〇まいどおおきに〜観劇関連メモでおます
フリーランスの医者が胸のすくような活躍で腕を振るい患者の命を救う話題のドラマ「ドクターX」
は架空の話ではない。実際にフリーの敏腕Dr.は実在している。
大衆演劇界にも最近このフリーの役者さんが増えている。
いろんな事情は背後にあるだろうが、それはさておき、劇団を離れた役者さんがキャリアに応じ自由に活躍できる場合はごく一部だろう。
能力、キャリアに応じじてもっと自由に移動ができたらなと思う。
ファンもつかみ技量もあるのに、しきたりとか、義理とかで縛りがかかり自由に振る舞えず、舞台にも立てないとするならば残念だ。
劇団が自然消滅した場合はさておき、方針や自身の過失により退団した場合は復帰の幅は極めて少ない。
フリーランスの役者さんを専門に扱うプロダクションがあれば劇団も助かるだろう。
おそらく、こういうことに興行社は介入したくないのだろう。
前近代的体質は、劇団、興行社、協会が本気で取り組まない限り脱却は難しかろう。
それではいつになっても大衆演劇の役者街道に陽はささない。
話題となったコミック「アクター」は映画にもなった。
名も知れぬ大衆演劇の女形から、超大作映画『ジーザス・クライスト』の主役に大抜擢されるストーリーが話題となった。
「私、失敗しないので」という気概と実力あるフリーランスのアクター(役者)Xが自由に活躍でき、
縛りやしきたりや垣根を越えて活躍できる時が来るのを願ってやまない。
紀州屋良五郎