紀州屋良五郎の大衆演劇・上方芸能 通信

大衆演劇については全国の劇場や公演場所に出かけ、その地での公演の所感・演出効果・劇団の印象を綴ります。さらに大道芸や上方落語、講談、音頭、漫才、見世物、大道芸、放浪芸、映画評についても思いつくままに書き留めてまいります。 末永くのおつきあいをよろしくお願いいたします。

▩ 映画『マリッジカウンセラー 』を見た

〇『いつくしみふかき』などの渡辺いっけいが主演を務めたドラマ。 

〇予告編

 

 

STORY

昭和オヤジが「結婚したい」男女のために大奮闘!
仲人ならではの繋がりが結ぶ奇跡の“ご縁”
「結婚したい」「理想の相手と出会いたい」―そんなイマドキの男女にとってマッチングアプリでの恋活・婚活が話題となっている昨今。『マリッジカウンセラー』は昔ながらの結婚相談所の仲人たちの奮闘を笑いと涙を交えて描くハートフル・コメディだ。

会社の辞令で結婚相談所の仲人となる“昭和のオヤジ” 赤羽を演じるのは、実力派俳優の渡辺いっけい。 会員たちの幸せを第一に願う真面目な仲人 時田結衣役には、今後の活躍が最も期待される俳優のひとり、松本若菜。 結衣の母親で、「冥土の土産は多い方がいい!」が持論のカリスマ仲人 十和子役には、宮崎美子

人生100年時代と言われるいま、結婚したくてもさまざまな事情から一歩を踏み出せない人たち。 一方の仲人たちもまた人間であるが故の葛藤を抱えている。 そんな会員と仲人、それぞれが一喜一憂しながら“ご縁”をたぐり寄せようとする姿があたたかな感動をもたらす。

大きな大きなお世話な仕事。
大手不動産会社に勤める赤羽昭雄はトップ営業だった過去の栄光を自慢し、パワハラ・セクハラ当たり前の鬱陶しいオヤジ。ある日のこと、赤羽は会社からの辞令で、結婚相談所「とわえもわ」に出向することに。そこは、カリスマ仲人である母の後を継いだ時田結衣が切り盛りしている結婚相談所だった。


最初は「物件紹介も結婚相手の紹介も大差ない」と高をくくっていた赤羽だが、“3回目のデートから先に進んだことがない”会社員、30代のうちに結婚したかった女性など、それぞれに事情を抱えた個性的な会員を前に、予想外の苦労の連続。一方の結衣も、真摯に会員と向き合いながらも、自分の手腕に自信を持てずにいた。最初こそ価値観の違いから衝突する2人だが、互いに足りないものを補い合い、小さな奇跡を起こしていく―。

キャスト

渡辺いっけい松本若菜宮崎美子、青山倫子、永山たかし坂口涼太郎呉城久美久田莉子、宇乃うめの、今藤洋子、岸田タツヤ、鈴木亮介、岡安泰樹、細井学、歌川椎子、上地春奈、樋渡真司大和田悠太、藤井太一、大塚ヒロタ、三波豊和円城寺あや

スタッフ

監督:前田直樹
脚本:松井香奈
撮影:今井哲郎
録音:sorto & nodo
美術:竹内悦子、竹内公一
音楽:阿尾茂毅
編集:細野優理子
スタイリスト:森内陽子
ヘアメイク:戸澤奈月
キャスティング:北田希利子
制作担当:伊勢隼一
グレーディング:古屋幸一
VFXスーパーバイザー:渡辺輝重
宣伝美術:佐々島健
プロデューサー:山崎歩

上映時間
110分

 

〇 私の見たまま、感じたまま 〇

 

私も昭和のおっさんなので主人公の気持ちはよくわかる。

それにしても、時代は変わったものだ。

 

バブル時代を知るものにとって現代の若者心理は理解しがたいことばかりだ。

婚活などなかったころ男女の出逢いは偶然がまかりとおっていた。

チャンスらしきものがあれば狩猟のように待ち構え、整え、柔らかに近寄るしかなかった。

テクニックなどない。本音でストレートで素のままの無手勝流だ。

そんな無骨な生き方でも出逢いはそこそこあった。

 

お見合いなどというものは古の風習という受け止め方で生きていた。

なぜに、そんなに抑圧的、抑制的に自分を表現してしまうのだろうか

やはり、時代なんだろうな。

 

それにしてもこの映画、明るくコミカルで、そしてさりげなく男女の出逢いをうまく描いているのだろうか。

 

もう一回、青春をやり直すとしたらこの映画はきっと役に立つ。

いっそのこと、もう一度、恋をしてみたい。いや、再婚でもいい。

 

かみさんの見ていないところで…