紀州屋良五郎の大衆演劇・上方芸能 通信

大衆演劇については全国の劇場や公演場所に出かけ、その地での公演の所感・演出効果・劇団の印象を綴ります。さらに大道芸や上方落語、講談、音頭、漫才、見世物、大道芸、放浪芸、映画評についても思いつくままに書き留めてまいります。 末永くのおつきあいをよろしくお願いいたします。

▩ 瞬殺の殺陣光る 見海堂劇団 華舞台 星天座 2024.07.26

 まいどおおきに〜観劇メモでおます

 

 

〇 ゲスト  天昇屋心竜  あおい二千翔  中野孔明
 
★見海堂慎之介の魅力
ひとことであえて言えば、『落差の大きさ』だ。
可愛く妖艶な女形と野太く凄みのあるタチ、激しい殺陣だ
 
☆ 超満員札止めにつき、余裕なくメモすらとれず残念。
確かに見海堂劇団は人気があるが華舞台 星天座の集客力は劇団が変わっても全国屈強だ。
いつ来ても、自転車は一杯、地元客万来・昼夜満席の劇場は関西にはここ以外ない。
 
〇 特別公演『男・吉良常』(七幕三景)
〇 配役  
六代目岬組組長‥見海堂駿
吉良常‥あおい竜也
組頭‥見海堂光
田島政吉‥見海堂慎之介
組長の妻‥富士野竜花
ほか  (誤りあれば御免)
 
【 あらまし 】
竜神一家の縁ゆえに、渡世の義理ゆえに岬一家組長の命を狙う田島政吉
男が惚れた男と男の激しい果たし合いが始まった
真博の剣先がキラリと光る  激しい殺陣だ 寸分狂えば命にかかわる
吉良常は田島政吉を許し、竜神一家をその眼で確かめてこいと告げる‥
殺の怨念は、数珠玉の連なりのごとく、次また次と
怨念の連鎖が始まる
悲しい、ヤクザの義理の物語
 
だが、もっと悲しいのは、義理も恩も大義も人情すらもない今の世なのかもしれない
 
緊張感あるセリフのやりとりに聴き耳を欹てる客席はシーンと、目は舞台に釘付け
あたかも組長の身内になったような気分だ
 
最後の果たし合いが決まった
刻は6時、場所は東尋坊
引き込まれる観客 、だから大衆演劇はやめられない
 
〇 口上挨拶  見海堂慎之介  見海堂駿

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〇 花の新歌舞ショー
〇 画像

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

舞台は近い、芝居の醍醐味は充分過ぎる。全国規模で多くのファンがいる劇団だ。なぜか、距離感を感じるのはなぜだろう・紀州屋良五郎