紀州屋良五郎の大衆演劇・上方芸能 通信

大衆演劇については全国の劇場や公演場所に出かけ、その地での公演の所感・演出効果・劇団の印象を綴ります。さらに大道芸や上方落語、講談、音頭、漫才、見世物、大道芸、放浪芸、映画評についても思いつくままに書き留めてまいります。 末永くのおつきあいをよろしくお願いいたします。

▩ 映画『大阪少女』を見た

〇 まいどおおきに映画メモでおます~

 

〇 最高に面白い映画だ。喜劇であると同時に任侠道が生きているヤクザ映画でもある。

 

 坪内花菜の演技がひときわ輝くいて、とてもいい。大阪の女の子が下町でヤクザ、おかま、ホスト、詐欺師等を相手に胸のすくような債権取り立ての大活躍をする。昔、菊田一夫作品で「がめつい奴」という演劇・映画があったがひけをとらない素晴らしい出来栄えだ。さすが、林海象プロデュース作品だ。

 

助六さんや八福神さん等のお店が登場する。西成のディープなところでロケされていて地を這うように生きる人たちがとてもリアルだ。納得のいく映画に出会えた。

全国ロードショーをぜひお願いしたい作品だ。

○ 

2018年/日本/97分/石原映画工場 配給

監督石原貴洋

プロデューサー林海象

出演  坪内花菜、田中しげこ、仁科貴、坂口拓 (TAK∴)、林海象前野朋哉、銀次郎、海道力也

公式サイトhttps://ishihara-movie.com/osakagirl

今日から 暴力は卒業です ちほ(12才)は、おばあちゃん(78才)と2人で暮らしていた。 おばあちゃんは大家さんでアパートや文化住宅の家賃収入で生計を立てていた。ある日ちほは、足が悪くなったおばあちゃんに家賃の取り立てを頼まれる。 簡単にOKしたちほは後悔する事に。アパートの住人どもは、ヤクザ、ホスト、ドロボウ、アル中など、人間のクズばかりで家賃をなかなか払ってくれないからだ。 逃げるのが嫌いなちほは、戦う決意をして家賃の取り立てを開始する。