☆見てもろておおきに〜まいどおなじみの観劇メモでおます。正舞座はいつ見ても、期待は絶対裏切らない劇団だ。
☆結成5年、益々充実の舞台。
☆当ブログ 絶賛おすすめ劇団 芝居の精度は星5
☆鈴成り座の桟敷席は料金は無料。一段高く、一番見やすくて、写真もとりやすい。おすすめだ。
☆正舞座のイベント演目は劇団公式Twitter参照
☆正舞座(しょうぶざ)は芝居で真剣勝負する劇団だ!そんな劇団が私は好きだ。
★ 鈴成り座 スケジュール
1月 劇団武る
☆メンバー
座長 要正大
陽月ゆり
舞咲碧士
ほか
他
〇 マンスリーゲスト
黒潮幸次郎座長 冨士川すすむ座長
三代目姫川竜之助座長
☆芝居「へちまの花」
<配役>
要正大座長‥おちょこ
陽月ゆり‥村の女
舞咲碧士‥庄屋の息子清二郎
黒潮幸次郎座長‥おちょこの兄 竜造
冨士川すすむ座長‥村の植木職人
三代目姫川竜之介座長‥庄屋
ほか
<あらすじ>
田舎の村に、江戸からこの村に戻った絵描きの若壇那がやってくる。
とある農家で若い娘の後ろ姿に惹かれ、彼女の後ろ姿を画きはじめた。
するとその農家の主である兄が妹の後ろ姿をスケッチする絵描きを見とがめる。
この若旦那、この村の庄屋の息子だった。
そこへ、通りかかったのが父親の庄屋。
恫喝する兄に恐れをなし、息子をかばうために、じつは息子は娘に一目惚れしてしまい、絵を描いてしまった。できれば結婚したいと言い逃れする。
兄はその言葉を聞くと大喜びし妹を呼びつけると、振り向いた妹はとんでもない醜女だった。
【余談脱線】
*ところがこの 「おちょこ」さんはとても醜女には、見えないのだ。
あえて言うと「近江新之介」座長になぜか似ていたのだ?? 失礼(_ _) 今まで見たなかで、一番かわいい「おちょこ」なのだ。どぎついメイクではなく田舎娘といった雰囲気だ。
もともとこの作品は、松竹新喜劇の前身の曽我廼家五郎率いる五郎劇の台本で、結婚は容姿・身分の釣合いじゃないと主張する人情喜劇である。明治の時代にこんな主張を入れ込んだ喜劇をつくるだけで骨があるといえるじゃないか。
かつて五郎が、日本のチャップリンといわれただけはある。私が大衆演劇に期待を寄せるのは、かつての藤山寬美がそうであったように演劇の舞台で『笑いの中でお上に物言う痛快さ』『弱き大衆の代弁者としての共感』があるからである。
大衆演劇はそれができる場である。映倫もスポンサーもない分誰に気兼ねなくものがいえ、なんでも表現ができる芸能なのだ。もし、『令和のチャップリン』が出現するとすればそれは、大衆演劇の世界からである。カンヌ授賞の北野武が、浅草ストリップの幕間コント芸人からでたように。梅沢富美男の100人分をはるかに越えるスターや脚本家もでてほしいと願う。
結婚の件については、あらためという話に。
しかし絵描きの若旦那はあんな醜女と一緒になる気はさらさらない。
何とかして断る口実をと知恵を絞る。
そして死期近い労咳の病(今で云えば肺炎か?)とか、おまけに莫大な借金があるとか、恐ろしい借金取りに追われているとかと色々嘘をついて、娘を村に追い返そうと悪知恵をめぐらす。
* 醜女であるということが分かって芝居が進行するが、余り落差がないので笑いの幅は狭くなるが情を込めた人情ものとしてみたら見応え充分。
断る算段をして待つ若旦那の家におちょこと兄が尋ねてくる。
若旦那は労咳・盗人の末裔・金貸など悪知恵を絞った策をつかい、おちょこに断念させようとする。純粋一途なおちょこ。
切々と親の思いを語るおちょこと兄。
芝居は山場へと‥
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* いろんな劇団でこの芝居をみると劇団の個性がよくでるので楽しめる。
* 実に迫力ある芝居、決まる芝居、さすがだ。隙がない。
芝居の醍醐味を感じる劇団だ。
* 里見要次郞座長に入門し、若葉しげる座長からも芝居を学ぶ本格派の座長、それが要正大だ。人情喜劇は泣かしてなんぼなのだ。!
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☆ 舞台口上 要正大座長
・初・「おちょこ」を演じましたと座長
・前売り券&グッズ販売
■ 舞踊ショー
* お客様を徹底して楽しませる座長・要正大❗
芸道魂を燃やし尽くす舞台。
【画像】
芝居もショーも緻密な演出と完成度は最高・紀州屋良五郎