紀州屋良五郎の大衆演劇・上方芸能 通信

大衆演劇については全国の劇場や公演場所に出かけ、その地での公演の所感・演出効果・劇団の印象を綴ります。さらに大道芸や上方落語、講談、音頭、漫才、見世物、大道芸、放浪芸、映画評についても思いつくままに書き留めてまいります。 末永くのおつきあいをよろしくお願いいたします。

▩公開版▩ 橋下徹講演会 「橋下徹の一刀両断!」 SAYAKAホール 2020.01.12

◎まいどおおきに〜講演会メモでおます

☆田部井教育振興会が主催の講演会に参加するのは山根演芸社の山根大氏に続き2回目になる。

☆同会は定期的に各界の識者を招き講演会を開催している。全国展開の塾チェーン、関塾が設立した財団である。

大阪府では私立高校の授業料無償に加え、大阪市では塾代の助成もある。このあたりが大阪で野党が力を失った一因か。明日の一万円より今日の千円。大衆迎合ポピュリズムという人もいる。

 

 

 

 

 

 

大衆演劇とオペラの主催もされていて話題をよんだ。

 


大阪都構想の提起から紆余曲折を経ながら現在も発信力に注目されている「橋下徹氏」

 

橋下 徹は、日本の弁護士、元政治家、タレント。大阪維新の会法律顧問。豊中市在住。身長173cm。 大阪府知事大阪市長総務省顧問、大阪維新の会代表、日本維新の会代表、同共同代表、維新の党共同代表、おおさか維新の会代表、おおさか維新の会法律政策顧問などを歴任した。

本年11月に「大阪都構想の賛否を問う」再びの住民投票が実施されることが決まり、改めてこの人が今何を考え、どんな考え方なのか気になり生の講演を聞くことにした。

☆開演前の雰囲気はトランプの集会のような感じだ。いったことはないが‥意外と思われる人が支持しているのがわかるような。つまり、大衆うけするような。明らかに枝野幸男さんとか菅義偉氏とは違う雰囲気だ。

 

☆「今だけ、金だけ、自分だけ」という風潮の時代にどんな変化があるのだろうか

 

★ 講演メモ  (記憶ポイントのみ)

・今日の主題は公正、公平について

・コメンテーターは無責任、言いっぱなし

・一億二千万人の意見は完全に一致することがないなら当然、反対論がある。そこで大事な考え方が公平、公平。

・政治家を辞めて5年、引退後から今までの考えをまとめると「公正、公平」に行き着いた。

・近々、本にまとめ出版予定

2月「異端の勧め」(青年向け)

3月「交渉力」

4月「大阪都構想

・対立する考えは議論を尽くすことも大事だが究極的には過程を重視した公平、公正な手続に基づく「手続的正義に基づくことが大事だ。

・私は資産に課税すべきだという考え方をもっている。所得税は下げ、資産に課税することで税収減を補うべきだが反対論もある。

*橋下ファミリーの話、小泉進次郎、山尾しおり、プーチン、トランプ、辻元清美などの事例を通しわかりやすく語ると倶に立憲、国民の

・6、3、3制の教育から留年もある能力主義の制度に変えるべきだ。

・これからの時代はプロセス、手続、順序が大事だ。

 

★ 所感

・橋下流「公正、公平」、過程と手続を大阪都構想に誘う理論的な基軸にしようとしている。維新の法律顧問である橋下氏らしい基軸論だ。

・橋下氏の話はとてもわかりやすく、わかった気にさせる天才だ。譬喩や事例がいかにもテレビのバラエティ的だ。

・維新の考え方の軸に「プロセス・手続・順序」をすえ、選挙、民意というプロセスを経て大阪都構想を実現させたいという意思が伝わってきた

住民投票の結果に基づくことが民意であり、手続的正義による「公平、公正」の実現だという風にプロパガンダをする流れを垣間見る。

・最後に述べた教育論では効率主義、能力主義による格差拡大に通じる危惧を抱いた。

大阪万博、カジノ、IRの大阪誘致、大阪都構想の実現で税収拡大し令和6年ぐらいから大阪府の住民サービス(大阪公立大学の無償化も含めて)は格段によくなると

大阪都は既に実現することが規定の案件であるかのような自信が見えた。

・やはり、橋下氏は「なにわのトランプ」だ。