紀州屋良五郎の大衆演劇・上方芸能 通信

大衆演劇については全国の劇場や公演場所に出かけ、その地での公演の所感・演出効果・劇団の印象を綴ります。さらに大道芸や上方落語、講談、音頭、漫才、見世物、大道芸、放浪芸、映画評についても思いつくままに書き留めてまいります。 末永くのおつきあいをよろしくお願いいたします。

▩ それにしても厳しすぎる基準じゃないか 文化を壊すな

〇 まいどおおきに〜瞋りのメモでおます

 

〇 この国はなんでこんなに劇場文化に厳しいのか
○国の基準に合わせるとこんなことに
基準だとこれが満席だとは??
写真は宜野座村文化センター
 
○M1 ナオユキさんのライブも15人限定で6月からスタートする。
 
大衆演劇は料金も大衆的なのが伝統だがこんな状態で永続的にやっていくのは潰れろと云うに等しい。これを守れ、後は丸投げではたまらない。歌や応援はオンラインでと云われても無理だ。舞台の一体感が演劇の魂なのだ。関係者も今こそ大きな声をあげるべきだ。
 
〇 この秋冬にも感染症の再来が予測される。一度は再開されても先行きが見えない。これでは事業継続の安心はない。大衆演劇を含む文化は不要不急ではない。人間の重要必須の文化だ。相手は感染症だから制約はわからないではない。しかし、それでは芸能者は生きていけない。私は思う。政府は長期的視点に立って全てのイベント・文化事業へ手厚い補償と助成をすべきだ。せめて安全宣言が出せるその日まで文化の担い手をささえろ。
 
〈資料〉
大阪府が作成した劇場などに関するマニュアル通りに座席間隔の確保などを行うと、席数の概ね15%程度しか動員できないことが報道されています。

この座席のマニュアルを当てはめると、文化部長によると「2メートルの間隔で1人座ったら、4人分を空けなければいけない。グランキューブ大阪で試算すると約2800席あるが、388席しか座れない。全体の14%です」と明かした。

さらに吉本興業の本拠地、大阪・なんばグランド花月大阪市中央区)についても試算したといい「約858席のうちの128席。約15%です」と話した。

「これでは営業してくださいではなく、閉めてくださいと言ったほうがいい。物理的にできてもまったく採算がとれない。ビジネスとして成り立たない」

出典:府の劇場難題、NGKなど満席でも15%しか座れず(日刊スポーツ 2020年5月14日)
また、沖縄の宜野座村文化センターがらまんホールにて行われた「ソーシャルディスタンスを確保して客席に座る実験」によると、400人キャパのホールに入れることができるのは60人。やはり総キャパシティの15%です
 
○ しかし、緊急事態宣言解除後、したいことのアンケートでは国内旅行に続いて演劇が3割あることが希望だ・紀州屋良五郎
 
○ これは秘策だが‥‥劇場、劇団のスタッフが抗原、抗体検査をうけて陰性を確認出来れば「大衆演劇はいちばん安心宣言やでキャンペーン」が出来る。宣伝効果はこの時期抜群だ。
 
かりに、大阪市が全市民に大規模検査し、陽性者を隔離できれば全国初でマスク無し、握手OKとなる。更に大阪を大衆演劇特区にして、入場券をふるさと納税の対象に。これを約束できればワシは市長、知事を応援してもいい。