〇 見てもろておおきに〜まいどおなじみの観劇メモでおます。此花演劇館は大阪初乗り公演・劇団神楽 本日、千穐楽。月間、大入8を刻む。❗
〇 長く舞台をみてきたが、これだけ每回の舞台で観客を魅了し続けた劇団はまれだ。絶賛したい。4人で裏方も芝居も全て乗り切る敢闘公演。
〇 昨日、千穐楽の客入りを心配していた座長、続々と集まる客席。見れば大阪の各劇場に足を運ぶ大衆演劇の常連ファンばかりだ。みな評判を聞いて集まった。
〇 あじさい劇場での公演も連日大入をと願わずにいられない。
★余談やけど私もこんだけ気張ってBlog書いたのも久しぶりだ。
☆劇団神楽を私はこう見た☆
劇団4人の全てがいろんな役を演じ分ける一人芝居ができるほどの猛者揃いの劇団神楽。それが、どんな芝居もショーも縦横に熟せる源泉なのだ。
中でも副座長・雅舞子さんは芝居も舞踊も『神業』。
神々しいほど、まばゆい毎回の舞台に釘付けになった。長年の私の観劇人生をすっかり塗り替える劇団に出会ったような気がしてならない。
だいたい、大阪の大衆演劇観劇基準でいえば、兄ちゃん、おっさんが集まる劇団は芝居がうまい劇団なのだ。これは、間違いない。千穐楽の今日、昨日より大幅に人数がUPし大入となった。
さすがだ。初乗りだろうと大阪のファンは目が高い。
後半から徐々にお客様は増え、千穐楽に大きな花が咲いた。来年の公演で更にファンが増えるだろう。いいものは、誰がなんといってもいいのだ。地元にファンがほとんどいない劇団神楽、実力で勝負した。地の利はあまりよくないし、劇場につくファンも少ない劇場だ。その中で、いや〜おみごと❗
《劇団神楽スケジュール》
12月 あじさい劇場 (緞帳降ろし閉幕公演)
1月公演 湯村温泉
2月公演 船生かぶき村
3月公演 岩瀬城娯楽センター
4月公演 魚沼神湯温泉倶楽部
5月公演 大阪・Mスタジオ
★ 此花演劇館 スケジュール
12月 劇団澤宗
2024年
1月 劇団澤宗
☆メンバー
座長・神野泰志
副座長・雅舞子
神野勇人
神野遙香
☆芝居 「別れ涙の一の橋」
▩配役
座長・神野泰志‥目明かし
副座長・雅雅子‥暗闇のお伝
神野遙香‥お伝の娘 おとよ
神野勇人‥お伝の兄
☆芝居のあらすじ☆
役人に追われていた暗闇のお伝。縄にかかるがおお伝の身の上話に同情した役人が、子供に会わせてやろうと一時の猶予を与え縄を解いてやる。
預けていた兄夫婦の家に行くが我が子は七つの時に亡くなったと‥実は娘おとよは眼の不自由になっていた。それも、いとわず実子として大切に育ててくれていた。
だが、この子のことを思うなら泥棒の身で会うべきじゃない。会わずに帰るも親の情けじゃねえのかと兄に諭される。ハッと吾に返ったお伝、一の橋へと帰っていくのだった。だが、妹お伝が帰ったあと、兄は思い直し、娘を会わせてやると決めた。
お伝を呼び幼いときに可愛がってくれた人がいて、今、一の橋にいると話し好きな酒を届けてやってほしいと使いに出させる。お伝と会った娘おとよ。
それとわかった役人はしばしの間、わざとその場を離れてやるのだった。
我が子に酒を注いでもらうお伝。うれしかった…親子名のりはできずとも、やっと、我が子にあえた…『会えた、会えた、会えたんだよ~』と叫ぶお伝。
おとよちゃんをみてると子どもを思い出すんだよ。でも、おばちゃんの子どもはねおとよちゃん。小さい頃に死んでしまったのよ。我が子と名のれない我が子の眼が治ることを祈るお伝。
役人は敢えて捕り縄架けず番所へと…このお慈悲と情け
お伝は云う『右も左も情けの中で、涙の臍に縛られて、裁きの場へと引かれていく。この暗闇のお伝は、このお伝は、日の本一の幸せ者だ』…
*これ以上泣さんといてください* ザ・ブレイク、ハッピーブラボー…劇団神楽
☆口上挨拶 座長・神野泰志
・初日からの数々の思いを語り、寿翔聖座長のゲスト応援や温かい支援についても‥
・千穐楽を大入で飾れた喜びと来年の公演にも、ぜひ詰めかけてほしいと熱く願うと語った。
☆舞踊ショー
・芸道と伝統の継承一筋、落語もこなす神野勇人
・歌詞の心を表情に、あまりにも美しく流麗に舞う雅舞子〜ため息が出るくらい美しい舞姿
・感謝の思いをこめた挨拶をする副座長・雅舞子
・客席を回り一人一人とコミュニケーションはかる座長・神野泰志
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初乗りの劇団神楽、大阪の大衆演劇ファンの心をしっかり掴み千穐楽・大入飾る。お疲れさまでした。来年5月大阪・Mスタジオが待ち遠しい・紀州屋良五郎