〇 久しぶりの劇団あやめ この劇場で見たかった。
☆芝居『三つの魂』
〇島原の乱のなか禁教と圧政に立ち向かい、一揆のなか生き延びた3人の兄妹たちが再会を果たす物語である。
〇let'sTRY 大衆演劇の決まりゼリフを活用しよう
この芝居にも登場することばだ。
ヤモリの宇之吉が錠前破りを決断できず迷うときに山猫の銀次がかますことばだ。
こっちは気が短けぇんだ。
いい加減に、『イ』とか『ロ』とか、どっちか返答したらどうなんでぇ❗
* 芝居fは、ここで、ほな、『イ』でいきまっさと返事したら喜劇になる。
このパターンをくどく繰り返すと笑いが広がる。ほな、『ハ』で頼んます。とか
■ これは、日常会話でも使えるセリフだ。さっそく、使ってみよう。
居酒屋でメニューを決めかねている相棒に使ってみたい。
* 芝居で使う一両は落としたら奇麗な黄金の響きがする。
こんな、小道具も咲之阿国さんによると今は一枚1200円もするそうだ。
・伴天連物語、愛寄る三つの魂、等の芸題としてやっている所もある。古い芝居である。
・背景は島原の乱 キリシタンへの弾圧と重税に堪えかねた農民たちが一揆を起こす。
拷問や苛酷な弾圧にめげず教えを貫くため隠れキリシタンとして信仰を貫いた時代があった。
・気質になったやもりの宇之吉に、大和屋の三番蔵の鍵を開けてくれとの頼み。
よく演じられているあの話だ。
・独特の大きな声、特調ある台詞回し
・大ぶりな所作がひきつける。全身から吐き出す音声の響きは歌舞伎口調で、大ぶりだ。
・劇団あやめ版では伴天連鬼十郎の衣装に当時を思わせる重厚絢爛な洋風の衣装にこだわる。
当時の様子を再現したいという座長・姫猿之助の拘りだ。
キャスト
・伴天連鬼十郎こと吉次郎‥座長
・お竜姐御‥千鳥
・目明かし鬼平親分の政…千道座長
・宇之吉の女房きく…阿国
・目明かし鬼平親分の子分…ひよこ
・宇之吉‥白猿
芝居の流れ
ある日の夕暮れひょっこり尋ねてきたひとりの客があらわれた。
宇之吉は、もとは伴天連組で五寸釘の宇之吉と異名を持つ錠前破りの盗人だった。