☆ 見てもろておおきに〜まいどおなじみの観劇メモでおます
〇梅南座スケジュール
3月 劇団王座 澤村玄武
4月 劇団春駒 総座長・春駒
座長・遙 座長・二代目美波大吉
〇演友会所属の劇団
〇 陸続と続くゲストオンパレード(別掲)
〇大入り状況‥‥なって欲しい!
〇10カ月ぶりの大阪公演
〇総座長は不在。
☆お客様に男性の割合が多いのは芝居の内容が濃いからだろう
☆メンバー
座長 総座長おおみ悠
座長 おおみ達磨
花形 水希咲哉
おおみ美梨
おおみ龍炎
マスコットひなちゃん
大川まち子
おおみ愛里
責任者 近江剣太郎
他
☆顔見せミニショー(26分)
・絵が決まる舞踊
・花形の舞踊終わりのリアクションに病みつきになる
・ひと味もふた味も違う舞姿
・ラスト 一本締め
☆狂言「吉五郎懺悔」(60分)
【あらすじは簡略】
配役
おおみ美梨‥吉五郎の弟・清太郎
主演 おおみ達磨‥木鼠の吉五郎
おおみ龍炎‥役人子分
大川まち子‥清太郎の母で茶店の老婆
近江剣太郎‥役人親方
ほか
【あらすじ】
木鼠の吉五郎は母を訪ねてこの地にやってきた。茶店で一休み。どう見ても土地の人じゃないみたいだ。
*細かいアドリブが冴える座長と大川まち子だ。おおみ美梨さんの清太郎がよかった!
茶店の女主人と話を交わしていくうちに、双方とも振袖火事で親、もしくは息子と離れ離れになっていたと察しがつく。
*身の上話する老婆がうまいし、その掛け合いの母子の情が何とも言えない。
母親に会えたことを次第に確信する吉五郎。
ひと時でいい、同じ境遇のあっしたち二人、親子になりませんかと切り出す。
親子の名乗りはできない。それが唯一吉五郎の思いだった。種違いの弟・清太郎は役人をやっている。ならば弟に捕まろう決心をする。
街で弟にあった。俺の顔に見覚えはないか。お前みたいなやつ知らないよ。人相書きをよく見ろ。あっお前は、木鼠吉五郎。
*竹田の子守唄が流れる
御用だと言って出したのは草履。十手を持って来いと一喝して、帰した。そこへ弟の上役の役人が。お前を捕まえないといけない。あんたに捕まるわけはいかない。
双方とも思いは同じ。出来損ないの弟に手柄を立てさせるためだった。そうとは知らず持ってる匕首で役人を殺してしまう。
川端でいまわの際に親方が清太郎に親父を超えるいい役人になれと言い残す。
そこにいない母親に自分の今の境遇を謝る吉五郎。それを弟清太郎が見ていた。あんちゃんだろ。いつもおっ母さんが言っていた。
いいから捕まえろ。嫌だ。今なら逃げられる兄さん。俺はお前に縄目をかけられたいんだ。そうこうしているうちに捕り方に囲まれた。泣く泣く縄目をかけることに。
騒ぎに出てきた母親。そこに縄目にかかった吉五が現れる。この人はそんなに悪い人じゃないと水を1杯と差し向ける母親。
弟に引き立てられる吉五郎。母親が息子かと気づき近づこうとするが、弟に制止される。
母親を探しながら悪事を重ね、親子名乗りができずに親子のふりをするという泣ける芝居。
最後に水をやる母親に礼を言う吉五郎。その風情に親子と気づいた時には、捕縛され死罪は免れない息子との今生の別れ。涙なくしては見れない芝居なのだ。
■舞台口上 おおみ達磨座長
・前売り券&グッズ販売
・演目紹介(別掲)
■ 舞踊ショー(60分)
・小泊港からスタート
・名女優、大川まち子の舞
指先まで舞心
・ラスト 〜甲賀忍法帖〜
【画像】
おおみの波、なにわに広がれ大入りの山を・紀州屋良五郎