紀州屋良五郎の大衆演劇・上方芸能 通信

大衆演劇については全国の劇場や公演場所に出かけ、その地での公演の所感・演出効果・劇団の印象を綴ります。さらに大道芸や上方落語、講談、音頭、漫才、見世物、大道芸、放浪芸、映画評についても思いつくままに書き留めてまいります。 末永くのおつきあいをよろしくお願いいたします。

▩ 映画「ぼくらの7日間戦争」を見た

〇まいどおおきに〜映画メモでおます

・北海道のかつて栄えたの石炭産業の町(架空)をモデルに忘れさった日本の原風景が描かれている。

・その石炭工場に抵抗のために立てこもる少年たち。

現代に横たわる人間模様、いきにくさを切取り描く。

 

・少年たちが語りはじめる言葉の中に今のいきずづらさがにじみ出る。

・立てこもる少年たちにとり「無関心」が何より心を深く傷つける。

 

「自分の気持ちに嘘をつくことは俺も得意なんだ」という言葉は大人も共通している。

「本当の自分を知られるのが怖いから親にきめられた道を歩いてきたのだ」。

この言葉はまさに、今の大人・子どもを取り巻く空気そのものだ。

 

前作より数段ネット社会が進んだ今の課題を描き出している。

YouTubeSNSを駆使し、情報戦を展開する子どもたちを通して、最高の武器が「情報発信力」であることに改めて気づく。






STORY

いつも本を読んでいる鈴原守は、隣に住む幼なじみの千代野綾に思いを寄せていた。ある日、綾が1週間後に東京に引っ越すことがわかる。17歳の誕生日をこの街で迎えたかったという綾の本音を聞いた守は、彼女と駆け落ちしようとする。そこに綾の親友の山咲香織や人気者の緒形壮馬たちが加わり、みんなで古い工場に隠れることになる。

キャスト

(声の出演)、北村匠海芳根京子宮沢りえ潘めぐみ鈴木達央、大塚剛央、道井悠小市眞琴櫻井孝宏宮本充関智一中尾隆聖

スタッフ

原作:宗田理

監督:村野佑太

脚本:大河内一楼

キャラクター原案:けーしん

キャラクターデザイン・総作画監督:清水洋

総作画監督:西岡夕樹

場面設計:関根昌之

美術監督:栗林大貴

色彩設計広瀬いづみ

撮影監督:木村俊也

音響監督:菊田浩巳

音楽:市川淳

上映時間

88

 

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