紀州屋良五郎の大衆演劇・上方芸能 通信

大衆演劇については全国の劇場や公演場所に出かけ、その地での公演の所感・演出効果・劇団の印象を綴ります。さらに大道芸や上方落語、講談、音頭、漫才、見世物、大道芸、放浪芸、映画評についても思いつくままに書き留めてまいります。 末永くのおつきあいをよろしくお願いいたします。

▩ 戟党 市川富美雄一座 木川劇場 2021/10/09

〇見てもろておおきに〜まいどおなじみの観劇メモでおます

〇劇団晴空(はらから)を座長の子供さん達5人で立ち上げ幅広く活躍の場を広げる

 

大衆演劇だけではなく、OSK、宝塚、商業演劇、映画界等ウイングの広い人脈をもつユニークな劇団だ。

 

洗練された舞踊レベルと目を見張る芝居!

☆()夜の部は18時ではなく1730分開演です

 

🔸劇場スケジュール

11  劇団殿下

 

メンバー

座長  市川富美雄

紀訥紀乃

實川加賀女

實川菜々美

實川結

市川千也

小川紗矢香

實川樹

實川輝那

中海加津治

谷川恵那

NOBU

北斗

花島直也

 

芝居「お役者小僧」 

・主演・實川菜々美‥大阪屋のお静&勘助 

・實川加賀女‥妹娘おまち

・實川輝那‥権太

・市川富美雄 座長‥上州屋傳五郎

・市川千也‥権三

・中海加津治‥子分

・紀訥紀乃‥盲目の母

・花島直也‥権次

・小川さやか‥女房

・谷川恵那‥姉娘お久

ほか

 

【あらすじ】

 

親分に金の無心にきた老母と娘。50両を借りたいとのこと。娘をかたにと言うが姉ではなく妹だと云う。証文を書き貸してやったが、話が違う。差し出したのは妹のほうだった。

 

なんとかその金を取戻したい。親分はまむしの子分を使い板橋街道で待ち構える。母子は狙われ娘お久は売り飛ばされる。母は儚み川に身を投げようとする。

 

場面は上州屋の屋敷

 

親分のところへやって来たのが大阪屋のおしずというお嬢さん。50両の金に利息の10両を添えて渡すから、売られた娘を返してくれとの願い。証文をわたす。

 

権太に見破られた娘は豹変、なんと、、お役者小僧の勘助だったのだ。

 

気迫十分、迫力満点の男っぷり、實川菜々美の芝居は絶好調!

 

お役者小僧の活躍で二人の娘は助け出され一件落着といいたいところだが、気のおさまらないのが上州屋傳五郎親分。

 

すわ、板橋街道で待ち伏せし、血祭りにしてやると決闘がはじまる。

 

・稽古が光る實川菜々美の殺陣、見事です!

・素晴らしいラストシーンの演出

 

 

★ 劇団口上  座長 市川富美雄

・座長が20代でやりました芝居でした。

・立役ができる實川菜々美が演じました。

・前売り券&グッズ販売

 

・オリジナルお面手ぬぐい

 

 

歌と踊りのバラエティショー

  

・座長、歌のあとアットホームなエピソード語る

 

・ラストショー「二枚扇」

 

【画像】

 

はじめて見る芝居を次々と上演、まるで大衆演劇の宝箱・紀州屋良五郎