇BOX
谷崎潤一郎原作 辰己小龍 脚本・演出
AI によるあらすじ
大阪船場の旧家蒔岡家の四人姉妹、鶴子、幸子、雪子、妙子の話。
雪子と妙子は本家鶴子の夫と折り合いが悪く、ほとんど芦屋の貞之助、幸子夫婦宅に居ついていた。
幸子には、御大家であった昔の格式にとらわれて三女雪子の結婚が遅れているのが、最大の悩みだった。
因循姑息で万事おっとりした古典型美人の雪子とは対照的に、四女妙子は人形の製作をしたりして、自立心のある近代的な娘であったが、若い時船場の道楽息子奥畑とのスキャンダルが新聞種になってから姉達の負担になっていた。
雪子は何度も見合いをするがどれもうまくいかず、妙子は奥畑と交際を続けながら、洪水の時の命の恩人、カメラマン板倉と恋に陥る。やがて板倉は急死し、以来妙子は自棄になり、バーテンの三好の子を死産する。
一方雪子はついに華族の末裔御牧との縁談が成立するが、その日が迫ってきても心から楽しめないのであった。
関西の名家の四姉妹が主人公で、本家の長女・鶴子
夫と娘(と二人の妹)と暮らす次女・幸子
一番の美人で大人しいが、身体は強い三女・雪子
奔放な性格の四女・妙子、基本的には次女以下三人の話になっている。
幸子が雪子の縁談を進めるものの、なかなか纏まらず、妙子は何人かの男性と噂になるものの、雪子の縁談がまとまるまでは……となり結婚できない。
◉物語の核心
◉雪子の結婚問題
雪子の縁談が幾度も破談になり、その過程が丁寧に描かれている。
◉妙子の恋愛
自由奔放な妙子の恋愛模様は、蒔岡家に大きな波紋を広げる。
原作は長編の大作である。そこを、あえて状況描写や歴史的背景を抑え目に四人の娘達の生き様にスポットをあて、生き生きとした生活感のある芝居の流れにユーモアを織り交ぜた秀逸な小龍版の『細雪』として楽しめる作品にしたところはさすがと言いたい。
【私の所感】
それにしても山根演芸社社長の山根大氏、お話が巧みだ。
細雪は現代によみがえる源氏物語との解釈から池田の名店・吾妻のささめ饂飩を引用する聴き惚れる前口上。
名優達の解説まで実に丁寧。
なかなかの台本、さすが辰己小龍による
3人の女中が出てきて写真に模した4姉妹の人となりを紹介するというプロローグ
それだけではない。この3人が見事な狂言回しをするのだ。
名優が集まるとこんな妙味のある出来栄えになるかという見本みたいな芝居。
中間幕を使ったスピード感ある芝居展開
四姉妹が「かんにんや」と言い合うラストは涙を誘う
あらゆるジャンルに伸びしろを広げる大衆演劇の未来をみた。
私が生まれてきたわけは‥という選曲は冴えていた
さだまさし 命のわけが流れエンディング
素晴らしい 名優、名演に大拍手❗
【舞踊ショーより】
紀州屋良五郎
▩ 劇団あやめ 御所羅い舞座 2025.05.07 続
☆ 御所羅い舞座は幸を引き寄せる劇場なのだ。『劇団あやめ』がその劇場の常連になったことが私はうれしい。人気街道のトップを走る劇団はみなこの劇場をスプリングボードにして飛び立っていった。
☆ 芝居『沓掛時次郎』
【配役】
初音白猿‥沓掛時次郎
千鳥‥金兵衛親分&博徒
ひよこ‥太郎吉
* 猿之助の魅力は意表を突いてでるユーモアと巧みな表情、当代一の表現者・姫猿之助。
【あらすじ】
信濃沓掛宿(現長野県北佐久郡軽井沢町)の侠客・時次郎は一宿一飯の恩義から三蔵と言う男を斬るが、三蔵には身重の妻おきぬがいた。時次郎はおきぬの面倒を見るため、足を洗って尽くそうとするが…
長谷川伸による戯曲で、股旅物の傑作。
金兵衛親分から 六ツ田の三蔵の始末を頼まれた時次郎、女房の間男と聞かされていたが‥
一宿一飯の仁義から六つ田の三蔵を斬った下総の沓掛時次郎。
いまわの際の三蔵から女房おきぬと倅の太郎吉のことを頼まれた。
☆
二人と一緒に旅に出るその旅の道中、いつしか三人の間に絆が生まれ、二人のために時次郎は堅気になる決意をする。
堅気くらしもままならず、一両のカネと引換えに再び博徒稼業へ身を投じようとする。
八丁礫伝兵衛と聖天権兵衛の争いがあり、八丁徳の親分からの助っ人の誘いだという。
取り分は一両、それがあればおきぬと太郎吉に精のつくものを食べさせてやれると時次郎は意を決す。おきぬには追分を歌う仕事と欺きながら‥
飛び出していく時次郎、悲しげな目で送るおきぬにはすべてがわかっていたに違いない。
明朝には帰ると言い残し身支度する時次郎。
そんな日は長くは続かない。おきぬは病に冒され息絶え絶えになっていた。
そんな折、時次郎は、おきぬ達のために八丁徳の喧嘩の助っ人を勝っておきぬの元に戻って見ればおきぬは‥いまわの際だった。
おきぬには言い残したことがあった‥
感動のラストシーン。
〇 口上挨拶 姫猿之助 座長
歌姫・千鳥さん
近くサンテレビに出演することが予定されている。
放映時間は劇団SNSで告知がある。
前売り券&グッズ販売
〇 新歌舞ショー
奈良・御所羅い舞座からほど近い「新ノ口村」
奈良にふさわしい外題
【画像】
座長ならびに劇団の皆さまの更なるご活躍とご発展、そして今月の大入をお祈りしています・紀州屋良五郎















































































































































































































