紀州屋良五郎の大衆演劇・上方芸能 通信

大衆演劇については全国の劇場や公演場所に出かけ、その地での公演の所感・演出効果・劇団の印象を綴ります。さらに大道芸や上方落語、講談、音頭、漫才、見世物、大道芸、放浪芸、映画評についても思いつくままに書き留めてまいります。 末永くのおつきあいをよろしくお願いいたします。

▩ 座KANSAI オーエス劇場 2022/07/03

☆ 見てもろておおきに〜まいどおなじみの観劇メモでおます

☆ 11 19日、 25日が休演日

☆ 新体制で出発する劇団

☆ 久しぶりの座KANSAI

 

☆ オーエス劇場スケジュール

8 鳳凰

 

劇団 KANSAIスケジュール

8 掛川蓬莱座

 

 

メンバー

総座長  金沢じゅん

座長  金沢つよし (責任者)

副座長  金沢かずま

若座長 金沢ひろし

花形 金沢ごう

金沢まさと

後見  金沢りゅうた

 

顔見せミニショー

*全力奮闘の顔見世ショー

東京だよおっかさん

メンバーが次々と登場

 

 

芝居「闇行く三度笠」

 

【あらすじ】

 

ある日、仏一家の若親分吉五郎が、美人姉妹がやってる茶店を訪れる。妹のおみよと一緒にならせてくれと頼み快諾を得る。さっそくいちゃつく二人。

 

そこへ、通りかかった旅人。落ちぶれた姿だ。今日は祭りで忙しそうだ。冷やでいっぱいと頼む。

 

その顔から小金井小次郎親分とわかる。じつはこの姉妹と亡き親父・藤兵衛は命を助けてもらった恩人だった。

 

たっての願いで、この茶店で一夜の宿をとることになった。

 

そこに現れた親分とその子分。その親分はこの茶店の娘に惚れていた。ちょいと話があるからと子分は向こうにいってろと遠ざける。酒を頼んだ親分、ついでくれと云う。

 

好きな女ができた。俺が惚れた女とは姉娘のお前だと告白するも云うことをきかない。力ずくでもものにすると云って聞かない。

 

それを割って入ったのが若親分吉五郎。それなら、先代に貸した50両を返せと難題。挙げ句の果てに額まで割られてしまう。

 

何をすると憤るのだったが、借金のことを言われ黙るしかない。そこへ、茶店の奥にいた、一人の百姓が助け舟をだす。名は茂吉と名乗る。

 

ドスは収め、どうか素手の殴り合いで決着をつけてくれないでしょうかと云うことで二人はプロレスのような試合をはじめる。

 

なかなか、決着がつかない。そこへ、ドメイクの用心棒まで加勢するもそそくさと退散する。

 

*ラフな芝居が展開される‥まぁコメディやね

ギャグも飛ばすも、笑いは滑る。

 

やがて話はピリッと締まり、百姓姿の男は頭巾をとれば小金井小次郎。この小次郎が若親分を守る。だが泣きどころは鳥目の病。

 

それを知った男、亡き者にしようと挑みかかる。さて、弱点を知ったら勝てると用心棒、あっしに任せておくんなせぇと啖呵を切ってみせる。

 

しかし、娘が明かりを消しせば真の闇、闇なら

勝負はついたも同じと小次郎、激しい斬りあいの果て決着をつけ幕となる。

 

 

☆ 口上挨拶   座長 金沢つよし  金沢かずま  ほか

・新体制になり、今はいろいろ手探りしながら作っていきたい

・うちの劇団はこころの触れ合いを一番に現在までやってきた。

・前売り券&グッズ販売

 

 

☆ 舞踊ショー

ラスト舞踊 PRANA

 

【画像】

顔見世ショーから全力奮闘の座KANSAI紀州屋良五郎